真面目で不器用。人一倍時間をかけ、人一倍候補者のことを思うスタイルで活躍中!
華々しいキャリアを誇るタレントぞろいのfor Startups,Inc.で、人一倍真面目で不器用というキャラクターで渋い光を放つ人物がいる。院卒でウィルグループに入社し、後にジョインした岡本麻以だ。好奇心旺盛で書籍を読み漁り、世の中の情勢やスタートアップの最前線の情報をどん欲に吸収した結果、いつの間にか安定してパフォーマンスを上げる人材に。この刺激的な領域で、当事者として関われることに大きなやりがいを感じている。
for Startups,Inc.だからこそ得られる情報と視点。これほどおもしろい仕事はない
「これほど知的好奇心が満たされる仕事、環境はない」と、岡本麻以は目を輝かせる。大学院でスポーツビジネスを学び、院卒でウィルグループに入った変わり種だ。その後、人事異動で、立ち上げ間もないタイミングでfor Startups,Inc.(当時の社名はNET jinzai bank)にやってきた。ビジネス、経営、組織などに関する様々な本を読み漁り、研究し尽くす姿勢は大学院仕込み。ビジネス寄りの人材が多い社内で、キラリと光る岡本の個性だ。投資家や起業家から聞くビジネスの最前線と未来の姿、刻々と変わっていく世界など、for Startups,Inc.だからこそ得られる情報も多い。彼らと、そして候補者と対峙するためには膨大なインプットが欠かせない。岡本は、嬉々としてそれに取り組む。
「最近、読んだ本に、20世紀の終わりに起こった計画経済から市場経済への移行の話が書かれていました。それは今、情報を巡って起こっていることと同じだと感じました。大企業が情報を集約していた時代から、ブロックチェーン技術の台頭で情報が分散化する。計画経済から市場経済への移行時に議論されたサービスや組織のあり方の変革が、また起こるのではないか…。などと考え始めると興味が尽きません」。岡本は興奮気味に話す。
それは、for Startups,Inc.という俯瞰した立ち位置にいるから思い至ることでもある。事業会社にいたら、なかなか知る機会のない世の中の大きな流れを知り、知るだけでなく、新しい事業やチーム、企業を人材という側面から支援することで、その流れに当事者として関与することができる。「それが本当におもしろい」。岡本は言う。
大学スポーツの市場化を研究していた大学時代。ビジネスを知るために就職
岡本がウィルグループを選んだのは、グループにスポーツ関連の人材ビジネスの会社があったからだ。スポーツビジネスを学んだ大学院時代。特にアメリカ留学中に知ったカレッジスポーツの世界に感銘を受けた。一大マーケットとなっているアメリカの大学スポーツ。いつか、日本でも大学スポーツの市場化を実現したいと考えた岡本は、まずはビジネスを経験しようと考え、企業への就職を決意した。そこで出会ったのが株式会社ウィルグループだ。
入社後の配属は、人材派遣のセントメディアだった。入社1年目で、通常のフィービジネスの派遣事業とは違うビジネスモデルでの大口案件の獲得をミッションとする部署に異動となり、見事に単月5000万円の案件獲得に成功。半期のMVPを獲得するなど活躍した。一定の達成感を得て、社内外を含めて次の挑戦の場を考え始めた矢先に、当時のNET jinzai bankから誘いの声がかかった。インターネット領域のビジネスには疎かった岡本だが、志水をはじめとするメンバーと話し、「日本の未来を創る上でおもしろいことをやっている会社」と感じ、ジョインすることに。
だが、自他ともに認める不器用なタイプ。決して、華々しくロケットスタートを切れるタイプではない。最初はもがいた。当時から、様々なタレントを持った人材が集まるfor Startups,Inc.で、岡本は「コツコツと積み上げるしかない」と腹をくくった。土地勘のないインターネット領域で、どこから手をつけたらいいかもわからない。「ならば社内の人に聞くのが早いと思いました。時間を割いて勉強会を開いてもらったり、お客様訪問に同行したりと、時間投資に徹しました。あの頃は朝から晩まで、人一倍働いていたと思います」と、岡本は振り返る。
不器用だから人一倍努力する。圧倒的な情報量と選球眼、先見性を目指す
その努力は、確実に岡本の力になった。不器用は変わらず、今もフル稼働。メインの仕事はヒューマンキャピタリスト業務だが、他のメンバーと自分を比べ、「社内で唯一 、毎月、コツコツと実績を積み上げるタイプではないかと思います」と、岡本は自身を評する。社内には、得意の業界や領域を絞ってアプローチするタイプもいれば、候補者の心をつかむことに長け、スピーディーに新たな活躍の場へと導くタイプもいる。
岡本は誰とも違う。領域を絞らず、幅広くアンテナを張る。その理由はこうだ。「インターネット業界は短いサイクルで流行り廃りがあり、個人の人生のサイクルとギャップが生じます。今、流行っているものに飛びついて、その会社を勧めたとしても、それがその人にとっていい会社とは限りません。世間的にどんなにいい会社でも、そこでその人が活躍できるかどうかは別問題です。私が未来を見通せるような広く深い知識を身に着けることで、候補者にとっての最適解を見つけたいのです」。岡本は、圧倒的な量の情報を得ると同時に、情報の選球眼と先見性を持つことを目指す。それが自分の介在価値だと考えるからだ。
「思い返すと、最初は引き出しの中身が空っぽの状態でした」。岡本は苦い思いで振り返る。そこから2年余り。引き出しは満杯だ。しかし次々と新産業、新潮流が生まれるインターネット業界だけに、次々と空の引き出しが現れ、そこにまた詰め込む。「その積み重ねで、今では『この人には、こんな会社がいいだろう』という軸ができ、自信を持って勧められるようになりました」。その結果が、安定のパフォーマンスだ。
毎日のフル稼働は、岡本にとっては知的好奇心を満たす楽しいプロセスだ。人一倍時間をかけるが、その成果を目の前の人に、どこかの会社に、ひいては世の中に還元できる。こんなにやりがいのある仕事はない。
個人の価値の最大化が企業、そして日本の価値最大化へ。素晴らしい仲間と共に
「候補者にとっての最適解を見つけたい」と、岡本は言う。通常、次の社会を創るような今後世界で勝てる企業を人の側面から支援するビジネスを行っていれば、企業側の都合ばかり考えがちであるが、for Startups, Inc.のメンバーは、人の人生に影響を与える仕事を行っていることに自覚を持ち、やりがいや経済合理性、そしてその人自身の可能性をしっかりと理解することに務めている。岡本は、人一倍、人に寄り添う姿勢が強い。個人の価値を最大化することが、企業の、日本の価値の最大化につながると信じているからだ。for Startups,Inc.が掲げるビジョンへ、目指す頂への思いは、他のメンバーと何ら変わりはない。for Startups,Inc.という会社への思いも人一倍だ。「これほどブレないビジョンを掲げ続け、それを実行に落とし込める組織は他に類をみないと思うのです」と、岡本。
色々なバックグラウンドを持った仲間も魅力的だ。オフィス内の情報交換も活発でお互いの知識も経験も惜しみなく提供する。「なぜだろう、と考えてみると、いい人がそろっているということは大前提なのですが、そもそも一人で情報をもっているよりも、みんなで共有した方が、より大きいインパクトを世の中に提供できるとみんながわかっているからだと思うのです」。岡本は言う。for Startups,Inc.の掲げる壮大なビジョン。道のりは遠く、一人で行くより、力を合わせたほうが早くに近づけるとわかっているからだ。その姿勢は清々しい。だから一人一人が成長し、支援実績も増え、会社全体が成長するという好循環になっているのだろう。その一員として、for Startups,Inc.には珍しい「不器用キャラ」として、岡本は個性を存分に発揮しながら、挑戦を続けていく。