フェンリルの新卒QAエンジニアによるクロストークをお届けします。
新卒入社3年目を迎える小田、佐藤、島村の3名に、QAエンジニアを志望した背景やフェンリルを選んだ理由、仕事のやりがいや今後の目標などを話してもらいました。
![]()
写真左から、小田(大阪勤務)、佐藤(大阪勤務)、島村(東京勤務)。
⸺ QAエンジニアに興味を持ったきっかけを教えてください
小田
QAエンジニアという職種はフェンリル主催のセミナーで初めて知りました。もともとは、ユーザビリティを追求した物作りがしたくて、開発エンジニアを志望していました。ですが、そのセミナーで「テストでユーザビリティを向上させる」というQAの仕事内容を聞き、私がやりたいことはQAエンジニアでも実現できると気付きました。
島村
小田くんと同じく「ユーザビリティを追求する企業」を軸に就職活動をしていました。私の場合は、人のために何かをしたり、作ったりするのが好きだったからです。フェンリルのセミナーに参加し、そこで聞いた「QAはプロダクトを最高の品質でお渡しするための最後の砦である」という熱い思いが、自身の理想像とマッチしました。
佐藤
大学生の頃、コロナ禍を機にゲームテスターのアルバイトをし、そこでQAエンジニアという職種を知りました。テストで問題が検出されたとき、どのようなフローで改善しているのだろうと、テスト工程管理に興味を持ちました。さらに、開発エンジニアとして働く友人から仕事の話を聞き、「ものを作る人」を品質の視点からサポートする仕事も良いなと考えるようになりました。
![]()
⸺ フェンリルに入社を決めた理由は何ですか?
小田
UX/UIを追求する会社であり、自分が大切にしたいことと合致したからです。それと、QAセミナーでお会いした先輩方が、ご自身の仕事を活き活きと語られていたこと。その様子を見て、自分も就職活動に前向きになれました。
佐藤
高専時代の友人がフェンリルで働いているため、フェンリルのことは聞いていました。IT業界を中心に就職活動をしていましたが、フェンリルには働きやすい環境があり、面接担当の人事・品質管理部メンバーに好感が持てたので入社を決めました。
島村
私は先ほどお話したQAセミナーが入社を志す決定打になりましたが、フェンリルのクレドに共感するところがあったのも決め手の一つです。クレドには「私は、自分がハピネスを感じたのなら、周りにもハピネスを届けます」という一文があります。“まずは自分から”を体現しているからこそ、真にユーザーのニーズに応えられるのではないかと思います。
![]()
⸺ 入社してから現在まで、どのような経験を積みましたか?
小田
入社後からずっとウェブアプリやスマホアプリのテストを担当しています。私は法人向けの商品やサービスを担当することが多く、中でも業務ツールを担当する機会が多いです。それから、私はプログラミングの勉強をしていたので、案件とは別で業務の効率化にも取り組んでいます。
島村
テスト設計・実施、テスト工程管理などの一連の業務を担当しています。入社一年目の冬にはフェンリルのホリデーカード(スマホアプリ)のテストにも携わりました。また新卒向けのQAエンジニアセミナーなども担当しており、採用面でもお手伝いをしています。
佐藤
私は主にアジャイル開発下でのテスト実施や、継続案件の工程管理業務に取り組んできました。テスト実施方法の調査・立案などのQAチーム外との調整や、テスターを活用してテストを完遂するすべを学びました。実務を通して、プロダクトの品質だけでなく、プロジェクト品質の向上について強く意識するようになりました。
⸺ フェンリルの印象について、入社前後のギャップはありましたか?
佐藤
フェンリルで働く友人との会話やWantedlyの記事で事前に情報収集をしていたので、ギャップはあまり感じませんでした。
島村
私も、クレドやWantedlyなどから会社の雰囲気や良さは伝わっていたので、そこまでギャップは感じませんでした。
佐藤
強いていうなら「会社で働くこと」に対する認識でしょうか。上司や先輩とのコミュニケーションや他部署との連携が大変そうだと思っていましたが、上司から適量のサポート・声掛けをいただき相談しやすい環境にあるため、良い意味で肩肘張らずに働けていると感じています。
小田
私も佐藤くんの感覚と似ています。自分が抱いていた会社のイメージとは違いました。入社前は怖い上司がいたらどうしよう、仕事についていけるだろうかと不安でしたが、入社してみると、先輩方が一から教えてくれます。分からないことはお互いに教え合う、助け合う環境です。
![]()
島村
そうですね。あとは、社長や役員の方々を身近に感じる場面が多いことに驚きました。役職や部門に関係なく、社内イベントや有志によるクラブ活動に参加されているので、気さくにお話ししてくださいます。
⸺ 品質管理部(QA部門)の特長や雰囲気について聞きたいです。
佐藤
大阪のQA部門はテスターと協力して案件を進めることが多いため、チームの一員としての動きを重視する傾向にあると思っています。案件であれば、できる限り任務を遂行することが求められますが、その分、相談やサポートはしていただけるので心理的安全性は保たれています。
小田
それと、当たり前かもしれませんが、コミュニケーションをとても大事にしています。仕事が上手くいかないときは、周りのメンバーが助けてくれるという安心感がありますね。みんなで助け合うためにも、報連相(報告・連絡・相談)は求められています。他部署からは「真面目で固い、報連相が大事な部署」と言われますが、東京のQA部門は周囲からどう見られていますか?
島村
大阪も東京も、QA部門はオフィスでの会話の頻度が高いので、気さくで仲が良い印象を持たれていると思いますよ。オフィスでは他部署の方から対面で気軽に話掛けてくださることがあり、業務がスムーズに進行していると感じます。仲間意識が強く、問題が起きても迅速に解決するので、配属直後も困ることはありませんでした。お昼休憩になると声を掛け合って一緒にランチへ行くことが多いです。
![]()
⸺ 同期メンバーでのコミュニケーションは、どのように取っていますか?
島村
研修時からコミュニケーションツールでDM部屋を作っていて、くだらない雑談から業務の相談まで、色んな話をしています。プライベートでも3人のグループチャットでフォローし合っています。
小田
QA部門のメンバーに限らず、23年卒のメンバー全員が仲が良いので、定期的に同期会を開いています。東京と大阪の二拠点に分かれますが、オフラインでのコミュニケーションも取っています。
佐藤
仲が良いですよね。今日は名字で呼び合っていますが、普段は「おだっち」とか「しまむー」って呼んでいます。同期には「佐藤」が3人いるので、僕は「大斗(ひろと)くん」と呼ばれています(笑)。
⸺ 仕事に対して、やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
小田
テスト仕様書が一通り完成したときは、物作りの楽しさを実感します。自分で考えたテスト観点で不具合を検出したときにやりがいを感じます。その後の改修確認は大変ですけどね。
島村
私も、開発段階のテスト中に不具合を見つけられたときにやりがいを感じます。UXに貢献できたと実感しますし、未然に防げた!という達成感は人一倍大きいです。
佐藤
わかります。二人と被らない話をすると、テストを実施する際、テスト用データの不備や開発チームや先方との認識齟齬などで、テストの進行が妨げられることがあります。社内外で連携して阻害要因を解決し、テスト工程を完了させたときはやりがいを強く感じます。
![]()
⸺ 皆さん普段から密にコミュニケーションを取っているようですが、この機会に、お互い気になっていたことなどを聞いてみませんか?
小田
先ほどお話した「仕事に対するやりがい」とは別で、自身の取り組みや工夫で成果を実感したことはありますか?
島村
案件では自分の役割、立ち回りを意識して作業することを心掛けています。その甲斐があってか先輩QAから名指しでヘルプを求められることが増えました。頼ってもらえると役に立っていると実感します。
佐藤
私は、アジャイル開発の案件にアサインされたこともあり、新たな作業や担当要件を引き継ぐ機会が多かったのですが、いつでもサブ担当から主担当になれるようにノウハウを吸収したり、逆に、誰かに引き継ぐ準備をしたりしました。そういう努力が実って主担当になれたときや、自分が引き継いだ案件が問題なく回っているところを見たときに成果を実感しました。
小田
ありがとうございます。僕も、島村さんや佐藤さんと似たような経験があります。お互いの成長を知ることができてうれしいです。
島村
QA業務に生かせているご自身の特性があれば聞いてみたいです。この性格がこんな作業に役立ったとか。
佐藤
私は思ったことを口に出す性格なので、疑問や懸念があってもすぐに解消できているかと思います。PMやエンジニアと会話する機会も増えて、良い関係を築けていると思っています。
![]()
小田
自分で言うのも変ですが、難しい物事を分かりやすく説明できる方かな、と思っています。テスターさんに仕様説明をする場面で、案件特有の単語で説明するのではなく、理解しやすい言葉に改めて説明しています。
島村
僕は発言するまでに考えてしまうタイプだけど、たしかに佐藤くんは何でもズバッと言えているよね。小田くんはフランクな性格で、相手の立場になってかみ砕いて話している印象があります。
佐藤
僕からも質問していいですか? 私たちの業務の特性上、不具合を指摘したり、改善を要求したりと、ネガティブな話題を提供する場面がありますよね。そういうときに、他部署のメンバーとコミュニケーションを取るために意識していることはありますか?
小田
「ご多忙のところ恐れ入りますが」とか「いつもありがとうございます」とか、依頼する相手に掛ける言葉として当然のことかと思いますが、感謝の意を伝えるようにしています。進捗が遅れているときには、現状と対策を前向きな姿勢で話すようにしています。細やかな言葉遣いを大切にしていますね。
![]()
佐藤
僕の場合は「大変ですよね〜」と、まず寄り添います。依頼される側は、小田さんのように、ポジティブ思考で話してもらえるとうれしいですね。
島村
そうですね、私も言葉選びに気をつけて伝えています。あとは業務上の会話だけでなく、オフィスで会ったときに積極的に話しかけるようにしています。
佐藤
僕も、オフィスでは雑談ベースでエンジニアやPMと話すように心掛けています。普段から会話することで、案件のミーティングやチャットでの雰囲気が良くなったと思います。
⸺ この2年間で、QAのスキルだけではなく社会人としてのコミュニケーション力も身に付けられたんですね。入社3年目を迎えた今の目標を聞かせてください。
小田
スクリプト作成で業務効率化を図りたいです。QAの基本的な仕事でもまだまだ改善の余地があるので、部門に貢献したいです。それから、テスターの皆さんと会話する機会をさらに増やし、気軽に話し合える関係を構築したいです。
島村
現在課で開催している研修に参加し、テスト設計のスペシャリストになるべくスキルアップに務めている最中です。仕様や手順が分かりやすいようテスト設計することで、テスト実施者の作業効率を高め、利益につなげることを目標にしています。
![]()
佐藤
これまでアサインされた案件の都合上、いち早く案件性質に適応し他部署との連携に慣れることができた反面、テストケースを作成するテスト設計分野でのスキル不足を感じています。今後は特定スキル特化型から、どの分野もそつなくこなせる万能型になりたいです。
⸺ 最後に、求職者にメッセージをお願いします!
小田
QAエンジニアという仕事はまだまだ学生の方には浸透していませんが、やりがいはあります。QAエンジニアは物作りの仕事です。フェンリルでは、一から教えてもらえるので、未経験者歓迎です! 仕事や会社選びに迷っている方は、どう仕事してみたいか、どんな信念を持っているかを考え、実現できそうな会社や仕事を選んでください。それが分からないなら、とりあえず色んな会社の説明会やインターンに行ってみるといいですよ。その上で、フェンリルを選んでもらえたらうれしいです!
島村
デザイン・開発チームと一丸となってプロダクト・プロジェクトの品質を高めるためコミュニケーションが欠かせない部署です。会話を苦とせず、多方面から情報が取れる人は輝けると思います。フェンリルには入社後2年をかけて一人前を目指す育成プランがあったり、上長が親身になって活躍の機会を創出してくださったりと、安心してキャリアを築ける環境があります。
佐藤
どんな会社も入社後、イメージとのギャップは生まれてしまうものだと思います。しかしフェンリルはそのギャップを小さくするための手段が豊富にあります。ワーク面では部署メンバーのサポート、志向に応じたアサインによる成長、ライフ面は働き方に工夫を加える制度など。工夫次第で望んだワークライフバランスに近づけられると思います。
4月23日にフェンリルの東京本社でQAエンジニアセミナーを開催します!
2026年卒の方には会社説明会も予定しています。ご興味のある方はぜひご参加ください。