こんにちは!島根支社の梶野です。
フェンリルでは以前の記事でも紹介されていますが、コロナウィルスの影響で 4 月からは全社員(契約社員、アルバイトも含む)を対象としたフルリモートでの作業となっています。
ネガティブな状況が影響して始まったことではありますが、リモートワーク自体は本来ワークライフバランスを考えればプラスの影響も多い施策です。
島根支社は社内の他の部署と比べてエンゲージメントの面では高い評価を受けているチームなのですが、今までのような直接のコミュニケーションが少なくなる中で「その強みを保っていけるのか?」という部分に不安もありました。
そこで 4 月からは「エンゲージメントを絶対に下げない!いや寧ろあげてみせる!」という意気込みの元、様々な業務改善に取り組んでいます。
その施策の 1 つとして最近流行りのリモート飲み会を取り入れてみようという話が上がりました。新年度開始のタイミングでいつもならば飲み会があってもおかしくない時期だったため、早速やってみようということで、最初のリモート飲み会は 4/10 に決まりました。
今回は実施から少し期間が空いてしまいましたが、リモート飲み会の様子をご紹介いたします!
準備しよう!何が必要だろうか? いざやってみることになり、何が必要か考えて以下のような準備をしました。
ツール オンラインビデオ会議ツールには現在弊社がデフォルトで使用している Google Meet を使用しました。
https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/products/meet/
コミュニケーションにおいて相手の顔が見えること、リアクションが伝わることはとても大事な要素です。ただ、ツールの仕様上、人数が多くなると全員の顔を表示できないので、Chrome に Google Meet Grid View や Google Meet Enhancement Suite などの拡張機能を追加することで対応しました。
また、Snap Camera などを導入することで自分自身の見た目を変えたり、バーチャル背景を使って参加する人もおり、話のネタにもなりました。
https://snapcamera.snapchat.com/
(ちなみに、Snap Cameraで、フェンリル社内の背景が選べるようになっているので、気になった方は「fenrir office」で検索してみてください!)
ルール作り 参加のハードルを上げすぎないことを意識し、以下のような緩めのルールを事前に決めました。
1. 原則自由参加、自由なタイミングで参加、離席、退席 OK
2. 目安となる開始、終了時間は決める(開始 20:00、終了 22:00)
3. 希望者を募ってのリモート二次会は自由
いよいよリモート飲み会を実施! 無策で開始して盛り下がっても今後の開催に影響があると思ったので、ちょっと企画的なものも考えてみました。
買ってきたもの紹介、部屋にあるもの紹介 買ってきたお酒やおつまみ、部屋にあるものの紹介などを順番に喋っていく企画です。
途中に雑談、脱線も交えつつ話をしたことでかなり盛り上がり、1時間ぐらいで終わるかなと思っていたところが結局 2 時間以上かかって終わったのは嬉しい誤算と言えるかもしれません。
メンバーの理解が深まったゲーム企画 目安としていた時間は過ぎてしまいましたが、みんなまだまだ続けたい雰囲気だったので予定していたもう一つの企画、ゲーム企画もやってみることになりました。
色々とゲームの候補はありましたが、今回は 10 人程度でも全員参加できるゲームということで人狼オンラインに決定しました!
ゲーム自体もメンバーの色々な面が見られて面白かったのですが、序盤で負けてしまった人も「霊界部屋」のチャンネルを用意することで待ち時間も会話が盛り上がりました!
寧ろ、霊界部屋に入りながら人狼部屋の様子をマイクミュートで眺めている時が一番楽しかったかもしれません(笑
新人の方が人狼慣れしていてゲームを優位に進めていたり、メンバーの普段見えない性格や思考が見えたりと、相互理解を深めるという意味でも一役買ったように思います。
気がつけば 23:30 となっており、流石にそろそろ解散しようかということで、その日は全体としては解散となりました。
ただ、そこから更に希望者でリモート二次会も開催されており、朝方までゲームをしていたメンバーもいたようです。
第一回リモート飲み会を振り返って 一番懸念していたのは普通の飲み会では自然にテーブルなどでグループが別れ、いくつかの話題が同時に話される場合が多いですがオンライン会議ツールを使う特性上、同時に複数人が喋るというわけにはいかず、うまくみんなが喋ることができるのかといった点でした。
特に今回は参加人数が 10 人と多く、リモート飲み会の記事で見かける適正人数の倍近い数だったこともあり不安の残る部分でした。
4〜5人グループで部屋を分けてみるという案もあったのですが、蓋を開けてみれば話が盛り上がり、心配するほどの問題は発生しませんでした。
ただ、今回のリモート飲み会の参加者は元々十分に打ち解けている間柄だったことも大人数でうまくいった大きな要因かと思いますので、そうでない場合やもっと人数が多くなる場合は何かしらの対策は必要かもしれません。
実施して感じたメリット、デメリットもあるので下記にまとめておきます。
メリット ・距離の制約がない!他の拠点のメンバーでも気軽に参加できる
・ 0 秒で帰宅完了!
・いつも車通勤でアルコールNGなメンバーもお酒が飲める
・店呑みに比べて比較的安上がり
デメリット ・一度に喋る人が制限される
・終わりどきの判断が難しい
イベントから文化に!そしてさらに… 4/24 には第 2 回のリモート飲み会も実施でき、リモートの飲み会でもコミュニケーションが取れるという成功体験を得られたことで、リモートワークの懸念点を1つ払拭できたと思っています。
島根支社以外の拠点でも課ごと、親しいスタッフ同士でのリモート飲み会が続々と実施されており、リモート飲み会が一つの文化としても浸透してきたと感じています。
また、飲み会において距離的な制約がないのはとても大きなメリットだと感じました。これを生かして絡みの少ない他の拠点のメンバーとも部署や課を跨いで積極的にリモート飲み会を開催できれば、交流によって今までになかったシナジーが生まれるのではないかと考えています。
「ピンチをチャンスに」というのはよく耳にする言葉ですが、これを期にリモートのいい部分を十分に活かして今までできなかったようなことができる環境を作っていきたいです。