Figma最大規模のカンファレンス、Config 2023に参加してきました! | フェンリル
こんにちは、デザイナーの榧谷です。6月21日から2日間にわたって、サンフランシスコで「Config 2023」が開催されました。今回は、私を含め、フェンリルのデザイナー3名で参加。Figmaを起...
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こんにちは。デザイナーの福水です。
私は2018年度新卒としてフェンリルに入社し、アプリやウェブのUIデザインをしています。
開催から2か月が経ちましたが、6月26日から2日間にわたり、サンフランシスコで「Config 2024」が開催されました。現地参加した私が、カンファレンスや現地の様子をお伝えします!
Configとは、デザインツールである「Figma」のグローバルカンファレンスです。
Figmaの新機能が発表されたり、世界中のFigmaユーザーがスピーカーとして登壇したりします。
昨年もフェンリルのメンバーが現地参加していて、その模様をお伝えしました。
会場は昨年と同じく、アメリカ・サンフランシスコのMoscone Center。今回も、フェンリルのデザインセンターに所属する3名が現地参加しました。ちなみに、海外カンファレンスへの渡航費は全てフェンリルが負担してくれました。円安で物価が高いこのご時世でも、自己負担が少なく済んだことに感謝しています。
フェンリルでは、デザインツールとしてFigmaを導入しており、私自身も普段のデザイン業務をはじめ、資料作成やアイデア出しなど、さまざまな場面で活用しています。
Configには、マネージャーの推薦で参加しました。すぐに「行きたいです!」と参加表明したのには、いくつか理由があります。開催地であるアメリカのサンフランシスコに引かれたこと、グローバルカンファレンスの空気感を肌で感じてみたかったこと、それから、苦手な飛行機を克服して、外の世界を知るいい機会だと思ったからです。
渡航する前に、参加メンバーとスケジュールを作成し、持ち物の確認をしました。事前にみんなで認識合わせをしたことで、安心して当日を迎えられました。
会場はとにかくお祭り感がいっぱいの雰囲気でした!
館外から館内まで、至るところにFigmaらしさを感じる装飾が施されていて、視覚的にもワクワクする演出が素敵でした!
来場者数は想像以上に多く、大勢の方がConfigというイベントを通して人とのコミュニケーションを楽しんでいる様子が印象的でした。会場全体がFigmaらしい親しみやすい雰囲気に包まれて、にぎわっていましたよ。
ノベルティは、会場で荷物を入れるためのバッグや水筒、ノート、ペン、冊子など、実用的なものが多くてうれしかったです。
特に、水筒はアメリカならではのノベルティだと思いました。アメリカは水の値段が高くマイボトル文化があるそうで、所々に給水所があります。遠方から訪れた私たちのような人にとってもアメリカの人にとっても、水筒はうれしい一品だなと感じました。
それから、グッズを販売しているFigma Storeも連日入場待ちするほどの大盛況で、来場者のFigma愛を感じました。
セッション会場内は照明バチバチのライブ会場というのが率直な感想です。セッション中には客席から声が上がる場面もあり、アメリカならではの空気だなと感じました。
Keynoteは、会場のボルテージが一番高くて印象的でした。始まる前のカウントダウンから、ワクワクしたのを覚えています。
Keynoteでは基本的にFigmaの新機能について発表があるのですが、Figmaの共同創業者兼CEOであるディランさんをはじめ社員の方々が、新機能を発表できることに喜びを感じながら話している様子が分かり、プロダクトに込めた思いが伝わってきました。
自分が時間をかけて手掛けた機能を目の前のユーザーに直接伝え、それがすぐに反応として返ってくる。これは普段の仕事ではなかなか味わえないので、作り手にとってもこういう機会を経て次につなげるのは結構大事なことかもしれない、と感じました。
そのほかにもたくさんのセッションがありました。YouTubeでセッションの動画が公開されていると思うのでぜひ見てみてください。
昨年と同様、Figma Japanさまにご招待いただき、Figma本社オフィスを見学しました。親しみやすさと遊び心のあるユニークな内装に加えて、一般的なオフィスらしく集中できるスペースも確保され、メリハリの利いたオフィスだと感じました。そしてとにかく広い!
ちなみに、日本にあるFigmaオフィスの内装もFigma本社に在籍するデザイナーが手掛けているそうです。どの国においてもFigmaらしい世界観を展開する姿勢にブランディング力を感じました。これは、FigmaユーザーがFigmaの世界観を好む理由の一つだと思います。
サンフランシスコの街並みは、映画に出てきそうなオシャレ感があり、移動するだけでも楽しくて見応えがありました。湿度の低いカラッとした気候で外の空気がとても気持ち良かったです。海沿いを散歩できたのはいい思い出です! 開放的な気持ちになりました。
ひときわ目立ったのは、街のシンボルともいえるケーブルカー! とても人気で、停留所には長蛇の列ができていました。
カンファレンスの合間を縫って、博物館や美術館を訪問。観光地のフィッシャーマンズワーフへも行きました。UberEatsでハンバーガーを頼んだり、アメリカっぽいステーキを食べたり……。
地元のスーパーにもみんなで何度も行きました。アメリカ本土にしかないトレーダー・ジョーズというスーパーがあり、そこにアメリカらしいデザインのエコバッグがたくさん売っていて、みんなで買いあさったのが楽しかったです!
また、自動運転の車「Waymo」が、現地でちょうど一般公開されていたみたいで、誰も乗っていない車が当たり前に走っているところを見られたのも貴重な経験でした(試乗できるのを知ったのが遅くて、乗れなかったのが残念)。
アメリカに滞在している間は、日本と異なる部分に気付くのが面白く、海外旅行の醍醐味を体感しました。
例えば食事を取るとき。料理を注文するたびに1.5倍くらいの量が出てくるので、食べ切れるか毎回みんなでソワソワしながら食事しました(笑)。
もちろん食事以外にも、建物、家具、食器(Configで配られたドリンクの紙コップも大きかった)など。見るもの全てのサイズが大きめでした。そのため、私たちにとってはゆったりとした空間で過ごしやすい場所が多いな、と感じました。
日本へ帰国してすぐは、全てが小さく見える魔法にかかっていましたが(もう解けました)、アメリカの方も同様に、日本のものは全部小さく見えるんだろうな、と視野が広がり面白かったです。
お国柄だと思いますが、気さくに話しかけてくれる店員さんが多くて、滞在中は明るい気持ちで過ごせました!
今はイベントの様子もセッションも動画で見られる世の中ですが、現場の雰囲気に浸ると情報量が10倍も20倍も違うなと感じました。
知識を得ること以上に「その場の空気を感じて学ぶ」イベントだと思います。
未知の土地を訪れることも含めて、全てがいいインプットになると思うので、今後行かれる方はぜひ旅も含めて楽しんできてほしいです!
今回Configに参加したおかげで、他社のプロダクト制作に対する姿勢を垣間見ることができました。人が心動かされるプロダクトは、どこかでそのプロダクト「らしさ」を備えていると思います。
そのプロダクトがあるべき姿を意識しながら、今後制作に取り組みたいと思いました。そのためには時間も必要ですから、時間を作るために単純作業や自動化できる術に関する情報はしっかり追って、共同作業でも活用できる方法を模索していきたいです。