こんにちは!
旅行プラットフォーム部の崎村です。フォルシアに入社して丸1年、現在は旅行会社向け検索プロダクトを担当し、試行錯誤しながらも、充実した日々を過ごしています。
当社は3月22日が創立記念日で、本日が創業22年のお誕生日です。昨年に引き続き、この節目のタイミングで、社長にここ1年の心境の変化や、コロナ禍から日常が戻りつつある中での会社の未来について語ってもらうべく、私、崎村が社長へインタビューを実施しました!ぜひご覧ください。
社長プロフィール
代表取締役社長 屋代浩子 Yashiro Hiroko
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1988年 慶應義塾大学経済学部を卒業後、野村證券に入社。金融工学を利用したデリバティブの開発に携わった後、マサチューセッツ工科大学でMBAを取得。ゴールドマン・サックスにてデリバティブ商品の開発、マーケティングに従事した後、2001年、フォルシアを起業。
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昨年、2022年の創立記念日 社長インタビューはこちら
「成長」と「喜び」、これこそが会社経営のモチベーション
――崎村です。よろしくお願いします。
もちろん知ってるわよ。確か兵庫県出身で、海外旅行が趣味だと言ってましたよね。入社前の面接の時は大人しめな印象だったけど。1年経って大分たくましくなってきたと感じてます。最近はどんな仕事をしているんだっけ?
――旅行検索プロダクトを担当し、プロジェクト推進を行っています。周りの先輩方に助けられながらもなんとか頑張っています。
それは素晴らしい。会社の成長と、お客さんや社員が喜ぶ顔を見ることを何よりのモチベーションとして22年間会社経営をやってきたので、社員が頑張っている姿をみることはとても嬉しいこと。こちらこそ今日はよろしくお願いします。
――では、早速本題に入っていきたいと思います。先ほど、22年間会社経営を続けて来られたモチベーションとして「会社の成長」を挙げられましたが、去年と比べて成長を感じた部分はどこですか?
色々あるけど、やっぱりコロナ禍で大変な一年を無事乗り越えられたことですかね。程度の差はあれど、毎年ピンチは訪れるものですが、ここ数年は我が社だけではなく社会全体がコロナ禍というピンチにみまわれました。ようやくここへ来て、コロナも出口が見えてきて、社内に熱量・活気が戻ってきていることを肌で感じます。
「繋がる」・「集う」ことの大切さ
――なるほど。一年前の今頃はまだコロナ禍真っ只中でしたね。私も就職直前で、本当に会社に行けるのか心配だったことを思い出します。コロナ禍が収束に向かいつつある今、何か考え方や心境に変化はありますか?
やはり、人間は他人と繋がることで生きがいを感じるのだと改めて思いました。コロナ禍で人に会えない、リアルに触れ合うことが出来ないという、今までに遭遇したことのない境遇に身を置き、改めて人と人の繋がりの大事さを感じています。
若い世代は、リモート環境に慣れている方も多いと思いますが、人が集うことで活気や素晴らしいアイデアが浮かぶこともあります。もちろん、リモートの利点もたくさんありますが、この先フォルシアが活気あふれた会社になっていくためには「集う」ことは必要かと思いますし、それを率先していくことが私の役目の一つでもあると考えています。
(2022年の意気込みを漢字一文字に表した際、代表屋代が選んだ一文字は「繋」でした)
――先月、全社員を集めて行われた全社会議の際にも社員同士の「距離感」を課題に挙げられていましたね。
人間はどうしてもしばらく顔を合わせていない人に対しては愛情が減ってしまうと思います。今まで身近にいた人が遠い人になってしまう感覚(感情)を持ってしまうことが怖いです。それは私だけではなく、社員の皆さんもそうかと思います。だからこそ、お互いが気持ちよく仕事ができる距離感を作っていくのは今後しばらくの課題だと感じています。
――昨年度、全社イベントや忘年会、全社会議などをリアル開催できたことは、社員同士の距離感を縮める良い機会になりましたね。
遠くに行った人が戻ってきたイメージでした。目の前に人がいて、お互いに顔を合わせて話すことができている環境の素晴らしさ、熱量が懐かしくもあり、まさに一体感を感じた瞬間でした。こうした大きなイベントを迎えるにあたって準備をしてくれた社員にも感謝ですね。
昨年度開催した全社でのイベント等はこちらの記事をご覧ください♪
社員と共に、活気を取り戻す
――昨年度は、新たに多くの社員がフォルシアの仲間となりました。一方で、フォルシアを卒業した社員も多く、入れ替わりが激しい年だったかと思いますが、メンバーが入れ替わることを社長としてはどう感じられていますでしょうか?
コロナ禍でどうしてもお互いの結びつきが薄くなっている感覚をもっている中、卒業する社員が増えたことに関してはとても残念でした。でも、右も左もわからない新卒としてフォルシアに迎え入れ、大きく成長して旅立つ社員にエールを送りたいと思います。フォルシアで学んだことをフックに社会に貢献してくれたら嬉しく思います。
出会いと別れは背中合わせですから、人が入れ替わっていくこと自体は、良いことだと捉えています。昨年度は新しい社員が増え、彼らが持つ新しい発想、過去の経験からうまれる新しい関係性、それらがフォルシアの新しいビジネスに繋がってくる感覚も得ています。
フォルシアに長くいてくれている社員と新しく入ってきた社員が一丸となり、新しい時代を作っていきたいと思ってます。
――社長から見て、フォルシアの社員を一言で表すならどのような人が多いと感じていますか?
真面目・素直・思慮深い人が多いと感じます。やれと言われなくても、物事を良い方向に持っていくには「どうすればいいか」を常に考える人が多い印象です。私自身、そういった人を意識して採用しているわけではないのですが、結果的に、採用した人が真面目で素直で思慮深い人であることが多いですね(笑)
――確かにそうかもしれないですね。もう一つ伺わせてください。冒頭でピンチの話がありましたが、22年間の歴史の中で最大のピンチはいつだったのでしょうか。
そうですね。最大のピンチは創業から2年たったころに夫であるCOOが大病したタイミングですかね。
もちろん今まで、売り上げが立たない、会社が存続できないかもしれないという幾度の危機はありましたが、COOの病の際は会社をたたむことも視野に入れるほどでした。ただ、COOから、「会社をしっかりと継続させることが自分にとって心の支えになる。見舞いや看病はしなくて良いから、頼むから続けてくれ」と言われ、そこまで強い思いを持っているなら私が頑張るしかない、と腹を括りました。
この経験があるからこそ、私の人生に「やめる」というチョイスはなくなりました。どんな危機やつらいことがあっても落ち込んでいる暇はなく、身体と頭を動かし課題に立ち向かうことが大切だと考えています。
――そんなつらさを乗り越えての「今」なのですね。そういえば全社会議の際にCOOからのコメントで「社長は心配性、COO(自分)は楽観的」という言葉がありましたが、社長ご自身ではどのように感じますか?
実はケースバイケースなんですよね(笑)。ビッグイシューに関してはCOOは楽観的、私は心配性なのですが、逆に日々の出来事に関しては私は楽観的(雑)で、COOはとても計画的で慎重(丁寧)です。
――普段なかなか伺うことができないお話をありがとうございます。最後に、23年度はどんな一年にしたいとお考えでしょうか?
とにかく社内に熱量・活気を取り戻したいです。私からしてみればまだまだ社内の活気は足りていないです(笑)。コロナ禍が収束しつつあり、集まっても大丈夫という安心感はできてきたと思うので、ワクワクした新年度のスタートが切れるように働きかけていきたいです。そして、また来年のこの創業記念日に「良い一年だったな」と社員みんなで喜びを共有できる一年にしていきたいです。
インタビュー後記
インタビューを通して、社長が何度も「熱量」・「活気」 とおっしゃっていたのが印象的でした。昨年の会社の課題としながらも、どうすれば社員の間に熱量・活気が生まれるのかを常に考えられていることが伝わってきました。私としてもまだまだ自身の仕事に対する熱量が足りていないので、今期はいろいろな人を巻き込み熱量高く仕事に取り掛かっていきたいです。
この記事を書いた人
崎村 尚貴
2022年新卒入社
ついにやってきました!!!花粉の季節が...つらい