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『生活の質の向上』と『エンジニアとしてのキャリア形成』は同時に実現可能。フラー新潟支社で働くAndroidアプリエンジニアに地方勤務のリアルを聞いた。

満員電車での長時間通勤、高額な家賃……なんてストレスのある都内から離れ、地方でより豊かに暮らしたい。でも、キャリアのことを考えると地方転職への不安は拭えない。

そんな風に、『生活の質向上』と『キャリア形成』を天秤にかけ、今後の人生プランについて頭を悩ませる。それは、多くのビジネスパーソンが一度は経験することではないでしょうか。

フラー新潟支社に在籍するスマホビジネス共創事業部 Androidエンジニアの氏川さんは、新潟県内の大学を卒業後、都内の大手IT企業に就職。Androidエンジニアとしてのキャリアを順調に積みながらも、都内に住み続けるイメージが湧かず、フラー新潟支社への転職を決めました。

地方移住・リモートワークなど多様な働き方を受け入れるスタイルは社会全体に浸透しつつありますが、理想と現実のギャップに戸惑う方も少なくないでしょう。そこで、フラー入社5ヶ月の氏川さんに、地方勤務のリアルな実態をお聞きしました!


氏川 博光(うじかわ ひろみつ)
プロフィール:1989年北海道生まれ。2014年に株式会社レコチョクに新卒入社し、キャリア向け音楽サービスのPM兼エンジニアを担当。2017年5月にGMOペパボ株式会社のハンドメイドサービス「minne」のAndroidアプリエンジニアとして中途入社し、1年半、機能開発・運用・保守を行った。2018年11月にフラーに入社。新潟支社でAndroidアプリエンジニアとして新規開発、既存アプリの運用・保守など複数案件を担当。

ーーフラーではどんなお仕事をしていますか?

モバイルアプリのAndroidエンジニアとして、新規サービス開発、既存サービスの運用保守を行なっています。

新規開発を担当したサービスはまだローンチしておらず、詳細はお話できませんが、フラーに入社するまで新規サービスを開発したことがなかったので、やりがいを強く感じています。

また、共創事業部ではお客様からご依頼を受けてサービスを開発しているため、当然、エンジニアであってもクライアントワークが発生します。

これまで自社サービスの運用しか経験がなかった私にとって、お客様との打ち合わせや折衝というのは新鮮な業務です。意外と自分の性に合っているなとも感じています。

ーーフラーに入社して半年、率直なご感想は?

ベンチャーですので、人が足りていないという印象が初めはありました。その分、足りない部分を埋めようと、それぞれのメンバーが努力している姿勢が好印象です。役割にとらわれず、みんながプロダクトをよりよくするために動いているので、互いのベクトルが揃っている一種の心地よさがあります。

また、フラーは新潟県内に居を構えるお客様とのサービス開発も行っています。地方であっても質の高いサービスを生み出したい……そんなカルチャーが根付いており、実績も出している点に惹かれています。実例を挙げると、長岡花火公式アプリやスノーピーク公式アプリ、佐渡汽船公式ウェブサイトがそれに当たります。

私は、北海道出身ということもあり、フラーに転職する前から地方のモバイルアプリのサービスに目を配ってきました。正直、質の良いアプリを地方の企業が外部企業と連携して開発し、サービスを運営するというのは、難易度が高いと言わざるを得ないでしょう。都内に比べ、地方にはアプリ開発知見の豊富にあるIT企業が少ないですから。

でも、フラーはその固定観念を打ち破ってくれました。嬉しく思いましたし、ここまで地方のITのことを考えている会社があるのかと驚きもしました。

ーー初の地方勤務はいかがですか?

エンジニア界隈はリモートワークのワークスタイルが確立され始めています。それはフラーでも同じです。新潟支社に在籍していても、リモートワークを行うことで都内大手のお客様のーーそれこそ、どなたでも知っているような企業様の案件を担当させていただけています。地方に行ったからと諦めることなく、エンジニアとしてのキャリアを伸ばすことができているんです。

また、地方勤務ならではの楽しさも感じています。その一つが学生向けにアプリ開発授業を行うという取り組みです。フラーは長岡工業高等専門学校(長岡高専)と包括的連携協定を締結しています。この協定の一環として通年でアプリ開発の授業を行っており、週に1回、フラー新潟支社のエンジニアが長岡高専を訪問。講師を務めています。

この取り組みは、地方をITで活性化したいというフラーの地方創生の想いがあるからこそ実現していて、私個人としてもすごく良いものだと思っています。
実は私は、旭川高専の出身で、昔は彼らと同じ高専生でした。だから現役の子たちに対して講義をさせていただくことは、モチベーションの大きな向上に繋がります。ただ、残念ながら昨年度は案件が忙しく講師としてあまり参加できなかったので、今年度こそはたくさんコミットしたいです。

他にも、長岡花火公式アプリなど、地方イベントを盛り上げるサービスの開発に取り組んでいるところもフラーの好きなところです。

まとめると、都内勤務と地方勤務の良いとこどりキャリアを送れているといった感じで、現状にはすごく満足しています。

ーー新潟支社の技術レベルは都内IT企業と比較してどのように感じましたか?

フラーは、創業当時からグローバル化を視野に入れ技術の研鑽を積んでいる会社です。都内大手IT企業と比較しても、遜色のない水準にあると言えるでしょう。

そして、フラー本社と新潟支社のエンジニアの間には、上下関係も技術レベルの差もありません。つまり、新潟支社も本社同様、都内大手IT企業の向こうを張れるレベルだ……そう私は思っています。

ーー入社して5ヶ月あまりですが、技術的な成長は感じていますか? そうであれば、その要因はどのようなところにあると思いますか?

成長は強く感じています。要因は2点あります。

1点目は、新規サービスを開発する経験を積めていることです。フラーに入るまで自社サービスの開発しか経験がなかった私にとって、お客様と一緒に新しいサービスを一から作るというのは、勉強になることばかりです。

2点目は、通常はリードエンジニアが行うであろう判断を私自身がこなしながら開発を行っている点です。これまではリードエンジニアがいて、開発方針を仰いでプログラムを書いていましたが、今は自分で細かい判断を下しながら開発に取り組んでいます。

それにより、判断力も責任感も大きく強くなったと思います。

ーー地方勤務の課題を感じることはありますか?

もちろんあります。

まず、リモートワークの仕組み。進歩しているとはいえ、やはり同じオフィスで一緒に働く環境と比較すると、メンバー同士の作業進捗の確認などは遅れてしまいます。デスクの隣同士で働いていれば簡単なことが、なかなかできなかったりしますから。改善点はまだまだあるでしょう。

また、地方にはエンジニアの勉強会・イベントが少ないことも課題として挙げられます。

ーー課題に対して何か改善策は取られていますか?

リモートワークの欠点については、基本的には、SlackやZoomを活用してコミュニケーションの円滑化を図り、補おうとしています。

つい先日には、本社と新潟支社を常時接続するオンラインモニターを設置しました。モニターを設置しただけといえばそうなのですが、お互いの作業風景が常に目に入るというのは、距離による壁を不思議と低くしてくれた気がします。

また、イベントの参加機会を確保するという点では、上長が認めてくれたものに関しては出張扱いで参加させていただく制度があります。これを活用しながら、最新情報のキャッチアップに努めたいと考えています。

ーー新潟に引っ越されてから、ご家族で過ごす時間は増えましたか?

都内で勤務していた時は往復2時間の電車通勤でしたが、新潟では往復30分の自転車通勤になりました。時間そのものが圧倒的に短くなった上、精神的な負担もほぼゼロです。とても満足しています。当然、家族と過ごせる時間は増えました。

ただ、プロジェクトの納品前などの繁忙期は退社時刻が遅くなり、娘の就寝後に自宅に帰る日がしばしばあります。そうしたらなんと、一時期は娘に相手をされなくなってしまったことが……。すごく悲しい想いをしました……。もちろん、娘との関係はすぐに元に戻りましたよ!

平日の日中に家族と触れ合う時間を作ろうと工夫もしています。週に1回、家族に職場近くまで来てもらって、一緒にランチを取るようにしているんです。妻の息抜きのために子供はオフィス近くの子育て支援センターに預けて、二人きりで食事します。妻は将来仕事がしたいと希望しているので、子供が施設に慣れる練習も兼ねています。

ーー最後にメッセージをいただきたいです!

フラーの魅力は、魅力を押し付けないところにあると思っています。

表現が難しいのですが、会社と社員はあくまでフラットの立場にあって、「よければやってみますか?」というのがフラーのスタイルなのかなと。だから、自分のやりたいことと方向性が一致しているのであれば、フラーはすごく働きやすくて良い会社だと思います。

また、新潟支社で働いて5ヶ月ですが、フラーほど地方のことを考えている会社はないと感じています。私自身ももっと地方に貢献する働き方をしたいと考えていて、それが今後の目標です!

今回は、スマホビジネス共創事業本部で新潟支社に勤めるAndroidエンジニアの氏川さんにお話を伺いました。フラー新潟支社で働くエンジニアの「リアル」はいかがでしたか?

エンジニアとしてフラーにコミットしながらも、ご家族を大切に想い日々の生活を過ごされている氏川さん。地方勤務をご検討されている方に、ぜひご参考にしていただければと思います。

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