こんにちは!フェンリルでiOSアプリの開発を担当している圖子(ずし)です。
今回は7月末に社内で開催した「WWDC21 共有会 パネルディスカッション」についてお伝えします。
これまでの WWDC と社内共有会
例年であればアメリカ カリフォルニア州で開催されている Apple 主催の世界開発者会議『WWDC』。フェンリルからもここ数年毎年現地に赴きカンファレンスを体験してきました。しかし、昨年からは COVID-19 の影響により WWDC はオンライン開催へと変貌しました。
現地開催をしていたときには、帰国後に街や会場の様子を交えながらその年のWWDCで発表された内容の紹介、注目する話題の共有などを出張者が発表してきました。
オンライン開催となってしまった昨年からは旅行記を紹介することもできず、どういう内容で共有会を開催しようかと悩んだ末、様々な職種の人を交えたパネルディスカッション形式として開催しています。
<これまでのWWDCレポートはこちら>
パネルディスカッションにした経緯
社内共有会の実施にあたり、パネルディスカッション形式にした理由について説明します。
WWDC で発表される内容は必ずしも Apple プラットフォーム向けアプリエンジニアのためだけではないと考えています。
イベントの名称に 「開発者」という言葉が入っているのでエンジニアのためのイベントだと思われがちですが、デザイナー、営業、PL、QA など Apple プラットフォームに関連したソフトウェア開発に携わる人すべてに関わる内容だと思っています。
単なる機能紹介だけにとどまらず、このディスカッションの中で出てきたアイディアなどを通じて、それぞれが担当する領域で日々の業務や顧客のハピネスのための何らかのヒントにつながればという思いで全社向けに任意参加の形で開催しました。
共有会当日の様子
パネルディスカッションは Remoを使ってオンラインで開催。
営業、PL、デザイナー、iOS アプリエンジニアから1名ずつパネリストとして壇上に上がってもらい、私はモデレータとして全体の進行を行いました。
このイベントでは、パネリスト達で事前にリストアップした注目トピック毎に、内容の簡単な紹介と注目している理由などを紹介していきました。
パネリスト達との事前打ち合わせの場でもディスカッションに熱が入ってしまっていて本番で時間が足りるのかどうか時間配分がうまくできるのか心配していました。(予想は的中し、本番でも大いに盛り上がった結果、時間を15分ほど超過してしまいました。)
担当分野を問わず延べ80名を超える人がイベントに参加してくれました。
パネリスト達だけでなく参加者達も Remo のチャット上で「こんな機能が実装できそう」「○○があると親切でいいね」など、いろんな意見や感想で盛り上がっていました。
注目の新機能に大盛り上がり
特に SharePlay/Group Activities や ShazamKit は完全な新機能ということもあってチャットが盛り上がっていたトピックでした。
SharePlay/Group Activities はベタですけどホワイトボード機能があるだけでも地味に便利という話がありました。
ShazamKit は事前録音されている音を判定・検知できる機能があるのですが、それを使ってビンゴゲームとか作れるかも?というアイディアもありました。ShazamKit は Android 向けの SDK もリリースされるそうなので iOS/Android の両対応が出来るのがサービスに盛り込みやすくて良いですね。
共有会では Remo の Q&A 機能を使って参加者から上がってきた質問などにも、分かる範囲で随時回答もし、時間内に拾いきれなかった質問は後日回答するようにしました。
終了後には録画していた動画を全社向けに公開することで当日参加出来なかったり、途中で退出せざるを得なかった人にも見られるようにしています。
まとめ
今回のパネルディスカッションでは、私が意図していた通りにいろんな職種や担当領域の人に多く参加してもらえ、WWDC21 で発表された内容の内の一部ではありますが知ってもらえる、それを使って何ができるのかを考えてもらえる良いきっかけになったと確信しています。
今年の秋以降に正式リリースされる新機能を活用して Apple プラットフォームを利用しているユーザの皆さんにハピネスを届けられたらと思います。