フリークアウトの新卒採用ジョブをつくる時に考えたこと
超地味なインターネット企業のフリークアウトで、新卒向けのサマージョブ、ウインタージョブをつくる時にどういうことを考えていたか、というと、もやもやっと1. 人生最高の生産性を体験する2. 異なる場所で生まれた既存のアイディアを組み合わせて、新しい、実用的でリアリティーのあるアイディア (コンセプト) を作り出す体験をする3. 1, 2 ...
https://storys.jp/story/787
※こちらは2018年9月の記事を再編集したものです
こんにちは!Creativeの秋葉です。
難関とも言われる、フリークアウトの内定直結型インターンプログラム“JOB”をご存知でしょうか?
フリークアウトの“JOB”とは、学生と社員でチームを組み、難易度の高い課題に取り組んでいただく内定直結型インターンプログラム(以下JOB)です。
参加する学生だけでなく、社員を含む参加者全員に高度な知的生産性と思考体力が求められます。
学生扱いは一切しません。経験したことのない強烈な負荷のもと、「人生最高の生産性」を体感する2日間です。
フリークアウトの新卒採用(ビジネス職)は、このJOB経由のみ。メンター社員と難易度の高い課題に取り組んでいただくことで、学生のみなさんとお互いの思考、カルチャーを理解しあえると考えているためです。
今年の「Summer Job」は全2回を予定しています。今回は2018年8/24(金)・8/25(土)に行われた第1回の様子をお伝えします!
今回参加してくれた学生は、数千名のエントリーから選抜された15名。3名1チーム、それぞれに1名ずつメンター社員がつき、参加学生の成長に徹底的に向き合います。
まずはじめにJOBの発案者でもある取締役 佐藤から、デジタルマーケティング産業の歴史や新規事業の考え方についての講義と、ショートワークがありました。参加学生のみなさんに期待することが語られると、それぞれがこれから始まる高負荷のプログラムに緊張とワクワクとした表情を見せていたのが印象的でした。
佐藤がこのJOBを発案する際に考えたことについて過去に記事を投稿しています。
※内容は2012年当時のものです。現在は実施内容をアップデートしていますが、大枠の目的に変更はありません。
オリエンテーションを終えたら、いよいよプログラム開始!
プログラムは1日目に中間課題プレゼン、2日目に最終課題プレゼンと、2段階に分かれた構成になっています。オーディエンスが採点をし、集計によって順位が決まります。
中間課題は「特定産業の産業構造分析を行い、その産業におけるユニークな価値を提供している事業をピックアップせよ」。産業構造に対する理解度や、設定された時間内にわかりやすく伝えるデリバリースキルが求められます。
中間課題プレゼンがはじまりました!
発表後には他チームの参加学生・メンター社員による質問タイム。発表内容に対し「なぜそう言えるのか」など、結論に至るまでの思考をより深掘りするような質問がされます。
そしてメンター社員から、厳しくも、的確なフィードバックが。中でも「解像度」というワードが何度も出ていたのが印象的でした。価値のあるアウトプットを生み出すには、表面的な理解ではなくより論理的で深い理解が必要であるということを、このワード用い表現していました。
中間課題プレゼンお疲れ様でした!いよいよ最終課題のスタートです。
最終課題に取り掛かる前に、各チームのメンター社員から中間課題に対するフィードバックのみでなく、一人一人に対してのフィードバックも行います。
緊張感冷めやらぬまま、すぐに2日目の最終課題プレゼンに向けて議論を再開!
2日目はJOBの恒例、ラジオ体操からはじまりました!
最終課題は「中間課題で見つけた価値を抽象化し、その価値を他産業へ転用する事で生まれる新規事業を提案せよ」。
実際にビジネスとして実現性の高い新規事業を提案するためには、指定産業への深い理解はもちろん、複雑なデジタルマーケティング産業への深い理解が必要になります。中間課題よりも時間があるものの、より高難易度。プレゼン開始時間ギリギリまで思考をこらし、発表に臨みました。
中間課題プレゼンのときと見違えるぐらいの成長が見られます。解像度の高いアウトプットに、格段に上がったデリバリースキル。たった2日間での著しい成長に、メンター社員から驚きの声が上がっていました。
今回の優勝チームはチーム「まわりみち」。
「実現性が高く、実際のプレイヤーが一番使いたいと思える新規事業を提案した」という理由から、見事優勝を勝ち取りました!
慶應義塾大学大学院 荒川さん、京都大学大学院 松尾さん、京都大学大学院 岡本さんのチーム「まわりみち」
優勝おめでとうございます!
無事に最終課題プレゼンが終わり、懇親会!
2日間の過酷なプログラムを終えて、緊張感が解け、やりきったというような表情でした。
今回のJOBに参加した学生のみなさん、本当にお疲れさまでした!
参加学生の声をご紹介します。
産業構造理解する意味、重要性を痛感した。その中でも、「タイミング」が大切で難しいということは新しい学びだった。
また産業構造の移り変わりを時系列で並べ立体的にとらえるという考えも自分にとっては大きな学びだった。時期毎に産業構造を変化させたプレイヤーがいて、その周りの力学関係がかわるところに大きなビジネスチャンスがあるのが面白かった。ソリューション自体(技術など)がもつすごさを語ってしまいがちだが、それがない世界とある世界で何がどう変わるのかを捉える大切さを学んだ。
「なんとなく」や「感覚」を一切排除して、ひたすら事実に基づいて、現実的な地に足をつけた思考を続けることを体験できたことがとても学びになりました。また物事を俯瞰し、分解することの難しさと向き合えたことで成長できたと感じます。
最後のメンター社員のフィードバックで、「人間はわからないことを考え続けることが苦痛だからつい自分のわかること、知っていることに基づいて理解したがるけれど、そうして出したアウトプットに価値はない」という言葉に、今回のJOBの随意が詰まっていると感じました。
高負荷、高難易度。しかし、「圧倒的に自分が変わった」と成長を実感できる、濃厚な2日間になったのではないでしょうか。
「人生最高の生産性」を体感しましょう!
説明会のご案内をお送りするので、少しでも興味のある方はまずはエントリーしてくださいね。