2022年新卒研修体験記、第一話を担当するのは、同期の中で一番こてこての関西弁を使う笹井です。
ここでは、新卒として実際に研修を受けた感想を中心に執筆します。
詳しい研修の内容を知りたい方は過去の記事をご覧ください!
研修の概要
研修の流れはこんな感じです。
薄いオレンジで色をつけているところが、今回の研修です。
今年の研修は、コロナが少し落ち着いているということで、オンラインと対面のハイブリッドで開催されました。やったね!
デザインセンター最初の研修は「情報収集・コンセプト設計」です。
この研修では、新卒4人+中途1人のチームとなって、与えられたクライアントの課題について、情報収集・アンケート・インタビューを行い、そのデータをもとに課題を解決するアプリを考えました。
今回の課題はこちらです。ドーン!
「大阪城観光を盛り上げるアプリ」、コロナが少し落ち着いてきたこの時期ならではの課題ですね。
進め方としては、Miroというオンラインホワイトボードツールを使って、集めた情報をまとめたり、アイディア出しをしたりしました。
作成したアプリの企画
では、この課題に対して私たちはどんなアプリを考えたのでしょうか?
それはこちらです。ドーン!
その名も、「Ofresh(オーフレッシュ)」!
コンセプトは「大阪城を都会のオアシスにするアプリ」です。
①大阪城でのおすすめの過ごし方を提案
②大阪城周辺で聞こえてくる環境音(鳥の鳴き声、人の賑わいなど)をASMRとして提供
③レストランや公園内の混雑状況をマップで表示しユーザーが落ち着ける場所を提案
以上三つがこのアプリの主な特徴です。
大阪城をもっと身近に感じられそうでしょう?
研修を受けて
結構前置きが長くなってしまいましたが、ここからが研修の感想です!
二つの学び
一つ目は、QCD(品質・コスト・納期)の考え方です。
学生時代は作ろうと思えばいくらでも時間を作れましたが、今回は発表という名の納期があったので、間に合わない時はどうしても品質を調整する必要がありました。
タイトなスケジュールの中で、どこを削ってどこに時間を使うのか考えたことは大きな学びでした。
二つ目は、アンケート作成上の注意です。「もし〜たら」「もし〜れば」というたらればの質問を入れるのはNGということを学びました。
この理由は、もしもの話は参考にならなかったり、場面を制限しすぎたりするから(だったような気がします)。
これも学生時代の話になりますが、アンケートを作る時、回答者の負担にならないようには意識して作っていました。しかし、質問の言い回しまでは深く考慮できていなかったように思います。
うれしい驚き
ユーザー調査(アンケート・インタビュー)を行うにあたって、仮説を立てる→調査計画を立てる→リクルーティング(調査の対象者を選定する)→実施準備という流れを踏みました。学生時代は、そもそも調査対象者の人数を集めるのが大変だったので、このリクルーティングが新鮮で、「誰から話を聞けば面白いアプリが作れそうかな〜?」とワクワクしながら選びました。
同期との協力
時間の余裕があまりなかったので、アンケート班3人とインタビュー班2人に分かれて、お互いの質問内容や調査結果をすり合わせながら進めました。
役割分担して協力することで、それぞれの担当範囲で狭く深い考察ができたのが良かったです。
二つの苦悩
私はインタビューを担当したのですが、その際、相手の発言をなぜ? なぜ? とどんどん深ぼることが難しかったです。
私は、相手の発言の裏を勝手に想像して自己解決してしまうところがあったので、「それってこういうことですか?」と相手を誘導するような質問の仕方をしてしまっていました。
研修担当の方にご指摘いただいたことで、「それってなぜなんですか?」と相手の回答に制限を設けない質問をすることができ、よりその人らしい言葉で話が聞けるようになりました。
(インタビューは2人に対して行い、2回目はよくできていたと褒められました!)
相手を理解しようとする姿勢は悪くないと思うのですが、インタビューにおいてそれは相手を自分の思考に誘導することにもなるので、使いどころが難しいですね。
もう一つ難しかったのは、短い時間の中でアイディアや意見を出していくこと。リサーチしてアイディア出してコンセプト考えて...など、工程が多い割に一つ一つの工程にかけられる時間が少ない! そんなに短い時間では全然アイディアを出せませんでした。
これに関しては、自分の頭の回転の遅さを憎みました……。
今の仕事で実践したいこと
デザインが好き、ものづくりが好き、という人なら共感してもらえると思いますが、私はついつい時間をかけてアイデアを練ったりデザインをしたりして、自分が納得いくまで作業をしてしまいがちなところがあります。
でも仕事にはクライアントがいて、納期とコストがあります。
適切な納期とコストの中でクライアントが納得する最高のものを作らなければなりません。
今月からとうとう実際の仕事が始まりました。今まではあまり意識できていなかった、納期とコストを意識しながら、しっかりとスケジュールを立てて仕事をしていきたいです!
最後に
この研修の成果発表には、社内のデザイナーさんが100人くらい集まると聞いていたので、かなり緊張しながら当日を迎えましたが、実際は20人くらいだったので少しホッとしました(笑)
というちょっとした裏話をして、今回の記事は終わりにしようと思います!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
次の記事もお楽しみに〜。