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Ruby Committerの関さん(@m_seki)を招いてエン・ジャパンが自社開発について真剣に考えた

勉強会の狙い

背景

内製開発の組織を作り始めたエン・ジャパン社内の一部では、いま様々な変化が起きています。

  • 大企業だけど、ここにはスタートアップ経験者がいる
  • プロパーが多い会社で、ここは中途入社が多い
  • 非エンジニアが多いところに、少人数のエンジニア
  • 今まで開発はほとんど外部委託だったけど、内製で作り始めている
  • ウォーターフォールだったけど、アジャイルでやり始めてる
  • オンサイトだけじゃなく、リモートの社員もいる
  • 正社員だけじゃなく、フリーランサーもいる

テーマ

  • 良いプロダクトを、チームで素早く開発するにはどうしたら良いのでしょうか
  • 長年それを実践している方の話を聞いてその考え方や手法を参考にしましょう
  • しかし、この会は正解を教わる場ではありません
  • チームでプロダクト開発を行う場合、正解はチームによって異なります
  • 正しい答えを学ぶよりも、一緒に考えるという姿勢で参加してもらえると良いと思います

きっかけ

enの一部のプロダクト開発を手伝ってもらっているフリーランスプログラマの佐藤さん(@tricknotes)さんがご紹介くださりました。

講師紹介

関さん(@m_seki)

エッセイを寄稿されています

エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方
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RubyKaigi CommitterでRubyKaigi2018もスピーカーでいらっしゃいます

http://rubykaigi.org/2018/speakers

Masatoshi Seki is a Ruby committer and the author of several Ruby standard libraries including dRuby, ERB, and Rinda. He’s an expert in object-oriented programming, distributed systems, and eXtreme programming. He has been speaking at RubyKaigi every year since 2006 when the Kaigi first started.

はじまりました

エンジニアだけではなく、内製開発に関わるディレクターやビジネス企画、運用のメンバーも揃いました

講演

反復開発"を"やる話ではなくて、反復開発"で"うまくやる話

反復開発をやると、どんな良いことがあるの? 問題発見をどこの工程でやるのが良い? うまくいっているチームって、どんな雰囲気なの?

同じチームで、なんと17年間、やってこられている関さんの、経験に基づいた、継続性の高い、説得力のある具体的なお話を次々と伺うことができました。

ディスカッション

講演を聞いたみんなは、SlidoとSlackを使って質問や感想をメモしていたので、コーヒーを飲みながら質問タイム!

「企画と開発と運用のコミュニケーションやスピード感は、どんな感じになると良いのだろう」

「未知のものがあるときは、まずどこから始めれば良いのかな」

「テストは誰がやるのが良い?」

「反復のテーマはいつどうやって決めれば良いかな」

「そもそもプロダクトの価値はどう測ればいいのだろう」

「直近で今これに困ってます(切実)」

色々な質問や疑問が出たけれど、関さんは明確な答えをおっしゃるのではなくて、ヒントとなるキーワードをいくつか出してくださって、それを受けて私たちは、より思考を深めていく。

こうして、「わからないこと」がどんどん増えていった私たち(笑)

そこから1つわかったことは、「わからないこと」を「わからない」と素直にいうこと、そしてそこからコミュニケーションを発展させていくことなのかな。

終了後

集まって来たアンケートを見ると、それぞれが課題を見つけて、一歩前に、進んでいる様子です。

「エンジニアの方とコミュニケーションを取るときに、技術的な部分に興味関心を持って質問したい」(ビジネス企画)

「関さんのチームの語彙の話。「えー」「わからん」「そうなったらどうなるの?」などなど、チームで意味を持つ言葉を自分たちのチームでも育てていけるといいなと思いました。」(エンジニア)

「事業の視点から、サービス構築の視点までいろんな会話をしたい。皆想いは一緒だけど、プロトコルが違うだけという風に思ってます。」(事業部マネジャー)

「反復開発など具体的な開発手法はあまりよくわかりませんでした。関さんが言っていた内容が少しでもわかるように、内製開発なりで実際に取り組んで行くことが大事なのではと思いました。」(ディレクター)

「私たちチームが大切にしていることが何かを言語化して、採用メッセージでも発信をしていきたい」(採用担当)

Slackに新しいチャンネルができていた

朝会社に来たら、Slackに #wakaran チャンネルができていました!笑

関さん、佐藤さん、とても良いきっかけを作ってくださり、また長時間お付き合いいただき、本当にありがとうございました!!

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