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withのアプリ開発について

今回はwithのアプリエンジニアからアプリ開発に関する記事を発信いたします!

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マッチングアプリwithのiOSエンジニアの延澤(のべざわ)です。
業務委託としてwithのアプリに携わってちょうど3年目に突入したのでwithのサービス開発について経験したことを整理しました。

内容ですがあまり表に出てこないマッチングアプリの開発についてのお話について書いていきます。

マッチングアプリとは

恋愛・結婚を前提とした出会うためのアプリになります。アプリと言ってもwithにはWEB版もあるので、ユーザーの環境に合わせて使用をすることが出来ます。
条件を指定してお相手を探すことが可能ですので自分の周りにいないタイプのお相手に出会えます。とくに今はコロナ期間中で外に出られず出会いが少ない方でも手軽に出会えるチャンスがあります。
マッチングするには片方が「いいね!」を送り、お相手が「ありがとう」を返信するとめでたくマッチング状態になり、メッセージのやりとりが可能になります。

マッチングアプリの開発について

私は今までグルメサイトやCtoC向けのサービスの開発の経験がありますが、マッチングアプリが特殊だなと感じたことはいくつかあります。

1. 長く使ってもらうことを目標にしていない

一般的なサービスの場合は長く使ってもらえることを目的にしています。しかしマッチングアプリの場合は長く使ってもらえることが必ずしもユーザーのためにはなりません。ユーザーとしては短期で理想のお相手とマッチングしてもらうことがベストなので、長期的に使ってもらえるような施策はしておりません。そのため使いやすいアプリは目指す施策を実行することは多いです。

2. 様々なパターンの状態が多い

例えばユーザー同士のマッチング中、返事待ち、ブロックなどの関係性の状態。無課金・課金・本人確認済みなどの自分だけの状態など様々なパターンの状態がwithには存在しています。状態のかけ合わせを常に意識しないと思わぬバグに繋がるので注意して開発しています。
実際によくあるのは「いいね!」を特定のユーザーに対して送信しても、別の画面では「いいね!」を送信したことが上手く反映されていないなどです。

3. ユーザーに対してどこまでガイドするべきか悩む

ユーザーに対してどこまでプロフィール作成も含めて丁寧にガイドをすればいいのか悩むことが多いです。基本的にアプリの特性上ユーザーは初心者の方が多いです。なぜならTwitterやその他SNSなどと違い長期的に使い方を学ぶことが難しいからです。
そのため出来るだけ短期間にユーザーに対して効果的なプロフィールを作成してもらえるようにガイドをしたいのですが、反面ガイドに対してユーザーが窮屈に感じてしまうこともあるからです。この辺のバランス感覚は難しいと日々感じています。

私が直近で携わった施策

簡単に直近私が携わった施策を紹介します。本当は細かくどのように実装したのか書きたいのですが、今回の記事の本題ではないため概要だけの説明になります。
一般的なマッチング後のメッセージを通じてコミュニケーションすること以外にも様々なコミュニケーション手段を増やしております。

with通話

コロナ期間中においてメッセージのやり取りだけではなく、よりリアルなコミュニケーションが求められるようになったため開発しました。今まではメッセージ主体の非同期なコミュニケーションでしたが、通話による同期的なコミュニケーションはwithの機能としては新しい試みになりました。
苦労した箇所は同期的なコミュニケーションなので接続エラーやアプリをキルした場合の予想外の挙動についてしっかりエラー処理をすることが大変でした。

https://kashikoi.with.is/articles/497

おためしトーク

マッチング前に色々なユーザーとランダムにおためしで通話出来る機能です。メッセージのやり取りが苦手なユーザーが思わぬ人に出会うことが出来ます。開発で難しかったのはリアルタイムに任意のユーザーとマッチングさせて通話を実現することです。
こちらは通話を適切に繋げたり、トークテーマを変えたり、通話の切断処理をしたりして、目まぐるしく状態が変化するので状態管理が非常に複雑でした(数えてみたら状態が12パターンありました)。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000108.000039513.html

まとめ

直近施策のように「いいね!」と「ありがとう」の昔ながらやり取りだけではなく、現在進行系で様々な形で人と人との出会いのきっかけをサポートしています。個人的にマッチングアプリの開発で報われる瞬間としては自分が実装した機能を通じてユーザー同士が交際し結婚報告までいただくと、誰かの人生を変えることができたことを実感をします。
このように人生の大きなイベントに携わることに興味がありましたら、ぜひwithのサービスを一緒に開発しましょう。

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