こんにちは! SD部プランナーの松村です。
今年の5月に入社したばかりなので、これが初投稿になります。
先日、フェンリル初となるオンラインセミナー「コ論:コロナをきっかけに考える20年代のUX」を開催したので、取り組み内容や運営の裏側などをご紹介します!
コロナ禍でも情報発信を続けるために
今回のオンラインセミナー開催の背景には、やはり新型コロナウイルスがあります。
これまでフェンリルでは、リアルな場でのセミナーという形で、積極的な情報発信を続けてきました。自分たちの知見を、アプリ開発やUXの向上に取り組む方々に届けるのが目的です。
ですが、コロナの影響で、従来の形のセミナーは開催できません。そこで、フェンリルならではのオンラインセミナーを、一から企画することになりました。
(#0の開催は終了しております)
企画の中心を担ったSD部
今回のオンラインセミナーには全社一丸となって取り組みましたが、企画の中心を担ったのはSD部のメンバーでした。
SD部は今年の4月に発足したばかりの新しい組織で、「サービスデザイン」の略称が名前の由来となっています。
フェンリルではサービスデザインの定義を「愛されるサービスを作り、広めるための活動」としており、その活動にさまざまなアプローチで取り組んでいるのがSD部です。
詳しくはSD部のnoteに「フェンリルが考えるサービスデザイン」という記事があるので、ぜひ読んでみてください。(「スキ」もお願いします!)
リモート環境で進めたセミナー準備
フェンリルでは、今年4月からフルリモートでの勤務となっており、オンラインセミナーの準備も、もちろんリモート環境下で進めました。
まずはチームづくり。主体的に関わるメンバーを決め、それぞれをコンテンツ、ユーザビリティ、パフォーマンス、ブランド、運営の責任者に任命しました。ここで挙げた5つの要素は、ユーザー体験に特に影響を与えるとフェンリルが考える要素です(詳しくは、先ほどのnote参照)。
その後は、各チームに分かれて企画を進めつつ、週1の定例ミーティングでお互いの顔を見ながら議論。発表内容や資料の表示方法、参加者とのコミュニケーション手段など、セミナー体験に関わるたくさんの要素を1つ1つ丁寧に形にしていきました。
対面だと少し話せば伝わることも、何度も確認しないとなかなか伝わらないのが、リモートならではの難しさ。その問題を軽減するため、考えたことを全て企画書に書いて共有したり、全員のタスクをシートに書き出して管理したりといった工夫をしました。
「フェンリルならでは」のセミナーを目指して
今回のセミナーを考える上で特に力を入れて取り組んだのが、オンラインセミナーに「フェンリルならでは」をインストールする方法です。
企画を始めたころには、すでにたくさんのオンラインセミナー世の中に溢れていましたが、ツールや体験面でどれも画一的に感じるというのがメンバーの感想でした。
そこで、「想像を超える」をコンセプトに、配信ツールや機材の選定、セミナー全体の体験設計などを行うことに。
結果として、リアルな場に登壇者が集まっての配信、カメラと資料が一度に見られる画面デザインなど、他にはないフェンリルだからこその工夫がたくさん盛り込まれた体験を実現できました。
(資料とカメラとが一体になった画面表示)
初めてのオンラインセミナー当日
さぁ、いよいよオンラインセミナー当日。直前までリハーサルを行い、これであとは本番を滞りなくお届けするだけ、というところでトラブルが発生します。
ちょっとした操作ミスで、本番配信用として参加者の皆さまにお送りしていたURLが無効になってしまったのです。
結局、本番30分前に、変更後のURLを皆さまに再度お送りすることで事なきを得ました(?)が、緊張している中でのトラブルに、一瞬頭が真っ白になりそうでした。(参加いただいた皆さまには、ご迷惑をおかけしました。)
いざ本番がスタートすれば大きなトラブルもなく無事に終了。結果、ピーク時で250人近くの方々にご視聴いただけました。一番大変だった映像スイッチャーの奥瀬が、「プロなのでミスりません」を有言実行していて、さすがだなと思いました。
参加者とともにつくっていく
このオンラインセミナーでは、録画配信ではなくライブ配信にこだわっていたこともあり、参加いただいた皆さまから、リアルタイムでコメントも募集。営業部のスタッフが、ライブ感のある司会進行で盛り上げてくれました。
SD部の柴田による『20年代のUXの考え方』の講演では、コロナ禍においてデジタル活用が急激に進んでいる今、この激動の変化をどう捉えてどう対応するべきなのか、モバイル市場を中心に振り返りつつ、UXに対するこれからのアプローチ方法についてお話させていただきました。
その後は、同じくSD部の坪内を交えたトークセッションで、参加者の皆さまからの質問にもお答えしました。ありがたいことにたくさんのコメントをいただき、全てにお答えできなかったので、次回は時間配分の検討も含め、もっと皆さまに参加いただけるような仕組みを考えていきたいです。
#0となるオンラインセミナーを終えて
今回、セミナー運営の中心メンバーとなってまず感じたことは、スタッフ一人ひとりの仕事の質がとても高いということでした。
5月に入社した自分は、チームとして働く最初のプロジェクトがオンラインセミナーだったのですが、自分が伝えたいことを瞬時に汲み取って、期待以上のクオリティもしくは早さで返してくれることに本当に驚きました。
また、セミナーに参加いただけた方々から、コメント欄やアンケートにて、たくさんのポジティブな評価をいただけたのも嬉しかったです。
特に、「これまでにないセミナーだった」「フェンリルさんらしいセミナーだった」という感想は、まさに目指していたことだったので、文字を見た瞬間、みんなに気づかれないように心の中でガッツポーズしました(笑)
(集合写真もソーシャルディスタンス!)
今後の展望と次回セミナーのお知らせ
今回のオンラインセミナーですが、もちろん100点満点だったわけではありません。参加者からの改善要望やご指摘もいただけたおかげで、改善すべき課題もハッキリしたので、次回開催に向けて、確実にアップデートしていきたいと考えています。
具体的には、音質の向上やQAセッションの拡充などを検討しています。また、今回は #0 ということで概論的な内容に終始したので、次回以降はより具体的な内容をお届けしたいなと考えています。乞うご期待!
ということで、最後にお知らせを。
コ論:#1 を開催します!
次回、7/22(水)15:30〜16:30にコ論: #1を開催させていただきます。「コロナをきっかけに考えるアプリ開発プロジェクト」と題して、リモート環境下でアプリ開発プロジェクトを進めるための工夫や考え方をトーク形式でお届けする予定です。
参加いただくには申込みが必要ですので、ご興味ある方はぜひ以下より申込みをお願いします。
ご参加お待ちしております!