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わたしたちが作っているのは、プロダクトの先にあるユーザーの体験と感動【フラー、ディレクター座談会】

「デジタル領域全般で頼られる存在」としてお客さまに寄り添い、課題解決や事業成長に貢献する『デジタルパートナー事業』を展開するフラーには、エンジニア、デザイナーはもちろん、チームの行き先を示してくれる頼れるディレクター陣がいます。

そこで今回は、ディレクターたちにフラーの『ディレクター職の業務内容』『フラーのディレクターの強み弱み』『職場環境の特色』などについて、率直に語ってもらいました。

簡単な自己紹介

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
皆さん今日はよろしくお願いします。
まず、最初にわたしの自己紹介から。現在、ゲーム事業を営むお客さまのプロジェクトを担当しています。その他、マネージャーとして鉄道事業や街づくり事業を営むお客さまのプロジェクトに参画。また、過去には幼児を対象とした動画視聴アプリや、地方の公共交通機関の公式サイトの制作、それからリユース事業を営むお客さまの新規サービスの立ち上げにも携わりました。

プライベートでは、子どもが生まれたばかりで、とにかく母親をがんばっています!

大藤(ディレクター歴9年):
よろしくお願いします。
僕は現在、リユース業を展開するお客さまのプロジェクトと、観光促進を目的とした、県のDXプロジェクトが担当です。

双子の子供が3歳になって遊びたい盛りなので、土日は家族と一緒にいろいろなことをして過ごすことが多いです。なので今の趣味は、子供と遊ぶことですね。

服部(ディレクター歴2年):
よろしくお願いします!
フラーでは大学の公式アプリ開発を皮切りに、現在は鉄道事業や街づくり事業を営むお客さまのプロジェクトを担当しています。

趣味は、アウトドアブランドを展開するお客さまのプロジェクトにフラーが関わったことをきっかけにハマったキャンプです。

フラーのディレクターの業務と、その強み

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
フラーのディレクター陣が所属するカスタマーサクセスチームは、お客さまへの最初の提案から、開発の進捗管理や次の開発要件の定義、プロダクトリリース後の数値計測やプロモーションなども含めて、スコープとしてはすべて担当します。
なので、ディレクター業務の中で、いわゆる「プランナー」と「プロジェクトマネージャー」に分かれるようなことはありません。

そんなフラーのディレクター職について、他の会社と比べて良いところ、強みだなと言えるのはどんなところだと思います?

服部(ディレクター歴2年):
企画などの最上流からプロジェクトに入れて、開発からグロースまでしっかりディレクターとして責任を持って担当できるというのは大きな強みかなと。上流の企画からお客さまのプロジェクトをお手伝いする会社はもちろん他にもありますが、往々にして開発は別会社だったりしますからね。
そこが、フラーの場合は企画・デザインから開発、そしてその先の分析やプロモーションなど、リリース後のグロースのお手伝いまで一貫して関われるため、他の会社と比較した際の強みだなと思っています。

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
たしかに、そこはありがたいですよね。

大藤(ディレクター歴9年):
ですね。また、会社の規模や文化的に、フラーは一体感があるなと。だから決定にスピード感もあるし、新しい技術もどんどん業務に取り入れていく強みがあります。たとえば、フラーで活用しているFigmaとかJiraとかって、良いなと思っていてもなかなか取り入れられない会社もありますから。

それから、他の会社ではあまりなかったポイントを他にも挙げると、上流からデザイナーが入ることは特徴的ですね。プロジェクトにもよりますが、業界的には僕たちのようなディレクションやプランニングをする人間が設計・ワイヤーフレームを作って提案するケースって、めずらしくないと思います。
そこが、フラーでは、UI/UXデザイナーが最上流から一緒に入ってくれるので、心強いですね。
また、社長副社長がともに現役のデザイナーで、その二人ともまだまだ若くてフットワークが軽く柔軟な感性を持っているというのも、フラーの大きな強みとして考えられると思います。

服部(ディレクター歴2年):
社長副社長というトップの二人がデザイナーで、だから最上流からデザイナーがアサインする重要性をわかっている、というのは、ディレクターとしてはすごくありがたいですよね。「いや、デザイナーは別に企画にはいらなくない?」みたいな話には、まずならないので。

企画段階からデザイナーが入る一番のメリットは、「目に見える形」で議論を進めることができることだと思っています。お客さまとディレクターのみで議論していると、どうしても抽象度の高さやワイヤーフレームレベルでイメージが掴みきれないことも発生します。もちろん、最初は抽象度の高いレイヤーでの議論が必要ではあるのですが、ある程度話が進んだ早い段階で目に見える形にデザインで落とし込むことで、より具体的な議論ができ、スピード感を持って進めることができると思っています。

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
他の点を私から挙げるなら、一つ目は、プロダクトのグロースに深く関わることができること。わたしたちは、お客様と一緒に夢を描き、二人三脚でプロダクトに落とし込み、苦楽をともにしてプロダクトの成長を喜ぶことができます。いつでもお客様の夢の一番の応援隊でいられるよう、フラーのメンバーはお客様のファンでいることをとても大事にしています。
それから二つ目、業務において、わたしたちが作ってるのはプロダクトではなくユーザー体験であり、ユーザーの感動そのものである——という実感を強く得られること。単に何かのパーツを作っているのではなく、エンドユーザーの体験を作っている。そういうことを感じられる仕事ができるって、素晴らしいことだと思います。

そして三つ目、フラーで働いていて感じることは、生きるお金を稼ぐためという意味合いでの“仕事感”が、個人的にはあまりないなと感じます。会社に対して、お金をもらう場所だという認識があんまりないというか。

もちろんお金はもらうのですが、「ここでお金をもらうために働いている、明日を生きるために出社している」という意識より、「プロダクトチームのメンバーのため、彼らと一緒に良いものを創るため、お客さまやその先にいらっしゃるエンドユーザーに良い体験を届けるため」という気持ちで、私は仕事をしています。

そういう気持ちが芽生える会社であることがすごく良いことで、お金ではない会社の魅力かなと。例えば、良い仲間による感情的な報酬があるから衝き動かされている感じがします。

フラーディレクターチームの弱点

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
逆に、まだ改善の余地がある、弱みだと言えるところはどこですかね?
……企画時からリリース後まで仕事が多岐にわたるところでしょうか(笑) あと、プロジェクトにおけるステークホルダーが多いので、どうしてもディレクターとしては枚数の多い板挟みになることは多々ありますね。

大藤(ディレクター歴9年):
そうですね、それはありますね。
それから、僕も含めたフラーのディレクターが、『ディレクター』というロールにおける基礎レベルが均質的に高いとは、まだ言い切れない部分もあるかなと感じています。

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
おっしゃる通りですね。
原因としては、教育に力が割けてないんですよね。育てるノウハウが確立していないし、ナレッジの共有もまだまだ充実してないです。
私は、同じディレクターの皆はすごく頼りになると感じているのですが、頼りになるがゆえに、仕事の属人性が高くなりすぎているとも思います。

ディレクターの育成の難易度が高いと感じる原因は、教科書的に学べることが圧倒的に少ない点にあります。つまるところ、経験から蓄積された自分なりの課題方法を編み出していく必要があるため、習うより慣れよという形になってしまうんです。経験と結果こそが、私たちの最大の武器になります。

服部(ディレクター歴2年):
それはありますね。だからもう、「現場に出て学ぶんや!」みたいな感じで育った実感があります(笑)

大藤(ディレクター歴9年):
肌で感じるしかないものはあるよね。

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
フラーのディレクター職では、新しい方が入ってきてくださった場合、まず最初に新しい方がメインディレクターとしてプロダクトに入り、サポートとして案件の知見があるディレクターが配属されます。

一般的には逆で、まずは他のメンバーが主担当のプロジェクトに入って、サブをこなしながら慣れていく場合が多いかなと思うのですが、フラーでは仕事を覚える速度感などを考えて、そういう形になっています。

ただ、これは向き不向きがあります。なので本来は、個人に最適化した形でロードマップを敷くべきで、体制を整えているところです。

働き方について

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
働き方についてはいかがですか?

大藤(ディレクター歴9年):
オフィスへの出社とリモートワークとの棲み分けは、会社としてすごくできている印象ですね。会って顔を見て話したいと思えば出社できるし、天気が悪かったり、家族の都合があったりすれば気軽にリモートワークができます。

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
子育て中には特に助かりますよね。

私は、子供が生まれて10ヶ月くらいの時に職場へフルタイム勤務で戻りました。ただこれは、家が近くて預けやすい環境にあったのが大きいです。
今も、仕事と子育ての両立を目指して試行錯誤しています。

職種柄、動くのがやっぱりお客様合わせになるので、フレックスタイムはそこまで活用できていないかもですが、リモートワークはすごく助かっています。状況を見て働けるときに働けるのは、フラーにとっても個人にとっても良いことだなと思います。

服部(ディレクター歴2年):
他に仕事以外のことを言うと、フラーはプロジェクトや職種が違くても、いろいろな人と仲良くなれるなと。いい意味でメンバー間の距離が近いので、たとえば、僕の場合休日に会社の同僚・先輩方とキャンプやそのための買い物に行ったり。
友達とは少し違うかもだけど、友達に近いような感覚です。

大藤(ディレクター歴9年):
あれ! 買い物に呼んでくれたことあったっけ……

服部(ディレクター歴2年):
キャンプ用品の買い物行かないでしょ大藤さん!

転職をお考えの方々へのメッセージ

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
最後に、転職をお考えの方々に向けて、「フラーにはこんな人が向いている」や「ぜひこんな人に来てほしい」というメッセージをお願いします。

大藤(ディレクター歴9年):
まず、コミュニケーションが好きな人に来てほしいですね。

それから、ワークライフバランスをよくしたいなとお考えの人。もちろん都内在住の方や都心のオフィスへ時間をかけて通勤することを否定するわけじゃないですが、フラーのような都心より少し長閑な場所にオフィスのある会社に入って、その近くに住み始めると、ワークライフバランスがかなり良くなります。

※編集注
柏の葉オフィスは、最寄駅「つくばエクスプレス・柏の葉キャンパス」の目の前。この柏の葉地区や隣駅「流山おおたかの森」付近は自然豊かで、近年は子育て世帯に優しい街づくりに力を入れている。オフィスから徒歩圏内に居住する場合は近距離手当を支給しており(2021年9月現在)、フラーへの就職を機に引っ越すメンバーも多い。

そして、新たにルールや組織を作っていきたい人。会社にルールは付き物ですが、フラーはまだまだそういったことを整備するフェーズなので楽しんでもらえると思いますし、フラーなら、ただガチガチなだけでない新しくユニークなルール・働き方を目指せる経営陣・仲間・環境が揃っています。絶賛募集中です。

服部(ディレクター歴2年):
フラーのディレクターはキャリアのある方が多く、平均年齢も会社の中では高めです。20代半ばのディレクターは自分しかいません。
ですが、個人的には、ちょっと同年代欲しいなあと。ディレクターの経験はなくとも、新しいことを学び続ける意欲、一定のコミュニケーション能力、そしてデジタルの領域への強い興味がある……なんて人に来ていただけたら、すごく嬉しいです。

僕はフラーで、年齢を考えたら他の場所では経験できないような大きな会社さんとの仕事を、大きな裁量権を持って担当できています。そういう意味で、自己成長の場としてもとても良いと思うので、若い方の応募を心よりお待ちしております!

林(CSグループマネージャー、ディレクター歴8年):
お二人ともありがとうございます。最後に私から。
まず、自走できる人がありがたいです。たとえば、困ったときには自分から助けを求められるとか。
ディレクターは、同じディレクターの仲間の仕事を細かくチェックする機会がなかなかないので、困っていても周りが気づけないときがあります。なので、困ったときに自分から助けを求められることは大事かなと。もちろん、フラーの皆は求められたら絶対助けるので!

また、仲間やクライアントと、良い関係値を築いて仕事をすることが幸せだと思う人は、フラーが合うと思います。会社にそういうことを求めないのであれば、フラーでなくても良いのかなとも思うのですが、もし良好な人間関係に幸せを感じる方であれば、フラーはきっとご満足いただけるかなと。

そして、これは私自身が大事にしていることでもあるのですが、批判や否定ではなく、提案ができる人が良いなと思います。悪いことを見つけるのは簡単なんですが、どうしたらそれを解決できるのかを考えて、提案として伝えることができたら、チームのメンバーともお客さまとも、きっと良い関係を築けていけると思います。
私自身、そういう人になりたいなと思いながら仕事に励んでいます。

フラーでは、新メンバーを随時お迎え中。ご興味お持ちいただけましたら、こちら↓の採用ピッチ資料もぜひご覧ください。

採用ページ↓もぜひ覗いてみてください!

採用について | フラー株式会社
フラーは『世界一、ヒトを惹きつける会社を創る。』というユメに挑戦し続け、アプリとデータをテーマに事業を展開するIT企業です。柏の葉キャンパスと新潟に拠点があります。
https://www.fuller-inc.com/career/recruit

(インタビュー:松岡・坂詰、文章:平山、写真:島・安岡)

なおこの記事は、フラー公式note「フラーのデジタルノート」に掲載中の記事を転載したものです。

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