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ブランディングテクノロジー、フリーランス、ニューヨークでカレー屋。「好きなことを自由に」追求してきた彼が、「人や社会のために」EXIDEAでWEBメディアの新規事業へジョインしたワケ。#30代のキャリア

多様性の本質は「同質性」にある。

                                    「生命科学的思考」より
                   (著者:生命科学研究所 ジーンクエスト代表取締役 高橋 祥子)


私(本記事を書いているEXIDEA 人事)が最近読んだ本の中で、とても心に残った一節です。

多様性、個性、自分らしさが叫ばれる現代社会。

確かにどれも大事なことではあるのですが、ただそれぞれが異なること、違って存在することだけでは、この世界はうまく成り立ちません。

多様性を誤って解釈することは、無秩序、差別、格差に繋がります。

共有しあえる「同質」があり、その上に「多様」であることを認め合う、それが真に素晴らしい多様性のあり方だと思います。

今回インタビューをした新井の人生、そしてEXIDEAへのジョインはまさにそれそのもの。

渋谷のITベンチャー、フリーランスライター・編集、ニューヨークでカレー屋。

個にフォーカスがあたる時代、20代を好きなことを自由に追求するために生きてきた彼が、30代を人や社会のために生きると誓ったワケとは。


注釈*)本記事に掲載されている一部の画像は、緊急事態宣言が発出される以前に弊社オフィスにて撮影されたものです。また感染予防対策を徹底し、撮影時のみ短時間マスクを外して取り行いました。


自己紹介

株式会社EXIDEA WEBメディア事業部 新井 那知と申します。

簡単に経歴をお話すると、ライターになるという夢を叶えるため、海外のWebメディアや外資系音楽会社のインターンに参加。

新卒で、ブランディングテクノロジー(当時のフリーセル)に入社、コンテンツマーケティングやSEO対策の部署でライターとしてキャリアをスタートしました。

その後、エンタメ系の制作会社で企画・編集・ライティングを担当。退職後に、フリーランスのライター・編集WEBディレクターとしてとして独立。2020年4月にEXIDEAに入社しました。

私生活では、筋金入りの「金属生命体ZOID(ゾイド)」マニアな31歳。(笑)

小学生の時にゾイドの改造コンテストでグランプリ3回、準グランプリ2回獲得。今も週末はお酒を飲みながら、夜な夜なゾイドを作ってます。

座右の銘は、浪人時代の先生から頂いた言葉、「もし将来、進むべき道に迷ったら、人のためになる道へ進みなさい」。


オフィス屋上にて談笑するWEBメディア事業部メンバー (左から伊東、樽見、新井、今井)


キャリアサマリー

海外経験

学生時代に行ったニューヨークでの経験が自分の視野を広げてくれました。

「海外でライターになる!」という夢を実現するために、ニューヨークに行った経験は今でも人生の大きなターニングポイントでした。

自分が大人になってからライターとして、学生時代に憧れていたニューヨークという街に行けた時はとても嬉しかったですね。

現地でライターとしての実績を作るために現地で走り回っていたんですけど、その経験が縁となって巡り巡ってニューヨークでカレー屋を開店したんです。

毎日必死にカレーを作っていたら、ニューヨークタイムスに取材されました。(笑)


顔がカレー職人(笑)。 そして、いい顔してる


カレー屋を開いたのは「日本の料理人や、大衆食の美味しさが、世の中(特に海外)で正しい認知をされていない」という現状のを変えたかったからです。

日本の料理人は、本当にレベルが高い人が多いと思っています。普通に何気なくふらっと入ったの居酒屋でも平均80点以上の美味しいご飯が安価に食べられる。

それなのに、料理人の方や飲食業に携わる人たちが、日の目を浴びれない現状が多い気がしていました...

「日本の大衆食や本当に美味しいものを作っている料理人が、海外でも戦えるチャンスを作りたい」そう思って、僕がはじめて料理を習った師匠をNYに連れて行ったら流行ったんです。


社会人時代

新卒の時代、制作会社時代、全然文章が書けなくて、精神・肉体共に辛かった時期がありました。

納品日に12ページ全ての修正が発生して、一人で対応することができなかったんです......

修正のために部署の先輩5人を5〜6時間巻き込み残業。

ディレクターだった先輩もその残業のせいで、親友の送別会に参加できなかったとか......

翌日、これでもかってくらい怒られましたね(汗)。


フリーランス時代

クリスブラッド、木村フィリップミノル、CreepyNutsなど、憧れだった人の取材ができたことは本当に嬉しかったです。

憧れだったニューヨークでも、日本で提案した企画を現地で一人で作らせてもらったんです。

ストリートスナップの取材だったんですけど、街の人に声をかけてインタビューをして写真も自分で撮影して----

色んな人のリアルな声がきけて、とても印象に残った取材でした。

そういった取材などの現場仕事を通じて、自分が人との会話や対話を通じて相手の想いを言葉にして伝えることや、人と人をつなぐ仕事ことが純粋に好きなんだと気がついたんです。

また、フリーランス時代は、自由で好きな仕事ができた時期もありましたが、一方で、仕事が激減した時期もありました......。

その時は、家賃を払うために深夜の工事現場や高速道路の清掃をおこない、そのまま寝ないで業務委託先の仕事をしたり......。

EXIDEAオフィス近くの隅田川から高速道路を見ると、当時のことを思い出します。(涙)

一番精神的に辛かったのが、次の日食べるご飯が買えない時でしたね。

全財産が、1200円になり、次の日食べるものもなく、駄菓子屋で30円のブラックサンダー、40円のキャラメルを買って、レンジで温め、お湯とゆっくり噛んで食べる......。

洋服も買えず、穴の空いた靴下やパンツを履いていた、なんて時代も今となっては良い思い出です(笑)。


突きつけられた「何のために働くのか」

フリーランスとしての独立は、漠然としたフリーランスへの憧れが理由でした。

正直、フリーになってしばらくは、お金・売上のことしか考えていませんでしたね。

シビアにならざるを得なかったのもありますし、周りのフリーランスの人たちもそんな人が多かったので、それが正解だと思っていたんです。



ただ、ある取材がきっかけとなって、お金しか見ていないと良い仕事ができないという事実に気が付きました。

相手が喜んでくれることを考え、このコンテンツを通じ、インタビューした人の仕事が多くの人の目にとまって、もっとこの人の仕事やビジネスがさらに良くなってほしいと思い、仕事に没頭。

金額は高くなかったのですが、とても心が満たされたのを今でも覚えています。

その後、「お金を取ってくるより、相手からの感謝を取ってこよう!」「お金じゃなくて、相手が喜んでくれる仕事をしよう!」というスタンスで仕事をするようになったら、不思議なことに、売上が前年比の2倍近く伸びてたり、仕事が急増したりしました。

少しずつですが、人生と仕事が良い方向に変わっていったんです。


仕事どころか、人生そのものを問われる

生活が良い方に変わりはじめた矢先、本当に何があるかわからないですね(笑)。


怪我で脊髄が破裂、下半身麻痺も覚悟しろと言われるほどの重症を経験。
(たまたま名医がオペしてくれて歩けるように、、、)

やっと退院したと思ったら、退院した翌日に家が台風で半壊、住むところがなくなりました.....
(災害ニュースのトップページの画像が僕の家でした......)。

その後、仕事に復帰した後にコロナの影響で、担当していたメディアが急遽クローズになりました。
(フルコミットしていたので、翌月からの収入がなくなりました......)


健康、住むところ、仕事がすべて無くなって、自分の人生について、本気で考えさせられました......

これまでの僕の人生の多くが、「自由でいる」「好きなことをやる」ということを人生の基盤にしていました。

でも結局は、自分の人生は"自分のためにしか生きていなかった"と感じたんです。

自分のためにしか生きていなかった僕に対して、一方で人のため、世の中のために仕事をしている人たちも多くいる----

そう思った時「このままじゃ良くない......」「なんて自分はちっぽけなんだろう......」と改めて感じました。

それからは誰かや世の中のために仕事しようと思うようになりました。

仕事以外でも、売上の一部で寄付を始めたり、ボランティアに参加したりするようになったんです。

そんなことをしているうちに、せっかくなら、自分の人生や経験・スキルを、誰か困っている人や、世のために使いたいと、本当に大切にしたいものがようやく見つかりました。

EXIDEAへ入社するまで

「これまで散々自分の好きなことをやってきた。これからは、せっかく仕事をするなら、人のためと世のために仕事をする」という考え方に変わったのが転職の契機です。

フリーランスで完結すると、閉鎖的な空間で仕事をするせいか人としての成長がなくなり、井の中の蛙、人を見下す裸の王様になるんじゃないかと、とても怖かった。

仕事を通して、スキルはもちろん、人としても成長しないと、人生が終わるような感覚すらありましたね......。

あとは、仕事面でいうと、これまで以上に上流の仕事をしたかったんです。

経営者と近い距離で、事業を通して、人や世の中のために活動する企業やメンバーと仕事をしたいと思い活動を始めました。



実際、何社か面接に参加した時は、傷つくことも言われました。

フリーランスということにネガティブなイメージを持たれている会社も多く、「楽そう」「骨休み」「フリーランスの人って…。」

「やっぱり自分は会社にそぐわない人間なのかも。でも自分で築いてきた人生だから、その結果は自分で責任を取るしかない。」そんな風に思っていた中で、EXIDEAは違いました。

人事のナオキさんと話して「感覚が合う」と思ったのが第一印象です。

自分が大事にしたいと考えていたことと価値観が一致していて、存在をそのまま受け入れてくれた感覚がありました。

緊急事態宣言が明けていた期間には、気軽な気持ちでオフィスに遊びに行ったつもりが、突然、社長のタクマさんと佐合さんが登場(笑)。

気が付いたら1時間以上話していて、あっという間でしたね。

不思議と昔から知っている知人と話しているような感覚で、タクマさんの考えに深く共感ができた。

世のため人のため、その先に地球や世界のために仕事をする。

人や人の心を大切にしていて、経済的な軸だけではなく、心の在り方を大切にしている企業は、本当にないと思いました。


新規事業が目指すもの

ちょうど入社から1ヶ月が経ちますが、オンボーディング を終え、9期(来期)からは新規事業のFillius事業に携わる予定です。

事業責任者候補として入社しているので、プレッシャーが半端ないですが、喰らいついて、突き進んでいきたいと思います!

Filius事業というのは、簡単に言うとEXIDEAが持つASPサービスです。

一般的にASPサービスは広告主とメディアを繋ぐものですが、Filliusはそれだけではありません。

ドメインの開発や広告主の開拓をおこない、サーベイを使った信頼性の高いデータベースを活用したコンテンツ作成を展開していくような事業になっています。

特に個人的な思いとしては、この事業に携わってくれるクリエイターの方と企業の新しい関わり方を作っていきたいんですよね。

発注して納品するだけの関係ではなく、一緒に成長しお互いを支え合える仲間、コミュニティを作っていきたいと考えています。

ゆくゆくは、カメラマン、スタイリスト、モデル、ムービー、ヘアメイクさんなど幅広いジャンルのクリエイターと連携し、案件ごとに企業とクリエイターの最適なマッチングまで創出する---- 

僕がフリーランスで働いていた経験も活かし、企業のマーケティング活動とクリエイターの仕事・才能・技術が最大限に活きる事業を目指しています。

これから入社する仲間に伝えたいこと


「自分のスキル・経験を活かせる環境で働きたい」

「人や社会のために仕事がしたい」

「仕事を通して世の中も自分の人生もより良くしていきたい」

こんな考えを持っている方は、まずはオフィスに遊びにきてください。「百聞は一見に如かず」だと思うのでまずは、騙されたと思って(笑)。

百聞は一見に如かずなので、EXIDEAの空気に触れてくれたら、伝えたいことがすべてわかると思います!


注釈*)現在、緊急事態宣言の発出に伴い、オンラインで面談・採用活動を行なっております。 今後、感染症の状況を踏まえつつ、ご希望やタイミングに応じて、感染症予防対策を徹底した上で、ご来社のご相談をお受けしています。


新井さんにとって「活きるを最大にする*」とは?

「孤独な人を見捨てない」ということ。

仕事を通して、孤独な人を見捨てない世の中にしたいです。

能力があるのにチャンスに恵まれないさまざまな人に、正当な評価とチャンスが訪れる世の中を創りたいと思っています。


活きるを最大にする*)EXIDEAが掲げるPurpose

- 編集後記 -

最後までご覧いただき、ありがとうございました。いかがでしたでしょうか。

十人十色、人の数だけ想いがあって、人生があって、キャリアや培ってきたスキル・経験があります。

それらは全てかけがえのなく、すばらしいもの。

大事なことは、何を同じく共有し、何を違いとして認め合い、活かし、何を実現するのか。

弊社では「らしさ」という言葉が飛び交うことが多いのですが、それは決して自分勝手ではありません。

大きな、自分以外の誰かや何かに仕え、自分の役割を全うしようとする。

一人の人間として、一人のプロフェッショナルとして、仕事をすることを希望する方に、お会いできることを楽しみにしています。


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