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【開発秘話】iPadのための絵コンテアプリ「DROMI」のプロモーション動画はこうして作られた!

こんにちは! プロモーション担当の渡邊です。

フェンリルが今年リリースしたiPadのための絵コンテアプリ「DROMI」。
前回の記事では、プロダクトを生み出した山本に話を聞きました。

今回は、PR動画を制作した角(かど)に動画の企画段階から公開までのストーリーを取材しました。
PR動画をまだご覧になられていない方は、ぜひチェックしてみてください。


入社後、事務職を経て動画クリエイターへ

フェンリルに入社してから約4年間は総務部に所属していて、オフィスでの事務作業や社内イベントの運営などに携わっていました。2020年のコロナ禍以降、社内での映像コンテンツの需要が急増したため、映像制作を任されることが多くなりましたね。

映像制作は未経験からスタートしたので、社内で経験を積みました。社長や社内のメンバーのレビューから学ぶことが多かったです。他者が制作した色んな映像を見て勉強したり、趣味のスケートボードをGoProで撮影してみたりと、プライベートでも映像制作のスキルを磨けたと思います。

2022年に組織変更があり、コーポレートブランディング部門へ異動してからは、コーポレートの映像制作に専念するようになりました。総務部に所属していたときは、朝礼動画やキックオフミーティングの動画を主に制作していましたが、今は、DROMIのPR動画や採用のための会社紹介動画など、社外に公開するコンテンツも制作しています。企画力や提案力が試される場面で難しいと感じることがありますが、前向きに挑戦しています!

DROMIのプロモーション動画を制作することになった理由

DROMIを企画したDROMIチームに声を掛けてもらったのがきっかけです。
社内で映像制作をしているメンバーの中から、コーポレート映像を手掛けている私が選ばれました。依頼を受けたときは遂行できるか不安でしたが、普段の映像制作とは違うものが作れることに、わくわくしました。
動画制作に携わったのは8名。キャストも含めすべてフェンリルのメンバーです。

DROMIのプロモーション動画ができるまで

2つの動画編集ツールを駆使して

動画の編集は、他社製品の2つのツールを駆使して映像の色味を細かく調整したり、動画でモーショングラフィックスを活用したりしました。絵コンテにはもちろんDROMIを使用しています。
制作期間は、企画で2、3週間、Vコンテ制作に1週間、本番撮影に1、2週間、残りは編集期間。6ヶ月ほどで制作を終えました。

動画を制作するストーリー

DROMIのターゲットユーザーは、趣味で動画作成している方や学生の方だけでなく、映像制作を仕事にしたいと考える方も想定しています。そのため、動画では「DROMIを使うと仕事が円滑に進む」ということを表現しました。

ストーリーは、一人の男性ディレクターがプロモーション動画を依頼されたところから始まります。ラフスケッチから動画の書き出しまで、DROMIを用いた映像制作の一連の流れをテンポ良く映しました。ディレクターの仕事を見せる中で、DROMIがクライアントへの提案や撮影にも役立つことを表しました。
動画で流す音楽は制作メンバーで検討しましたが、最終的に私がAdobe Stockから選んだ曲に決定しました。

私が思う一番の見どころは、最後のアニメーションです。帰り道のシーンが絵コンテになり、この動画自体のコンテも実はDROMIで作っていました、というネタバラシが気に入っています。

主人公が制作していたのは、フェンリルのプロダクト「VLabo」のCM

動画のキャストは全員フェンリルのメンバーです。主人公を務めた新田さんは、フェンリルで活躍するディレクター。クライアント役として登場するのは、UXコンサルタントの萩原さんです。

それから、動画の中で主人公がDROMIを使って制作しているもの。実はこれ、フェンリルのプロダクト
VLabo」のCMなんです。動画でVLaboのロゴやバレーボールのコートが描かれたシーンを映しているので、ぜひ見てみてください。動画にはVLaboのプロダクトオーナーも登場しています。


時間をかけて作り出したライティング

屋外の撮影で大変だったことは、橋を歩いているシーンの撮影です。太陽が出ている間に撮影を終えないといけなかったので、限られた時間で何度も撮影しました。

スタジオ撮影で印象に残っていることは、イメージしていた映像色味を撮影で実現できたときです。カラーフィルムを用いた照明の色づくりがとても勉強になりましたし、楽しかったですね。狙った色を出すためにさまざまなカラーフィルムを組み合わせて試しました。

映像の色味は最後まで何度も調整しました。想定以上に時間がかかったのは、動画の冒頭で男性がDROMIを使っているシーンですね。


スキルを磨くため、働きながら動画編集スクールへ

私の主な業務は映像制作ですが、先ほどお話ししたとおり、フェンリルに入社するまでは未経験でした。入社してから勉強を始めて経験を重ねてきたので、撮影と編集はできますが、セオリーやモーショングラフィックスのスキル不足を感じていました。そこで、自身のスキルを磨くために動画編集スクールに通いたいと上長に相談したところ、業務をしながら通学してもいいと了承を得られました。

モーショングラフィックス、特にAfter Effectsを学ぶために、数あるスクールの中から少人数制で「初心者でもウェブ広告を作れるようになる」というスクールを選びました。オンラインとオフラインを活用して、短期間でたくさんのことを学べたと実感しています。受講した期間は約4か月で、ありがたいことに会社の経費で通わせていただきました。

今後の目標

完成した動画は、私が想定していたよりも反響がありうれしかったです。フェンリルのクリエイターだけでなく、社内の採用メンバーからも好評だったので、思っている以上に多くの色んな人が見てくれているんだなと実感しました。その反面、アニメーション制作は他の人に頼らないとできなかったので、自分の力不足を痛感しました。経験を積んでアニメーションの技術力を高めたいです。

それから、アウターブランディングに関わる動画をもっと制作したいです。モーショングラフィックスのスクールにも通わせていただいたので、これまで制作していた映像よりさらに完成度の高いものを制作できるよう精進します!

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