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諦めかけたときこそが踏ん張り時。自分が「納得」いく就活できてますか?

数ある中から、このブログを読んでくださり、ありがとうございます!

はじめまして。FICCのプロデューサー 伊藤 真愛美と言います。今年大学を卒業し、春からデジタルマーケティングエージェンシーのFICCで働いています。このブログを通して、就職が不安な学生さんや、そもそも人生に悩んでいる学生さんの背中を押すことができると嬉しいです。

最初から断言しますが、このブログ結構アツく書いたので長いです。なので、これだけは伝えたい!という要点だけをお伝えします。

やりたいことは、未来にあるように感じますが、過去の経験からしか生まれません。自分の原動力を見つけることがはじめの一歩。

今やりたいことがなく、就活に困っている学生さんにお伝えしたいことは「自分と向き合うことに真剣になれば、自然とやりたいことは見えてくる」ということです。人生の中で“心が動いた瞬間”は何か? ー 嬉しかったこと、悔しかったこと、ハッとさせられたこと、自ら積極的に前のめりになったこと、絶対に譲れないことなど…。

もし“誰に何を言われようが、自分はこれがやりたい!”という気持ちが自分の中から溢れてきたら、ぜひその気持ちを大切にしてほしいです。その気持ちにきっと嘘はないはずです。就活の中で、無理かもと心が折れそうになっても、後悔しない、心踊る選択をしてもらえたらと思います。

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目次
入社するまで
・自分のやりたいことが明確すぎて、行くあてがなかった
・自分のやりたいことができる会社はないのかもしれないという恐怖
・ツイ廃はTwitterに救われた
・自分にしか提供できない価値を仕事に

実際に入社してみて
・自分らしさを受け入れてくれる、素敵なチームとの学びの環境
・入社から半月後、大手化粧品メーカーのプロジェクトチームに配属

最後に
・好きを仕事にしながら、自分と合う会社と出会うために
・マーケティングや広告に興味あるかも…。そんな人ほど見てほしい
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入社するまで

自分のやりたいことが明確すぎて、行くあてがなかった

就活も終盤に差し掛かり、周りがファーストキャリアとしての会社を決断している頃、私は行く会社が決まっていませんでした。

私の高校生の頃の夢は、イベントプロデューサーになり、地元新潟の魅力を伝えることでした。その夢を叶えるために必要なマーケティングを学ぶため、東京の大学へ進学を決めたのですが、上京する上越新幹線の中で見た一枚の広告がきっかけで、広告業界に興味を持つこととなりました。

東京に出たから、新潟というかけがえのない故郷ができた。

この広告は、博報堂のクリエイティブディレクターである宮崎 晋さんが手掛けた「東京新潟物語」という広告で、新潟にある日本酒メーカーの吉乃川が地域限定で出している広告です。この広告に出会い、そして上京して周りから刺激を受ける中で「新潟に行く理由がない」と言われたことがきっかけで、考え方や行動が180度変わりました。

何もないんじゃない、自分が気づいていないだけ。見つけていないだ。ここからが始まりだと

それから私は、どんなものなら人々は興味を持ってくれるのか?実際に足を運んで来てくれるのか?と考えるようになりました。そこで私が注目したのが、日本三大花火でもある長岡花火。しかし、身近な人に聞いても、特に同級生など若年層に知られていないことが多くあり、これはなんとかしたいと思い、長岡花火の魅力をTwitterで発信しました。発信したところたちまち拡散され、本当にたくさんの方からメッセージをいただきました。

そんな出来事もあり、地域の資源(ヒト・モノ・コト)に対して、地域の人々がその魅力や潜在的価値を見出し、自ら情報発信をして、多くの協力企業や人々を巻き込むことができるようなプラットフォームやコンテンツを作りたいと思うようになりました。そのためにも、小さなビジネスの種を見つけて大きくできるような、生活者や市場の洞察を深く行う業界に行きたいと考え、中でも手段を問わず、さまざまなことができる広告業界を目指すようになりました。

自分のやりたいことができる会社はないのかもしれないという恐怖

就活時は、広告・PR業界に絞って受けていました。メーカーや事業会社のマーケティング部署や広報なども考えてみましたが、一つのブランドやサービスに対して何かを続ける環境は、やりたいことがたくさんあり、落ち着きのない性格の私にとっては、日々葛藤との戦いになってしまうのではないか?と思いました。また大学時代の経験からも、好きなことに対して“中の人”として働くのではなく、第三者の目線で関われる方が合っていたので、結局メーカーや事業会社を受けることはありませんでした。

就活を通じて、さまざまな会社の話を聞き、インターンにもたくさん参加することで、自分のやりたいことが明確になる一方、それぞれの会社に対しての判断基準もより明確になりました。やりたいことの一部しかできない、マーケティングに対する知識が曖昧、完全にトップダウンで若手が活躍するまでに時間がかかる、新卒は3年間やることが決まっていて融通が利かないなど…。行きたい会社も見つかりましたが、残念ながらその会社は選考途中で落ちてしまい、気づくと行き場のない状況に陥りました。

“自分に嘘をついて、妥協して選択して良いのか?”と真剣に考えた時もありました。でも「何言ってんだ、ここからだろ!」と、心のどこからか湧き上がる感情が常にありました。

目の前にゴールが見えても、それが自分に対しての嘘であれば意味がない

自分の気持ちに正直に生きようと思い、自分が納得できるまで就活を続けると決断しました。

ツイ廃はTwitterに救われた

エントリーした企業を受け終え、どこへも行く宛が無くなった私は2日間寝込みました…。これほど何もしたくないと思った日はありません。生きる希望を失いかけ、親にさえ何も言えませんでした。

泣いても何も解決にならない、前向きに生きろ

ふと小学生の頃に父親からビンタをされた時のことを思い出しました(ビンタは、これ一回きりです)。当時の私には理解できませんでしたが、今のわたしの弱音を吐かない・泣かない・苦しくても立ち向かう性格は、この出来事をきっかけに形成されたのだと思います。無言で去って行った父親の背中から、今になってこのことに気づけました。

このまま何もしない訳にもいかず、諦めずに毎日Twitter上で情報収集をし続け、ついに理想の就職先と出会うことになります。ちょうど数日前にフォローしたりょかちさんがシェアしていたFICCのブログ記事を見て共感。自分が思い描いていた環境だと確信を持ちました。Twitterでたくさんの方と出会った人生でしたが、本当にツイ廃で良かったです。2016年入社のプロデューサー徳田が言う「好きに嘘はつけない」という想いは凄く共感できました。すぐさまFacebookを通じて徳田に連絡し、ランチのお願いをしました。

自分にしか提供できない価値を仕事に

広告・PR業界に絞って就活をしてきましたが、FICCは聞いたこともない会社。リクナビやマイナビには一切情報を掲載しておらず、会社説明会もない様子…。Webサイトを隅から隅まで目を通して、会社がやっていることと自分が将来実現したいことのミスマッチがないか徳田に確認しました。

また、自分の価値観と会社のビジョンが合致していたことも大きかったです。FICCの「クライアントの欠かせないパートナーとして私たち独自の価値を提供する」というビジョンにとても共感しました。

誰でもできる仕事はやりたくない。

私は最初から答えが決まっていて、その答えが絶対で、誰がやっても同じになるような取り組みには、正直モチベーションを感じません。

最終的な決め手は、代表である荻野の「みんな、自分にしか提供できない価値っていうのを仕事にして欲しい」と2016年の全社会で話していたブログ記事を見つけ、こんな風に代表が社員に対して想っている会社があるんだと感動し、Wantedlyで応募しました。

役員との面談で受けた印象は、本当に仕事に対して真面目でプロ意識が高い。そのストイックさが私は好きでした。そして、事業内容を聞いてみると、コンサル・広告代理店・プロダクションの機能を社内で網羅。私にとってまさに理想の環境でした。さらに、デジタルマーケティングという最先端領域で、新しいことにたくさん挑戦できることにワクワクしました。

実際に入社してみて

自分らしさを受け入れてくれる、素敵なチームとの学びの環境

私が所属しているチームは、Interdisciplinary Marketing(学際的マーケティング) をビジョンとし、幅広い知識を掛け合わせて新しい価値にすることで、創造的な発想を可能にするという思想を大切にしています。そのため、個人の関心分野を尊重し、むしろチームに共有してほしいという考えなので、私も仕事以外でも個人的な関心のある“地域ブランディング”に関しての活動をしています。

会社の理念やチームのビジョンに相応しい社会人になれるよう、仕事以外でも自分の興味・関心分野を伸ばしていき、持ち前のフットワークを活かし、たくさんの人と場所に足を運び、吸収していきたいと考えています。

また、月に一度、私のチームでは「AMIDA(あみだくじのあみだから来ています)」という“マーケティング ✕ 〇〇”をテーマにディスカッションが行われます。過去には、“行動心理学”、“気象学”、“メディア論”をマーケティングと掛け合わせて、現在どんなことが行われているのか、これからどんな可能性があるのかディスカッションしてきました。

AMIDAは、答えを出すディスカッションではありません。各々の役割からの視点で得た情報を自由に共有することで、新しい価値を生み出し、クライアントワークに活かせる学びはないかという時間です。

業務とは別に、お互いに自由に発言し合うことで色んな角度から新しい学びがあるAMIDA。次回は私が担当なので、もちろん “地域 ✕ マーケティング” というテーマで開催予定です。皆がどんな情報を共有してくれるのかとても楽しみです。

入社から半月後、大手化粧品メーカーのプロジェクトチームに配属

FICCでは、新卒中途問わずに皆同じトレーニングを受けます。中途の人も受けるもので、いわゆるビジネスマナーなどではなく、マーケティング基礎や、提案書の書き方など、社風を学ぶと共に業務に関わることについて、上司から教えてもらいます。

例えば「ストラテジックシンキング」のトレーニングでは、代表の荻野からマンツーマンで学び、意見を交わしながら進むスタイルで、「戦略ってなんだと思う?」「ターゲットってなんだっけ?」と、最初から答えを言わず、とにかく一度自分で考えることを大切にしています。幼い頃から、すぐに先生にやり方や答えを求めてしまう私にとっては、最初の壁でした。今でもクセが治らず、答えを求める質問をしてしまうことがあり、毎回指摘されます(笑)

そして半月間のトレーニング後から、大手化粧品メーカーの実際のプロジェクトに参加し、担当ブランドの競合分析や、動画のコピーライティングなどをを任せてもらい、現在はInstagramのキャンペーンやネイティブアドの戦略から実施までを担当しています。このように早い時期から実務ができる環境は自分に合っていると感じます。私が業務をする上で大切にしていることは3つ。

① ユーザーにとって価値ある情報で、誰かに伝えたくなるストーリーか?
② そのブランドだからこそ意味のあるストーリーやコミュニケーションを生み出せているか?
③ 施策後もブランドにとって資産になるものを残す仕組みができているか?

意識するのと実現できるのは違って、私はまだまだ実現できるレベルではありません。しかし、社内には実現できる素晴らしい環境と先輩達がたくさんいます。一歩一歩焦らず基礎を身に着けてから、自分らしさもある施策ができるプロデューサーになることが、今の目標です。

最後に

好きを仕事にしながら、自分と合う会社と出会うために

半年前に「いい会社に就職したね」は、一瞬。「楽しそうに仕事してるね」は一生。という記事を見ましたが、まさにその通りだなと思います。人は、自分の中にある情報から選択をし日々生活しています。就活も同じで、数ある選択肢の中から選び企業を決めていきます。

私の就活時のこだわりはたったひとつ。 ー “自分がここで本当にワクワクしながら働けるのか”

それだけでした。

判断するために、事業内容、社風、環境、スキルとしてどんなものが得られそうか?などで、各々選社軸として項目を選定した表を作成しました。そして、沿っているか分析し、実際に人事の方からお話を伺い点数化することで、一番自分が行きたい会社はどこなのかを客観的に見極めました。そのため、なんとなく会社を選ぶよりも、本当に合っているのか比較し判断ができ、ミスマッチの少ない会社選びができました。

私は選社軸が明確であった分、今の会社で自分らしく楽しく働けています。実際に会う人から、「楽しそうに仕事しているね」と言ってもらえる機会が多いです。

FICC内定後、周りに会社名を伝えても「聞いたことないけど何の会社?」と言われることが大半で、私自身もFICCを知った際は、事業内容も面白そうだし、クライアントも大きいけど、知らない会社で大丈夫なのか?と不安に思った時期もありました。

そこで役立ったのがFICCのFacebookページの“いいね”です。

同じ業界で働いており信頼できる先輩がいいねをしていたので、どんな会社なのか会社外の人から話しを聞くことができました。もし知名度がないけど、事業内容や雰囲気が良さそうな会社を見つけて面白そうと感じた際は、自分の直感を信じ、不安要素は信頼できる人からの評価を頼りに一歩踏み出してみると、今まで知らなかった新しい世界や視点を持てるかもしれません。

マーケティングや広告に興味あるかも…。そんな人ほど見てほしい

最近嬉しいことに、知人を通じて「FICCに興味あるので話を聞きたい」と連絡をしてくれる学生さんや社会人の方と会って話す機会が増えました。本当に嬉しいです。そのとき、学生さんへ必ずお伝えしていることがあります。それは、好きな気持ちについてじっくり考えてほしいということです。

マーケティングや広告に興味があり、それに関わる仕事をしたいというのであれば自分の好きな広告について、なぜ好きなのか、どんな部分が好きなのか、その広告と出会った前後で自分にどうような変化が起きたのか、どんな影響があったのかなど、“なんで?”を繰り返し(5回くらい!)考えたうえで、自分の言葉で話せるほうが、より好きな気持ちがより伝わると思います。

ここまで本当に長いブログを最後まで読んでくださり、ありがとうございました。FICCに興味出てきた、私から話を聞きたい。そんな人は、気軽に話を聞きたいボタンを押してくださいね。お会いできること、楽しみにしています。

FICC inc. では一緒に働く仲間を募集しています
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