こんにちは、 iOSエンジニアの舩引です。
私は2018年度新卒としてフェンリルに入社し、今年で入社7年目を迎えます。
2016年からスタートしたiOSDC Japan。フェンリルは2018年よりスポンサーとして協賛しています。
私が参加するのは2019年、2022年、2023年に続いて今年で4回目。2022年度からiOSDC Japanのスポンサーに関する業務を担当しています。
今年のiOSDC Japanは、8月22日(木)から8月24日(土)にかけて3日間にわたり開催されます。
本記事では、過去のiOSDCレポート記事や、ブースの内容、登壇についての内容をご紹介します。
iOSDC Japan とは
iOSDC Japanとは、日本中からエンジニアが集う、iOS関連の技術をメインテーマとしたカンファレンスです。個人開発・研究の話や、業務で習得した知識や技術を発表するトークセッションをはじめ、スポンサー企業が自社の取り組みをアピールするスポンサーブース、来場者が自由なテーマで発表するアンカンファレンスなど、会場にはさまざまなコンテンツが盛りだくさん! エンジニア同士の交流を楽しむことができます。
フェンリルのiOSエンジニアとしては、昨今のアプリ開発に見られる要件の複雑化や大規模化に対して、他企業のアプリ開発ではどのような工夫や対策が講じられているのかが気になっています。
会場で発表される数あるトークの中でも、私が注目しているのはshizさんの「複雑さに立ち向かうためのソフトウェア開発入門」です。昨年度の続きとなる「要件の複雑化に可読性という視点からどのように立ち向かっていくか」というテーマが、ちょうど私が学びたいことだったので、これは必ず聞きに行きたい!と今からワクワクしています。
ダイアモンドスポンサーとして参加
フェンリルは、2018年よりスポンサーとして参加してきました。
2021年度から引き続き、今年もダイアモンドスポンサーとして参加します。スポンサーとして一緒にiOSDC Japanを盛り上げたいので、どうぞよろしくお願いします!
<これまでの iOSDCレポートはこちら>
スポンサーブースを出展します
スポンサーブースは、毎年テーマを決めて出展しています。
Sleipnirをはじめとする自社開発と共同開発(クライアントワーク)という2つの分野で、さまざまなプロダクトやサービスを開発しているフェンリル。昨年度は「共同開発は最高にたのしい!」というテーマで、フェンリルの共同開発事業におけるプロフェッショナル専門性をアピールしました。
今年度は「#共同開発だけじゃない!」をテーマに、フェンリルの自社開発について知っていただくための対話型のブースを準備中です。ブースではiPadのための絵コンテアプリ「DROMI」を中心に、フェンリルのプロダクトの紹介や開発フローなどをお話しできればと企画しています!
残暑を乗り切る「フェンリルCOOL TOWEL」をご用意
毎年、イベント参加者には iOSDC公式のグッズや各協賛企業が工夫を凝らしたアイテムが満載のノベルティBOXが届けられます。
すでにお手元に届いた方もいらっしゃるかもしれませんが、今回ご用意したノベルティは「フェンリルCOOL TOWEL」です。水に濡らして絞り、振るだけでひんやりする接触冷感タオルなので、当日、会場で活躍すること間違いなし! ぜひご活用ください。
フェンリルのメンバーが登壇します
今年度はフェンリルより2名のエンジニアが登壇します。
ご興味のある方はぜひお越しください!
GPSでどのようにして現在地が分かるのか
発表者:ta.inoue / inonb
日時:2024/08/22 18:10〜
場所:Track D
位置情報のCore Locationは、衛星電波の届く戸外ではかなり正確な現在地を得ることができ、多くのアプリで利用されています。フレームワーク内部では、いわゆるGPSと呼ばれる衛星測位をベースに、Wi-Fiやセルラーのアクセスポイントも援用した、スマートフォンならではの測位手法が使われています。
GPS(GNSS)測位の基本的な原理は、いくつかの衛星と受信機を結ぶ三角測量という極めて単純なものです。とはいえ、2万キロの距離を微弱な電波で結ぶためのさまざまな工学的工夫があり、また、ネットワークの位置情報を効果的に参照することで、正確な測位を素早く実現しています。
このトークでは、衛星からの電波にどのような情報が入っているのかをのぞいてみて、私たちが普段便利に使っている位置情報がどのように求められているかを確認します。
楽しく簡単に! QRコードの読み取り機能を実装しよう
発表者:ぺんぎんさん / penguinsan_pg
日時:2024/08/23 16:50〜
場所:Track D
iOSアプリには、カメラを使ったQRコードの検出・読み取り機能がよく組み込まれています。しかし、この機能をアプリ内で実装するには、AVCaptureSessionを用いた入力デバイスや出力データの管理、AVCaptureVideoPreviewLayerを用いたカメラプレビューの表示、AVCaptureMetadataOutputからのQRコード情報の取得など、多くの関連するクラスを扱う必要があり、複雑な実装を行わなければなりませんでした。
そこで登場するのが、VisionKitフレームワークです。iOS 16以降に利用可能なDataScannerViewControllerを使うことで、カメラを使った検出・読み取りの機能を簡単に実装できます。
このトークでは、以下の内容についてお話しします。
- VisionフレームワークとVisionKitフレームワークの概要
- 従来のQRコード読み取り処理とその問題点(AVFoundationフレームワークを利用した実装)
- DataScannerViewControllerを用いた実装方法の紹介(VisionKitフレームワークを利用した実装)
QRコードの読み取り機能に苦労していた日々は今日でおしまいです。
みんなで楽しくVisionKitフレームワークを学びましょう!
当日はフェンリルでさまざまな役割を担うエンジニアだけでなく、採用やブランディングに関する業務に携わるメンバーも参加する予定です。iOSに関することはもちろん、フェンリルにご興味のある方はお気軽にお声掛けください。
皆さんのご来場、お待ちしています!