子育て論では、過保護に育てると将来自分で考える力や能力を磨く機会を奪ってしまうという話はよく聞きます。確かに子育てにおいては、少し突き放すぐらいがいいかもしれません。
うちも3人の子供が、できることがだんだん増えることで、少しづつ子育てから開放されてきているような気もしつつ、それ以上に4歳の娘のイヤイヤ期に家族中が参っている今日この頃です。
さて、社会人、会社の人材育成についてはどうでしょう?
私は、基本は仕事はお客さま、社会から期待された仕事を満足いく形で納めて、その対価が報酬だと考えてますので、対価を頂くならば、基本的には失敗は許されないものだと考えてます。
しかし人間誰しも失敗、小さなミスはあるものです。
なので失敗しないためのプロセスや仕組みを会社や社員同士で作っていくことが大切だと考えています。
失敗をさせて成長させるのではなく、失敗しないような考え方、進め方
特に経験の浅い社員は段取り仕方やスケジュールの逆算などが有効だと思います。
上長は、経験の浅い社員が考えた段取りや、スケジュールなどを確認し
失敗につながる前に、ある程度軌道修正をしていくというやり方が良いと考えています。
ここで大切なのは、できないことを「やってあげる」のではなく、「後押し」するというイメージを持つということです。
「やってあげる」と「後押し」するは結果は似たようなものですが、プロセスは全く違い、後押しするということはあくまでも「自走する」前提での話です。
社会人、会社の人材育成法について
・まずは大きなレールを敷いてあげて、その上で自分で考え進んでもらう
・考え方に問題がなければそのまま進んでもらい、問題あれば軌道修正する
その繰り返しで、適切な自走の仕方を習得してもらえるのではないかと考えています。
決して失敗するまで突き放すことなく、後ろから見守り、失敗させないように支えてあげることが会社での人材育成にとっては大切かと思います。