40代転職経験者が転職の不安をリアルに語ってみた【フェンリル社員インタビュー 番外編】 | フェンリル 社員インタビュー
こんにちは!アプリ部で開発チームのサポートをしている古川です。突然ですが、みなさんはどんな時に転職を考えますか?スキルアップのため、自分の可能性を試すため、人それぞれ色んな理由がありますよね。で...
https://www.wantedly.com/companies/fenrir/post_articles/139970
こんにちは! コピーライターの高島です。
Wantedlyでは、フェンリルのデザインと技術に関することや、働くメンバーの魅力に触れたインタビューなど、さまざまな記事を公開してきました。
候補者の方々やフェンリルに入社したメンバーから「あの記事読みました!」と感想をいただくことも多々あります。(うれしい!)
そのなかでも、反響が大きかった記事の一つがこちら。
ほぼ同時期に入社した同年代の3名による本音トークが、多くの方の印象に残ったようです。
そこで今回は、あれから5年半を経て同じメンバーに再びインタビューを実施。転職当時を振り返って思うこと、キャリアの変化、今後の目標などを聞きました!
【大植】開発センター 副センター長 兼 開発1部部長。前職ではシステム開発会社で開発からプロジェクト管理業務、人事採用業務にも携わった経験を持つ。
【早川】開発3部 部長。新卒で入社した会社で7年間業務系の情報システム開発・保守を経験後、会計事務所勤務を経てフェンリルに転職。
【原】名古屋支社 副支社長 兼 開発3部1課課長。前職ではクラウドアプリケーション開発に携わり、プロジェクト管理から保守までの全工程を担当。
ー皆さまお久しぶりです! まずは、あれから5年半が経って大きく変化したことを聞きたいのですが。
早川
役職が変わって現場で直接プロジェクトマネジメントする機会が減ったというのはありますが、プロジェクトに関わる視点が大きく変わりましたね。入社当時は自分がプレイヤーとして案件を無事に終わらせることを第一に考えていましたが、今はメンバーが気持ちよく働けるように、まわりの環境を整備したり、プロジェクトがうまくまわっていく仕組みをつくったり。開発業務全体をフォローしていくようなアプローチになってきました。
大植
私の場合、立場は変わっているものの、まだプロジェクトにも携わっているので、自分自身の変化と言われるとそれほど感じていないですね。ただ、今まで経験したことのない大型案件を担当することが多くなりました。仕事は大変ですが、プロジェクトが終わったあとの達成感と充実感はハンパないです。
原
一番大きく変わったところですよね? 老眼が進んだことです。
一同
笑!(共感の嵐)
原
すみません(笑)。前職ではそれほど規模が大きくない会社にいて、PM・エンジニア・営業など一人で何役もこなさなければいけなかったので、チームプレイという感じではありませんでした。フェンリルに入って「チームで取り組む」という仕事のやり方になったのは、自分のなかでは大きく変わったことですね。
早川
会社全体の話でいうと、人数が増えて組織が大きくなったというのもありますね。メンバーが増えるということはクライアントも増えるということで、大きなトラブルのないように予防的なアプローチを意識するようになりましたし、個々のプロジェクトはもちろん、開発センター、ひいては共同開発事業全体の収益についても常に気にかけています。また、これらは現場のメンバーにも意識付けできるように心掛けていますね。
大植
それは本当にそうですね、入社した当時からは倍以上の規模になっています。外国籍のメンバーも増えましたが、基本的に日本のことが大好きという方が多いので、一緒に仕事をしていて気持ちがいいですよ。彼らがフェンリルでさらに活躍していける道をつくっていきたいという気持ちにもさせられます。
早川
私たち3人はほぼ同期入社ですけど、これまでの様々なお仕事を通じて、周囲との信頼関係はすごく強固なものになっていますよね。今ではセンターをまたがって協力し合える状況にあるので、業務においてできることの幅が広がっていると感じます。
大植
そうですね。味方がたくさんいてくれるのはありがたいです。社歴が長くなってきたというのもありますが、メンバーと同じ視点でいることができているかなと思います。
原
確かに。信頼関係がより強くなって、チームプレイがいっそうやりやすくなりました。
ー コロナ渦以降、リモートワークやハイブリットワークが導入され、マネジメントの視点で大変だったことや変化したことなどありましたか?
早川
私自身、あまりネガティブな記憶はないんですよね。SlackやMeet等の優れたコミュニケーションツールがある中でリモートワークにすぐに馴染めましたし、プラスもマイナスもあるなかで、メンバーもうまく仕事をすすめてくれたので。
大植
私はステイホームの期間はリモートワークにしていたんですけど、それ以降はほぼ毎日出社に切り替えました。というのも、リモートワークが続くなかでメンタルが落ち込んでしまったメンバーが出てきたので、「出社しているからもしよかったら出てきて」というようにしたんです。
せっかく出社したならコミュニケーションを取ろう。ということで、その当時に部門長をされていた上司に相談したところ「お酒を買ってきてオフィスで飲んでもいいよ」と言ってくれて。そのための冷蔵庫も設置していただきました。まだ居酒屋などでお酒を飲むことに抵抗があったり、ご家庭の事情でとくに感染に気をつけているというケースもあって、だったらオフィス内でソーシャルディスタンスを取りながらお酒を飲もう!と。長居するわけではなく、1〜2本飲んで1時間程度で帰るというような。それがすごくよかったなと振り返ってみて思いますね。
早川
たまに、出社されている他の部門の方も参加してくださったりして、思わぬ形で仲良くなれたり・・・確かにあれはすごく良い時間でしたね。
大植
とくにお客さまとのやりとりが多いPMは、家で仕事を続けていくうちに孤独を感じてしまう場面もあったと思います。そうしたなかで、出社をして「何かあった?」とまわりが声掛けできる環境はすごく大事だったのかなと。なので私はいまだに毎日出社するようにしています。
原
私は名古屋支社所属で、もともと拠点をまたいだプロジェクトが多く、リモートでのやりとりにも慣れていたので、コロナ渦での仕組みの切り替えもすんなり馴染むことができました。支社のメンバーもどちらかというと家で仕事をする方が合っているという人が多かったですし。ただ、移動時間がなくなったことで打ち合わせのスケジュールが詰まり気味になり、時間に追われるようになってしまうことはありましたね。
昔は移動時間を考慮してゆとりをもったスケジュールにできていたんですけど、リモートが当たり前になった今は、時間に対する捉え方が変わっているかもしれません。リモートであるメリットはたくさんありますけども、予定の組み方については見直す部分も必要だと感じています。
大植
確かにそれはありますね。でも、もう過去のような仕事の仕方には戻れないとも思いますよ。リモートが当たり前ではなかった頃は、どんな風にこの膨大な情報を共有していたんだろうって、自分でも不思議に思うほどで。
原
本当にそうですよね、分かります。
大植
コロナ渦に取り組んだプロジェクトの一つなんですが、タイトなスケジュールに加えて、関係各所も多い案件があって、あれはリモート環境じゃないと成立しなかったと思います。お客さまのところに毎回伺っていたら間に合わなかったし、メンバーも疲弊してしまったんじゃないかな。
原
短期間で決めなければいけないことも多くて大変でしたよね。常に相談しながら進めていったのでコミュニケーションの時間を取るのが難しくて。移動にかかる時間プラス、クライアントによっては訪問してから対面できるまで時間がかかったりするので、リモート環境でそういう時間をゼロにできたのは大きかったです。
ー 転職当時を振り返って、印象に残っていることはありますか?
大植
アプリ開発の経験はなかったので不安には思っていましたよ。転職直後はエンジニアにいろいろ聞いたり、たくさん迷惑をかけてしまったんですけど、こうして続けられているのはフェンリルで働く方の人柄のおかげだと思っています。今思うと、アプリ開発の経験はなかったのに、どうして採用してもらえたんだろう?
早川
私たちは3人ともPMの経験はあったので、スマホアプリ開発にも適用して活躍できるのか、そのポテンシャルに期待してもらっての採用だったのかなと思っています。
面接を通してお聞きしたこともそうですが、面接会場の隣の会議室ではデザインに関する勉強会が開催されていたりして・・・この会社なら色んな方とわくわくしながら働くことができそうだと感じたことは、今でも強く印象に残っています。今、面接する立場になって分かったことですが、これまでの経歴だけではなくて、今後フェンリルにどのような影響を与えてくれるかということを見ているので、当時の自分もそういうところを見ていただけたのかなと。
原
私は世間知らずなタイプだったというのもあって、40歳を過ぎての転職にネガティブな印象は持っていませんでした。アプリ開発もやったことはないけど楽しそうだと感じたし、もともとフェンリルのプロダクトが好きだったので、面接では一方的に楽しく話したことを覚えています。振り返ると、キャリアも少ないなかでよく自信を持って話していたなと思いますけど、自分が好きなことを正直に話して突き進んだのがよかったのかもしれないです。
ー 現在のコミュニケーションについて、意識していることがあればお聞かせください。
大植
現在オフィスはフリーアドレスになっているんですけど、部門ごとに座席エリアが決まっていたころの名残りで、同じエリアに集まりがちなんですよね。開発部門とデザイン部門は普段からやりとりはしていますが、なんとなく業務中はデザイン部門の人が多いエリアには座りづらいというメンバーもいたりして。なので、私はあえて色んな場所に座るようにしています。そうすれば他の開発メンバーも座りやすいかなと思って。
あとは、バックオフィスの人たちの近くに座っていると、「普段こんなことをしてくれているんだ」という気付きになりますし、それをメンバーに伝えることもできるなと思っています。
早川
先ほども言った通り、最近はメンバーが増えて組織が大きくなってきたので、部門だけでなく、センターを横断した協力体制がいっそう必要になってきています。そうした連携が必要な場合は、実現したいことを丁寧に伝えて理解を得るように心がけています。
原
名古屋支社のメンバーは、飲み会の席のコミュニケーションというよりはランチタイムに交流を深めることが多いです。支社内でケータリングを取ってイベントをしたり、出社してコミュニケーションを取る企画もしています。
早川
名古屋支社はオフィスを改装してからさらに使い勝手がよくなったこともあって、お客さまに来ていただいてイベントをすることもありますよね。他拠点のメンバーも「名古屋支社を見たい」と、プロジェクトのMTGでオフィスに集まることもあるし。
原
そうですね。場所的にも大阪と東京の間で集まりやすく、30人ほどは入れる空間なのでプロジェクトメンバーが全員集えるのもいいですよね。部会など社内利用にも使いやすいので、「ぜひ活用してください」とアピールもしています。
ー 皆さん一線でご活躍されているなかで、体づくりや健康面で意識していることはありますか?
早川
健康に繋がっているという意味では、今はゴルフに夢中ですね。こんなに面白いならもっと早く教えてほしかったと思うくらい(笑)。フェンリルはゴルフをするメンバーが多いので、仕事では直接関わりがない人とラウンドする機会もあって、仕事がやりやすくなるというメリットもあるんですよ。休みの日も練習するので、太りにくくなったし体力がついてきた感覚もあります。
大植
私も趣味はゴルフなんですけど、今はそれしかないのでほかに探していて。定年退職したあとに1人でできる趣味があればいいなと思っているんですけどね。体力の面で言うと確実に落ちていますね、朝は関節が固くなっていて壁をつたいながら起き上がるという感じですし(笑)。
一同
笑!(共感の嵐2)
大植
でも、フェンリルに入社してから「ストレスを溜めない」ことが健康に良いというのを実感していますよ。もちろん、仕事が忙しいと溜まってはきますけど吐き出せる環境だし、自分らしく働けているのが何よりだなと。
入社してから、たとえば月曜日に「仕事が嫌だな」と思ったことがないんですよ。むしろうれしいくらいで。社長も含めた上層レイヤーの方々から圧力みたいなものを感じたことがないし、皆さんとても良い人でフランクに相談できる環境なのが大きいと思います。40代で転職される方はさまざまな経験をしていると思うので、そういう良さは敏感に感じ取れると思いますよ。
原
私は運動もしないし健康に良いことは全くやっていないんですけど、会社へのストレスは全然ないのでメンタルは保たれています。大植さんがおっしゃるように、上司であっても対等に接することができるフランクさがあるので、そういうストレスをあまり感じないです。もちろん組織として厳しい面はありますけど、チーム全員でそれを乗り越えるマインドが根付いているので、仕事に対するストレスが少ないのかなと思います。
早川
年齢的なものによる身体のしんどさはどうにもならないけど(笑)、基本的にはリモートワークを取り入れながら柔軟な働き方ができるので自分のリズムをつくれますよね。
あと、会社の基盤がしっかりとしていて、仕事がなくなる不安がないのもかなり大きいかも。我々の仕事でいうと、客先に常駐することもないですし、突発的な夜間対応もほぼないので、メンバー含めて心身ともに健康的に働けているのは大きいと思いますね。
ー キャリアが変化するなかで目標にすることも変化していると思うのですが、いかがでしょうか?
大植
昔から自分が前に行くタイプではなかったんですけど、今はさらに「自分よりも周りの人を主役にしたい」と思うようになっています。マネジメントの立場で「フェンリルって居心地が良いよね」というメンバーの声を聞くことは本当にうれしいですよ。そろそろプレイヤーはおわりにして、組織マネジメントで活躍できる人を引き立てる役割になっていきたいです。
早川
フェンリルをもっと大きくしたいと思っています。さまざまな領域のプロフェッショナルが、それぞれ誇りを持ってわくわく働ける会社であり続けられるように、同じ志を持つ仲間を増やして、わくわくを大きくしたいです。単に規模が大きいということではなくて、周囲からみて「何か面白いことをやっている会社」だと思ってもらえるような、社会的にインパクトのあることをしている会社でありたいですね。
原
先ほど大植さんがおっしゃっていた「居心地の良さ」は私も思っていて。私でいうとまずは名古屋支社のメンバーがそんな風に思ってもらえるようにしたいです。会社全体に向けても、支社からの視点で、私にしかできないことを提案していきたいですね。
ー 皆さま面接官という立場でも候補者の方と接していらっしゃいますが、どのような方と一緒に働きたいと感じますか?
原
やっぱり何事にも前向きな方に来ていただきたいです。年齢は関係なく、情熱を持って仕事に向き合える方に魅力を感じますね。
大植
早く組織に馴染めることが大事なので、原さんがおっしゃるように前向きでポジティブな方が良いですね。ここにいる3人はかなり早く馴染んでいたので、今も全員がフェンリルで楽しく働けているのではないかと思います。
早川
誠実で知的好奇心が旺盛な方と一緒に働きたいですね。面接をさせていただくときもそういう観点で見ています。今はスマートフォンアプリの開発がメインですが、今後はまだ別のものが台頭してくる可能性も多分にあるので、そういう変化に対しても柔軟にキャッチアップできるポテンシャルを持っている方がいいですね。フェンリルにいい影響を与えてくださると思いますので。