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クラウドネイティブ技術部特集 vol.2:ユーザーだけでなく「システム運用者にもハピネスを」3課のビジョンを聞いてみた

はじめに

クラウドネイティブ技術部特集、第2弾! 新設されたプロフェッショナルサービス3課(以下3課)の課長を務める野田に、チームのビジョンやミッションについて話を聞きました。

野田 奏(のだ・そう)クラウドネイティブ技術部 プロフェッショナルサービス3課 課長

2015年フェンリル入社。業務向けウェブアプリケーションの設計・構築・運用経験を生かし、クラウドアーキテクトとして安定したシステムの開発と運用を導く。2021-2022 APN AWS Top Engineer / 2021-2023 Japan AWS All Certifications Engineer として表彰された。シェル芸人。

<前回の記事はこちら>

クラウドネイティブ技術部特集 vol.1:GIMLEの生成AI新サービス「Generative AI」 | フェンリル 社員インタビュー
はじめにクラウドネイティブ技術部とは?クラウドネイティブ技術部は、クラウドを活用した企業成長の支援をしています。主なサービスである「GIMLE(ギムレ)」では、これまでの経験や専門知識を生かし、...
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3課新設の背景とミッションについて

私たちの課は、クラウドを活用したシステムにおける「運用の優秀性」にフォーカスしています。目標は、クライアントが継続して利用しやすい、運用が容易で安定したシステムを提供することです。ただ使いやすいだけでなく、クライアントのビジネス変化に対応し続ける柔軟なシステムを実現することが求められます。

フェンリルのクレドの一つに「人々にハピネスを届ける」というものがあります。この言葉には、エンドユーザーに良い体験(UX)を届けるというフェンリルの思いが込められていますが、私はシステム設計者として、運用に携わる人にもハピネスを届けたいと考えています。クライアントにとって使い勝手が良く、エンジニアもハッピーになるシステムで、エンドユーザーにもハピネスを提供するのが目標です。


DevOpsの取り組みについて

クライアントのビジネスニーズの変化に対応し続けるためには、柔軟で拡張性のある安定したシステムの構築が不可欠です。これらを実現するために、3課では特に、DevOpsの導入とWell-Architectedに基づく設計原則を活用し、運用のしやすさを前提にしたシステム設計を徹底しています。DevOpsは、従来のソフトウェア開発やインフラ管理手法よりも、迅速に品質の高い製品を提供するための手法です。クライアントからの「アイデアを早く形にしたい」という要求に高い品質のプロダクトで応えるため、DevOpsのツールやプラクティスを活用しています。当初は開発チームへの新しいプロセスの導入に際して抵抗を感じるメンバーがいるといった困難もありました。しかし、責任者とエンジニアの双方にメリットを体験してもらうことで、理解を得ることができました。

DevOpsの手法を取り入れることで、製品リリースの速度と品質が向上しました。CI/CD、IaCといったDevOpsの構成要素を用いた結果、開発から運用までのプロセスも効率化され、ビジネスの変化に柔軟に対応できるようになりました。


Well-Architectedの実践

Well-Architectedは、クラウドサービスを効果的に活用するためのガイドラインとして非常に重要です。この共通の考え方をチームで共有することで、より良い設計指針に裏打ちされたシステムの構築が可能になると考えています。これはクライアントへの説明にも役立っています。

開発コンサルティングのアプローチ

私たちはクライアントが自らシステムを運用し、必要に応じて自分たちで調整や改善ができるように支援しています。このように考えているのは、クライアントがビジネスニーズに応じて主体的にシステムをカスタマイズし、変更する能力を持つことが非常に重要だからです。


Well-Architectedの原則の一つに「運用をコードとして実行する」というものがあります。これにのっとり、システムの構成をコードで定義することで、再現性の高いシステムの構成管理ができるだけでなく、変更箇所の特定が容易になります。私たちは、それらのテクニカルな運用をクライアントが理解し、市場の変動に対応可能なシステムを自ら構築できるようアドバイスします。最終的には、クライアントがシステム構築を内製化できるようになることを目標としています。

Japan AWS All Certifications Engineerについて

AWS All Certifications Engineerは、AWS Partner Networkに参加している日本の企業に所属し、AWS認定資格を全て保持しているAWSエンジニアを対象にした表彰プログラムです。私は2021年から現在までこの認定を保持しています。

資格を取得した理由は、アーキテクトとしてのすごさが分かりやすいからです(笑)。「AWSの全ての資格を取っている」と言うと、AWSの技術に精通していることをすぐに理解してもらえます。その結果、クライアントは現在抱えているより深い課題について、私たちを信頼して相談してくださるようになり、これがシステムや組織の改善に役立っています。それだけではなく資格取得は学習と仕事のモチベーションの維持にもつながっています。


課の展望と、ジョインしてほしい人物像

私たちは、クラウドの技術でクライアントの課題解決を常に考えられるチームでありたいです。私自身ももっと楽しみながら、メンバーと一緒に課題に取り組めるチームになるといいなと思っています。クラウドの新しいサービスを知ったときに、自分で使ってみたいな、今まで面倒だった課題が解決できそうだなとワクワクしてくれる人が、3課に加わっていただけるとうれしいです。




GIMLEについての最新情報は下記URLをご覧ください。

GIMLE - クラウド活用支援サービス | サービス | フェンリル株式会社
私たちが直面している「新しい働き方」「新しい生活様式」などの課題に対し、ポジティブな姿勢で創造的な変化をもたらす存在となることが重要です。これまでのような一時的な対応ではなく、クラウド化によって実現できる"真の目的"の達成をサポートするためのサービス提供をはじめました。
https://www.fenrir-inc.com/jp/business/gimle/


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私たちは、"デザインと技術"でユーザーにハピネスを届けるため、 Sleipnirをはじめ、多くのプロダクトを創造してきました。 この先もアプリ開発にとどまらず、世の中に新しい価値を生み出し続けます。 ■ 自社プロダクト事例 ・ウェブブラウザ「Sleipnir」https://www.fenrir-inc.com/jp/sleipnir/ ・デザインレビューツール「Brushup」https://www.brushup.net/ ・オンラインデザインツール「Picky-Pics」https://picky-pics.com/ ・超高速プッシュ通知エンジン「BoltzEngine」https://www.fenrir-inc.com/jp/boltzengine/ ・バレーボール専用データ分析アプリ「VLabo」https://www.vlabo.app/ ・その他の自社プロダクト一覧 https://www.fenrir-inc.com/jp/ ■ 共同開発プロダクト事例 NHK 紅白アプリ、ぐるなびアプリなど有名なサービスも多数手がけています。 https://www.fenrir-inc.com/jp/works/
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