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フェンリル社員インタビュー「フェンリルのすべての部門をサポートする、法務部2名にキャリアと今後の展望を聞きました」

こんにちは。ブランディング部の渡邊です。

今回は、法務部の畑中と山岸にインタビューを実施しました。フェンリルのビジネスをはじめ、すべての部門をサポートする法務部。彼らのキャリアや、働き方、今後の展望について聞きました。


ー フェンリルに入社されるまでの経歴を教えてください

畑中
私は新卒でテレビ局に入社後、経営コンサルティング会社や映画会社で、総務や法務、人事、経営企画など、事業支援部門を幅広く経験してきました。
中でも法務は「人を救えるきっかけになる職種だな」と思って携わり、今に至っています。
コンサル会社にいた当時は、経営危機に直面する会社や、会社が破産して路頭に迷う方々をサポートする仕事をしていました。法律の枠組みを知っていれば、そういった苦しんでいる方たちのお役に立つことが、多少なりともできるのかな、と。

(畑中:法務部部長)

山岸
その志、素晴らしいですね。

畑中
半分は「たまたま」なんですけどね(笑)。
自分の中での思いと、偶然性が合致して今があります。

山岸
私は、不動産会社や毛織物メーカーで14年ほど、法務部門の仕事に従事しました。フェンリルに入社する前の3年間は、前職の子会社に出向して、会社の制度設計や採用・教育を担当していました。

学生の頃、司法試験受験生として勉強していたんですが、4回生の時に一発勝負で受けた司法試験に落ちてしまって。就職活動をする気も起こらず、大学卒業後はアルバイトをしていた地元の予備校に就職し、講師をしていました。でも、せっかく長い時間を費やして法律を学んだので、それを生かして活躍できる仕事をしたいと、一念発起して企業法務の道に進むことにしたのです。

(山岸:法務部エキスパート)


ー フェンリルに入社したきっかけは?

畑中
私はフェンリルで働く知人の紹介で入社しました。
5年前の当時は、フェンリルが大きく変わろうとしていた時期で、私がこれまで経験してきたことを生かして、会社の成長をサポートしていきたいと思って入社しました。

山岸
一番の決め手は、自らの手でいろいろ切り拓ける、チャレンジングなフィールドが多くあると思ったからです。フェンリルがまだまだ成長途上の会社であり、法務部門においては畑中さんお一人だったので。   他にも、畑中さんのお人柄や志に共感したり、フェンリルで働いたら楽しそうだなぁと思ったり、副業制度があったこともポイントとして大きかったです。
最終的に三社から内定をいただきましたが、あえてこれまで全く縁がなかったIT業界に飛び込みました。


ー お二人とも、IT業界は未経験で入社されたんですよね

畑中
そうですね。

山岸
入社当初はIT用語がわからず、IT用語辞典を片手に業務をしていました。同じ法務と言えどもIT業界を知らないと対応できないことや製造業での法務とは違う発想の切り口なんかがあったりするので難しいです。でもそんな新しい世界が見られて楽しいなとも思っています。


ー 主な業務内容や法務部での役割を教えてください

畑中
会社全体の動きにアンテナを張り、経営的な視点で会社の進む方向を指し示すことと考えています。
法務部は会社を守るとか助けるといった役割もあるんですが、経営に関わる事業部門の方たちとの接点が、特に多いんですよ。一方で、人事部や経理財務部などの事業支援部門から相談を受けたりもします。
そんな会社全体の中心的存在だからこそ、法務部は責任が重いと思っています。
ですので、フェンリルをどういう方向に導いていけばよいか、どうすれば社員の皆さんが楽しく働ける職場になるかを、経営の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

山岸
私は課長レイヤーで、主には法律相談や契約書の審査を行っています。営業部との接点が最も多いですが、畑中さんがお話された通り、全方位的に、デザイナーやエンジニアとも話す機会は多いです。
部門内の業務とは少し離れますが、横の関係や連携を強化するため、事業支援部門の課長レイヤーとの課長会を立ち上げました。部の垣根を越えて信頼関係を築くためにも、この会ではあまりルールを設けず、みんなでゆるーく徒然なるままにいろいろなことを話しています。


ー フェンリルにとっての法務部の役割とは何でしょうか?

畑中
ビジネスを始めるときに、現場の皆さんに道筋を示す「先陣的な役割」と、ビジネスが進んでいく過程で現場の皆さんが何かにつまずいたり、他社との間でトラブルが発生したりした場合、サポートして最後まで見守る「しんがり的な役割」があると思います。
マラソンのランナーに例えるなら、最初はトップランナーとして走り、半ばでは仲間と伴走。最後は仲間をサポートをしてゴールへと導く最終走者ですね。

山岸
フェンリルの法務は「法律の専門家」というより、全社横断的にビジネスを俯瞰しながらリーガル判断をすることが求められます。営業、デザイナー、エンジニアには若いメンバーも多いので、契約書の作成をはじめとする実務やセミナーなどを通じて、彼らに契約リテラシーや交渉手法などの武器を提供することもあり、教育面での役割も大きいと思います。

畑中
山岸さんには「契約書通読会」や「著作権勉強会」といった講習会を、社内で定期的に開いてもらっていますよ。


ー IT関連事業の法務ならではの、難しさや楽しさはありますか?

畑中
大局的視点と局所的視点、俯瞰的な視野が同時に求められることですかね。
一言でいうと、想像力が求められること。

例えば一つのアプリを開発するとき、フェンリルをはじめ、クライアントやビジネスパートナー、その先には一般ユーザーと、たくさんの人が絡む世界で物を作っていますよね。私たちは、それぞれの視点で見て想像しなければなりません。フェンリルから見た解答はAであっても、クライアントから見ればBではないかとか。一般ユーザーから見ればその解答はCではないかとか。その想像力を働かせなければならない。
難しくもあり、楽しいです。

山岸
製造業のように「契約した物を機械で生産して終わり」ではなく、システム開発においては契約をしてから要件定義、開発……とプロジェクトが進んでいく過程で状況が動きます。フェーズごとに注意すべき観点も変わるので、関係者と密に連携して、リスクを未然に防ぐことが大切です。最初の契約書の作り込みも重要ですが、プロダクトの性質上、個人の価値観や主観が関わるため、プロセスの中での都度都度の合意形成が大切な業界と言えます。

「最高のプロダクトを生み出すこと」がフェンリルの使命なので、開発センターやデザインセンターのメンバーが思い切って良い仕事ができるよう、法務の側面からサポートすることがやりがいでもあります。


ー法務部のパートナーとして、お互いをどのような人だと考えているか教えてください

畑中
山岸さんは、人の心に寄り添うことができる優しい方だと思います。
穏やかで俯瞰的な視点を持っていて、これからの第二次法務部を背負ってもらう重要な方です。

山岸
(冷静な表情で)ありがとうございます。よそ行きな回答をしてくださってますね。
いつもと違って、ボケが一つも入っていなくて不気味です(笑)。

畑中さんは、どんなジャンルの話題でも拾う豊富な知識や教養を持った人です。
真面目な顔でシレっと冗談を話される一面もあり困ることもありますが(笑)、毎日1on1ミーティングをやってくださる気配りの達人だと思っています。そして、越えなければいけない高い壁ですね。

畑中
1on1ミーティングは、必要なければやめてもいいよって言ってるんですけどね。
全然やめる気配がないから、私のことが好きなのかな?と思っているんです(笑)。

山岸
そうかもしれないですね(笑)。
今やめてしまったら、畑中ロスになってしまいそうですし、せっかくここまで毎日続けているので、今後も続けたいですね。


ー法務部の今後の展望について、どのようにお考えですか?

畑中
法務部は、全ての部門の目の前にある課題解決に寄与する部門であると同時に、会社経営に重要な役割を担う部門でもあります。フェンリルの成長の一歩前に立ち、会社の成長を推進する役割を担っていける、そのような部門を目指しています。

山岸
人を増やして大所帯にすることが目標ではなく、会社の規模感や成長スピードに合った適切な人数で質の良いサービスを提供できる組織を目指したいです。ハードルを低くして、法務のみならず、気軽にいろいろなよろず相談をしてもらえるような存在となりたいですし、いずれは法務出身者からボードメンバーが生まれるよう、経営の懐刀としての存在感を増していきたいです。


ー現在、法務部員を募集中ですが、どのような方と働きたいですか

畑中
自ら課題を発見し、その解決策を考え、実際に解決するというアクションに魅力を感じる方。
人が好きで、人と交流することを好み、人とのつながりを通して社会とつながることを求めている方と働きたいです。

山岸
私も畑中さんと同じく、自分から発信していきたいという人と働きたいです。
法務という狭い視野にとらわれず、経営やビジネスに興味を持てる方、ご自身の意見を持ちながら法務という立場から会社を変革しようと考える、意欲的な方とご一緒したいです。


ーフェンリルに興味を持ってくれている方へのメッセージ

畑中
フェンリルの今のステージは、まだ発展途上です。法務部に限らずですが、この今のステージを楽しみながら、一緒に前進できる突破力のある方、ゼロから1を生むことが好きな方は、フェンリルに合うと思います。そのような方とお会いできることを楽しみにしています。

山岸
部署の規模は小さいですが、その分コミュニケーションをしっかり取りながら信頼関係を構築することを何よりも大切にしています。法務部は全部門のビジネスに寄り添うことができる立場です。フェンリルを強い組織にしていけるよう、法務からどんどんアクションを起こそうとする意欲的な方をお待ちしています!


法務担当
フェンリルのすべての部門をサポートする。法務担当を募集。
2005年にスタートしたフェンリルは、究極の国産ウェブブラウザ「Sleipnir」の開発から始まりました。 当時からユーザビリティを意識して開発を続けており、創業から20年たつ今でも、 その考えはフェンリルの理念として受け継がれています。 デザイナーとエンジニアが妥協せず議論し、 1歩1歩最高のプロダクトに近づけていく環境は、フェンリルの魅力となっています。 その結果、現在は「デザインと技術のプロ集団」として、 大手企業をはじめとする400社以上のクライアントと直接コミュニケーションを取りながら、 600以上の新しい時代を創るモバイルアプリやウェブアプリの企画開発を行っています。 数多くのプロダクトで高い評価をいただき、 さまざまな業界のリーディングカンパニー各社と一緒に開発する機会に恵まれてきました。 ■ 自社プロダクト事例 ・ウェブブラウザ「Sleipnir」https://www.fenrir-inc.com/jp/sleipnir/ ・ヘッドレスCMS「NILTO」https://www.nilto.com/ja ・Apex Legends ™ でのコミュニケーションスペース「WINNITY」https://winnity.games/ ・iPadのための絵コンテ制作アプリ「DROMI」https://www.fenrir-inc.com/jp/dromi/ ・バレーボール専用データ分析アプリ「VLabo」https://www.vlabo.app/ ・その他の自社プロダクト一覧 https://www.fenrir-inc.com/jp/product/ ■ 共同開発プロダクト事例 特定の分野・業界に限らず、交通インフラ、エンタメ、モビリティ、金融などの各業界の大手ナショナルクライアントと共に、一般消費者向けアプリケーションから業務システムまで、さまざまなプロジェクト実績があります。 https://www.fenrir-inc.com/jp/works/
フェンリル
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