こんにちは!エニトグループ(with/Omiai)の採用担当です。
今年でサービス開始から12周年を迎えた『Omiai』。第二創業期に差し掛かる今、サービス強化に向けたエンジニアの積極採用に取り組んでいます。
今回は開発基盤チームでテックリードを務める渡邊に、なぜフリーランスから当社に参画するに至ったのか、またOmiaiのカルチャーや働きやすさについても話を聞きました。
■企業説明
株式会社エニトグループは20代を中心に価値観重視の出会いを提供しているマッチングアプリ『with(運営:株式会社with)』と恋愛結婚を叶えるマッチングアプリ『Omiai(運営:株式会社Omiai)』の二つのマッチングアプリ企業を運営統括しています。
株式会社Omiai 開発基盤チーム テックリード 渡邊裕又(わたなべ ひろやす)
2012年にスマートフォンを専業とするベンチャーの広告代理店にエンジニア技術職として就職。その後、業務管理システムの受託開発を行う会社を経て、2014年にフリーランスとして独立し、さまざまなプロジェクトに参画。2019年7月に株式会社ネットマーケティングに入社し、2023年3月に株式会社Omiaiに転籍。現在はOmiaiの開発基盤チームに所属。
フリーランスエンジニアが、「Omiai」のエンジニアになった理由
‐ これまでの経歴について教えてください。
新卒でスマートフォンを専業とする広告代理店にiPhoneアプリの開発エンジニアとして就職しました。そこでは、フロントエンド開発だけでなく、バックエンド開発やデータベース、分析など幅広い経験を積みました。
その後、業務管理システムの受託開発を行う会社を経て、2014年にフリーランスに転身しました。フリーランスになってからは、プロジェクトベースでさまざまな会社と取引を行っていましたが、そのなかでも特に長い期間コミットしていたのが防災・災害対策系のアプリなどを提供しているIT関連企業での開発です。
‐ 具体的にはどのようなことをされていたのでしょうか。
テックリードの立場で、とあるサービスの立ち上げを行っていました。私はフリーランスとして関わっていたものの、大きな裁量をもたせてもらっていたんです。ユーザーの体験設計、ユーザーを増やす施策の立案、黒字化に至るまでの一連の流れを経験しました。
ニッチなサービスで成長速度がゆるやかであったため、インフラやシステムのコストを削減したり、カスタマーサポートやヘルプデスクといった業務も自動化させたりと、エンジニアだけで回せる体制を構築していましたね。現在では100万人以上のユーザーを抱えるサービスに成長しています。
‐ フリーランスから転職をしようと思った背景は?
開発組織のマネジメントや開発組織づくりにコミットしたいと考えたからです。前職では、技術面では大きな権限をもって事業成長に貢献することができ、やりがいもありました。ただ、業務委託という立場上、開発組織づくりや仕組みづくりに深く関わることはできませんでした。
ありがたいことにお声がけもいただいて、前の会社に就職することも検討しましたが、その頃にはサービスが成長しており、開発組織のマネジメントにテコ入れをするフェーズではなかったんですね。いろいろと検討するなかで興味をもったのがマッチングアプリ業界でした。
‐ エニトグループ(Omiai)に入社した決め手は?
入社した理由は大きく3つあって、1つ目はマッチングアプリに良い印象を抱いていたからです。実は、私自身がマッチングアプリの『with』をきっかけに交際・結婚をしています。
なぜ『with』ではなく『Omiai』に興味をもったかといえば、実は初めて利用したのが『Omiai』だったんです。2012年ごろは、日本のマッチングアプリ市場は黎明期で、概念が明確に確立されていませんでした。
ただ、当時から『Omiai』は「24時間365日の監視体制」「身分証明書の提示」など、安心・安全な出会いのサポートを重視しており、マッチングアプリに対する考え方を根本から変えてくれた存在でしたね。
2つ目が100万以上のユーザーを抱えた大規模プラットフォームをどう管理・運営しているのか、技術者として純粋に興味があったからです。
3つ目は人ですね。当時面接で対応してくれた人事の方の雰囲気が抜群に良くて。この3つの理由を決め手として、2019年7月に現在の株式会社Omiaiの前身である株式会社ネットマーケティングへ入社しました。
開発技術の導入は「目的」ではなく課題解決のための「手段」の1つ
‐ 現在の役割や業務内容を教えてください。
現在は、Omiaiの開発基盤チームでテックリードを務めています。具体的にはコード品質のレビュー、アーキテクチャの設計や技術選定といった業務を行っています。
CTOの坂水さんやVPoEの小野さんなど、経験豊富な人が多いチームでデータリファクタリングやレガシー言語のリプレイス、インフラ構成の改善など、技術的なアップデートも実施しているところです。
‐ チームの技術力向上のために、知識等の共有は行っていますか?
業務を通じて、単一責任の原則の徹底やデータの設計方法など開発に欠かせない知見の周知だけでなく、開発において重要な捉え方や考え方も共有するようにしていますね。
よく開発現場で起こりがちなのが、新しい開発言語やフレームワークなどを導入することが目的になってしまい、結局、課題解決に至らなかったというケースです。
あくまで、開発技術は課題解決のための手段の1つでしかありません。「課題は何か」「そのためには、どの技術を導入するのがベストか」と目的から逆算して考えることが大切です。
‐ 過去の技術的な失敗や学びが生かされていると感じる瞬間はありますか?
まさに、今取り組んでいる技術的アップデートの施策で、過去の失敗が大いに生かせていると思います。
入社当初、目的を明確にせずに自分たちが良いと思う開発言語やフレームワークを導入した結果、プロダクトの構造が複雑化してしまって、それほどの効果が得られなかったことがありました。
この失敗をしたことで、「プロダクトやビジネスの課題を解決するにはどの方法が最適か」「そもそもの課題とは何か」「ユーザーにどういう体験価値を提供できるか」という点を意識して開発を進められるようになりましたね。
エンジニアが安心して開発に専念できる環境がある
‐ 入社してOmiaiならではと感じる瞬間は?
2つあって、まず1つが「素直で、良い人」が多いこと。困っていたら快く手伝ってくれる気持ちの良い人が多いですね。「自分はこういう方法で進めたい」という我が強い人はあまりいない印象です。
もう1つが「好きなことをやる」ではなくて、「ユーザードリブン」で開発をするカルチャーが根付いていること。課題やユーザーにコミットするからこそ、システムやエンジニアリングの価値が生まれると思っています。
‐ Omiaiの働きやすさや学びはどこにあると思いますか?
CI/CDやコンテナなどを導入して開発プロセスの改善を行ったことで、エンジニアは大半の時間を開発にコミットできます。また、CTOの坂水さんによる主導でAIを活用したレビュー体制が構築され始めています。
とことん開発に専念したい、コミットしたい方にはとても働きやすく魅力的な環境だと思いますね。
‐ 渡邊さんご自身は、Omiaiというプロダクト、その先のユーザーをどう見ていますか?
マッチングアプリの本質は、いかに良縁さんになってもらって退会率を高められるかだと思っています。退会者が多いということは、それだけマッチングして結婚しているユーザーが多いという証拠になるからです。
引き続き、マッチングの精度向上や悪質なユーザーの入会防止・検知向上など、ユーザーが課題と感じるポイントを解消できるよう、日々改善に取り組んでいきたいですね。
活躍のカギは「前向きな姿勢」と「変化を楽しめる気持ち」
‐ 今後のご自身に対する展望について教えてください。
正社員やフリーランスとして、さまざまな会社の開発プロジェクトに携わってきたこともあり、個人としての技術力は磨かれたと思っています。
今後は、個人だけでなく、いかにチームをまとめ上げて成果を出すかが私自身の課題と考えています。
開発環境を整備してチームの生産性を最大化する技術的な支援はもちろん、指示出しや進捗把握、メンバーの技術レベルに応じたタスクの割り振りなど、リーダーシップやマネジメントのスキルを今まで以上に高めていきたいですね。
‐ Omiaiはどんな人にとって面白いと思える環境だと思いますか?
先ほどもお伝えしたとおり、Omiaiをより使いやすいサービスにするため、技術的なアップデートを行っている最中です。もちろん、その過程では仕様変更や開発体制の強化など、成長に向けたポジティブな変化が起こります。
変化に直面したときに、悲観的にならずに前向きに打開策を考えられる人、ワクワクできる人にはとても面白くてやりがいを感じられる環境だと思いますね。
‐ 最後に、Omiaiに興味を持ってくださった方へメッセージをお願いします。
プロダクト開発で難しいのは、実は「0から1」でも「1から10」でもなくて、「10から20」や「20から100」なんですね。Omiaiはまさにこの局面にいます。
会社が「20」から「100」に成長していく過程で、開発環境をアップデートしている最中でもあり、そうした組織にあって技術的なチャレンジやプロダクトの課題解決にコアメンバーとして取り組めるのは、なかなか他では味わえないチャレンジになると思います。
また、当社はビジネスサイドとともにサービスを作り上げる意識が強く、ROI(投資利益率)を考慮・意識した開発スキルが磨かれます。
ビジネスに貢献できるエンジニアになりたい、成長環境に身をおきたいという想いを持っている方と、ぜひ一緒にお仕事ができたらうれしいですね。