毎週水曜に開催している会社説明会には、毎回10名ほどの方が参加しています。
今回、説明会に参加されたライターの山崎 貴大さんに、説明会の様子を記事にしていただきましたので、ここでご紹介します!
興味を持った方は、説明会募集記事より、お気軽にご応募ください!
「自分が思い描いたことを実現するためには、何が必要か。」
あなたは、この問いになんと答えますか?
学歴か…経験か…はたまた人脈か…。
Freewilが毎週開催している会社説明会に参加してみると、そのような問いと向き合う同社代表と説明参加者の姿がありました。
自分自身や社会、あるいは「幸せ」といった概念に改めて立ち返るような機会となる就活、転職活動中の方々には、ぜひご一読いただきたいと思います。
↓ 株式会社Freewill 会社説明会レポート ↓
誰かに仕えるように仕事をして欲しくない。
説明会参加者の男女割合は半々程度で、なかには外国籍をお持ちの方も。主催している人事担当によれば普段は10名ほどが駆けつける人気の説明会で、毎週のように開催をしているのだと言います。
この説明会の醍醐味は、これまでに世界を渡り歩き、現在は日本を拠点に世界と未来を見据えた持続可能なビジネス展開を目指すFreewillのCEO・Asabaから直接話をうかがえること。
シンプルなAsabaの問いかけから会は始まりました。
Asaba:今日はありがとうございます。細かいところは興味があれば面接で聞いてもらえればと思うので、今日は、会社の特徴やこだわりを伝えられればと思ってます。
できれば、お互いに対話をしながら進めていきたいので、はじめにみなさんにお聞きします。
自分のキャリアをどう考えてますか?会社に求めるものは何ですか?
Asabaの隣にいた参加者から順に答えていきます。
参加者A:企業年金、退職金…。
参加者B:成長できる環境、風通しがいい環境。
参加者C:途上国に貢献できるような機会が欲しいです。
参加者D:挑戦できる環境を求めます。ゆくゆくは、子会社を作りたい。
参加者E:魅力的な人と働きたいですね。
面白いくらいに、異なるそれぞれの価値観が表れました。堅実さが感じられる答えもあれば、野心、成長意欲が溢れるような答えもある。
Asaba:ありがとうございます。いろんな意見がありますね。
風通しいい環境…。うちはみなさんが想像できないくらい風通しがいい環境だと思いますね。外国籍を持つ社員が多く、海外を知る社員が8割以上ということや僕らが目指す世界観、それを具体化した制度など、いろんなものがうちの雰囲気を作り上げています。
あとは…退職金…。正直、僕はそういった制度は好きじゃないな。というのも、半永久的に働くことが前提の制度を使うよりも、会社に縛られずに自立して働けるような人材を目指した方がいいんじゃないかなというのが僕の意見。
さらに言うと、僕だったら退職金をもらえる未来を見据えて働くよりも、今自分がマーケットからどのような評価を受けていて、その評価や価値が適切に給与に反映されているかの方が気になるな。
でも、もしもうちの社員が退職金制度を必要とするならばもちろん作れますよ。自分たちの意思で声を上げ、会社に提案すれば、いつでも新しい制度を作れるような環境ですから。
一見すると、参加者の答えに対してあまりに冷静なリアクションのように見えるかもしれない。しかし、ここにこそFreewilという会社とAsabaという経営者が抱える情熱が感じられる場面だ。
同社にとっての仕事は、誰かに仕えることではないのです。
Asaba:僕自身と社員に対して、常に問いかけている言葉があります。
「何のために生きているのか?」
使命という言葉がありますが、僕らは生きている間、自身の命を使っているわけですよね。僕も、社員も。
そう考えると、経営者としては「社員には株主のために働くのではなく、自分のために働いて欲しい」と思っているんです。
ただ、自分のために生きるということはそう簡単なことではなく、そのような生き方を実現するために知っておかなければならないことがある。
世界を知り、テーマを持ち、自分を生きよう。
自分のために生きるために知っておかなければならないこととは、どのようなことなのだろうか。
Asaba:まず、世界で今どのようなことが起きているか知ってる?
香港の主婦層のうち、どれくらいの人がNISAをやってるか。中国で話題になっている「トラストスコア」というのはどのようなものなのか。
誤解や批判を恐れずにはっきりというと、こういうことを知らないよね。ここにいるみんなの大半も、多くの日本人も。
こういうことを知らない人は「テーマ」を持てないでしょ。関心や問題意識がなければ、なんのために生きるのか=テーマやそこにまつわるアイディアが生まれてこないじゃない。
生きる目的や使命感を持っていて、そのために生きている人ような人というのは、その人なりのテーマがあって、いっつもそれについて考えてる。そして、ヒューレット・パッカードの社長も言うように、そのテーマに沿って思いついたビジネスを300万円・3ヶ月・3人で実現していくんだよ。
日本人が、この場にいる参加者が、どれだけ世界基準、グローバルスタンダードから外れて生きているかを思い知らされた。
Asaba:じゃあ、もしそのテーマを見つけることができたら、自分が思い描いたことを成すためには何が必要だと思う?
参加者D:経験です。
Asaba:なるほど。でも、アップルを立ち上げる時、ジョブズに経験はあったかな?
参加者D:……。まだその時はなかったと思います。
Asaba:僕もそう思う。まだやったことはなかったけど、挑戦して、あれだけのことを実現したわけだよね。そのようなジョブズの姿も見つつ、これまで長い間「自分の思い描いたことを成すためには何が必要か」と考え続けてきたんだけど、その結果行き着いた答えが2つある。
1つは英語。2つ目がIT。
これらはどちらも世界のスタンダードであり、これらが世界のルールに強く紐付いているのであればそれを知らなければ何も実現できないと思うんだ。
だから、僕らはそれらをコアな軸に置いてビジネスをしている。
話題がAsabaのコアな考え方に近づいてくると、Asaba自身の意思でありFreewilという会社のコアな概念に話が移った。
Asaba:これから先、世界が進んでいって、その先に資源に残されているだろうか。そんなことをよく考えるんです。そうすると、「既存の消費社会のあり方に立ち向かい、新しい資本主義を作らないといけない」という想いに行き着く。
未来のことを考えたとき、ここに一生懸命に立ち向かう会社が必要でしょ。だから、僕らは立ち上がったんです。「僕らで世界を動かそう」と。
溢れる熱量、情熱を乗せ、最後にAsabaから語りかけられた。
Asaba:もしも今回足を運んでくださったみんなの中に共感してくれる方がいれば、ぜひ一緒に働きましょう。
そして、やりたいことがあれば言ってください。
自分にとってのテーマを見つけるきっかけになるような海外研修は入社間もないことから参加できますし、テーマが見つかれば3ヶ月に1度、100人以上の社員の前でプレゼンをしてアイディアを実現できるようなチャンスがあります。信用してもらえるような人材になって、そのようなチャンスを掴んでいってください。
僕らが見ているグローバルサービスの市場は、地球全体を、世界のユーザーをその手に感じられる面白い世界ですよ。
最後に
同社・代表を務めるAsabaのグローバルな感覚。フラットな組織風土。そのような同社のコアな部分が垣間見えた機会であったと同時に、参加者自身に変化が起こるようなインパクトを持つ場になったのではないでしょうか。
なかでも、今世界で起きている様々な出来事とその背景についての話、現在展開している事業内容の根幹に触れる世界のスタンダードに関わる話に目を丸くして聞き入る参加者の様子が印象的でした。
「香港では…中国では…世界では、どのようなことを背景に、何が起きているのか…。そのような世界を舞台に生きるということは、何を求められているのか…。」
日本で生活していると当事者意識を持って臨むことが難しいテーマかもしれませんが、これまでの世界での経験と今後を見据えた強いビジョンを持つAsabaだからこそ語ることができる内容だったと言えます。
たとえ、今回の参加者がFreewilの採用面接に進むことがなかったとしても、自由意志とテーマを持ち、自らの人生を生きていって欲しいと願っています。
今回のレポートでは、主に代表のAsabaやFreewilという会社が大事にしている考え方に焦点を当てて書かせていただきました。
より具体的な事業内容を知りたい方は、HPへ。