iOSDC Japan 2022 に ダイヤモンドスポンサーとして参加します。 | フェンリル
こんにちは! ブランディング部 デザインディレクターの 児玉です。みなさんは iOSDC Japan(以下 iOSDC) というイベントをご存じでしょうか? iOSDC は、iOSアプリ開発など...
https://www.wantedly.com/companies/fenrir/post_articles/430121
こんにちは。新卒デザイナーの冷水です。
フェンリルではこれまでにさまざまなノベルティを制作しており、Wantedlyでも度々ご紹介してきました。今回はノベルティのなかでも、カンファレンスの際に来場者の方にお届けするカンファレンスノベルティについてご紹介します。
デザインと技術で、ユーザーにハピネスを届け続けているフェンリル。その思いはノベルティをつくる際にも大切にされています。
フェンリルのノベルティは「体験」をテーマにし、クオリティの高さを追求して細部まで作り込まれています。
(私がはじめてフェンリルのノベルティをもらったときは就活中だったのですが、パッケージや台紙など、紙の質感までデザインの一部になっているように感じました。プロダクトやアプリと同じように、高いクオリティを追求していることに驚き、フェンリルのデザインに向き合う姿勢に触れたことを覚えています。)
通常のノベルティは、主にデザイナーがアイデアを出して形にしていくのですが、エンジニアカンファレンスでお配りするノベルティは少し趣向が異なります。
実際にカンファレンスに参加するエンジニアが主体となってアイデアや意見を出し、デザイナーがそれを形にしていきます。
【カンファレンスノベルティ】
今回のノベルティは、「複雑に絡み合ったプログラム」を意味する「スパゲッティコード」をモチーフにしたいという、エンジニアのアイデアから制作がスタート。
どのようにノベルティに落とし込んでいくか対話を進めるなかで、「スパゲッティにかけるオリーブオイル」という発想が生まれました。
スパゲッティコードはエンジニアにとっては見たくはないプログラムなので、「絡んだスパゲッティにオリーブオイルをかけて解く」という思いも込められています。
エンジニアのユーモアあるアイデアを、どのようにデザインにしていくか、思案する日々が始まりました。
私はエンジニアカンファレンスに参加した経験がなかったため、雰囲気をつかむためにWantedlyの過去記事や社内資料を見ながら制作。
デザイナーとエンジニアとの間で、想像するスパゲッティコードに対するイメージの違いがあり、ビジュアルを作り出すことに苦労しました。
(試作したデザイン案)
オリーブオイルのクラシックなラベルとアルミホイルやフェンリルのロゴを組み合わせるテイストで進めて行く中で、台紙の検討と予算を踏まえて実現可能なデザインやラインを探ることも難しく、制約がある中で条件を満たしたデザインを作る過程がとても勉強になりました。
また、オリーブオイルのおいしさを伝えることを考えつつ、食品を扱う上で避けた方がいいモチーフにも注意。進めていく中で不明点があれば同期のエンジニアにヒアリングをし、エンジニアがメインであることを意識しながらデザインしました。
完成したデザインは、フォーク・魚・ラズベリーをモチーフを採用し、無機物・生物・果物という3つの素材がスパゲティに絡まりあう様子からスパゲティコードを表現。絡まりをほぐしてくれるオリーブオイルを中心にしたデザインが完成しました。
ちなみに、ラスベリーのモチーフは、シングルボードコンピューター(SBC)である「Raspberry Pi」から発想しています。
エンジニアにとってネガティブな印象があるスパゲッティコードにユーモアを感じられるように、なおかつ高級感とオリーブオイルのおいしさを感じられるようなデザインをイメージしました。
パッケージするオリーブオイルはおいしいものにしたいと、数種類を取り寄せて試食会を実施。スパゲティとバケットにつけて、実際の味を食べ比べました。
ブランドによって風味や香りの違いが大きくオリーブオイル自体の品質の高さを感じた中で、食べ物と相性がよく香り高いオリーブオイルを話し合って選定しました。
とてもおいしいオリーブオイルをご用意できたので、スパゲッティだけではなく、さまざまな料理に使っていただけるとうれしいです。
通りすがりの先輩や同期メンバーも参加してくれて、わいわいと楽しい試食会になりました!
ノベルティ制作に関わること自体初めてでしたが、使用するアイテムがすでにいくつか決まっている状態から、そのアイテムに合わせてビジュアルを作るのが難しかったです。
デザイン制作を通して、エンジニアの発想を把握することや、発案者とのアイデアの共有とすり合わせをすることの重要さを感じ、フェンリルのデザイナーとして大切なことを学びました。
大学時代はグラフィックデザインを専攻しており、卒業制作では化粧品のパッケージのデザインを経験しましたが、他部門のメンバーと意見を交えながら一つのものを制作するのは初めてでした。
完成までの過程の違いを学びました。実際に人の手に渡るものをチームでデザインすることにやりがいを感じました。今後も、パッケージや紙媒体のデザインに携わりたいです!
今回、エンジニアと関わりながらデザインを進めたことで、開発やエンジニアの知識が足りないという課題を感じました。
デザインの幅を広げる意味でも、エンジニアをはじめ色んな方とコミュニケーションを取りながら、知識を増やしていきたいです。
新卒デザイナーとして初めて、来場者の皆さんとの接点になるノベルティ制作に携わってみて、カンファレンスでたくさんの方にお会いするのが、より楽しみになりました。
今回のノベルティを通して、たくさんの方にフェンリルを知っていただけるとうれしいです!
本日、8月22日より開催されるiOSDC Japan 2024にてノベルティ配布しますので、ぜひお手に取ってみてくださいね。