「サステナビリティ推進室」始動
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役 入澤 拓也、以下「エコモット」)は、2024年9月、サステナビリティ推進室を立ち上げました。
「もっと、グリーンな明日に。」をスローガンに、サステナビリティ基本方針を定め、本格的なサステナビリティ活動を開始しました。
サステナビリティ基本方針では、地域社会との共生を掲げています。今回、その具体的な取り組みとして、新卒1年目から3年目の若手社員が特定非営利活動法人ezorock(所在地:北海道札幌市、代表理事 草野 竹史、以下「ezorock」)が中核法人を担う「陸の孤島」浜益農泊推進協議会主催の北海道石狩市浜益「陸の孤島」体験ツアーに参加させていただきましたので、その様子をお伝えします。
「陸の孤島」体験ツアー
「陸の孤島」体験ツアーでは、浜益の自然環境や歴史、文化を体感し、持続可能な暮らしを学ぶことができます。浜益区は、かつて「陸の孤島」と呼ばれた地域で、過疎化が最も進んでいる地域の一つでもあります。一方で、豊かな自然環境と独自の文化が根付いており、住民の方々は豊かな暮らしを営んでいます。
そんな浜益の自給自足の暮らしを、地域住民の方々と交流しながら、エコモット若手社員が体験しました。札幌に住んでいては体験できない非日常に触れることで、視野を広げ、新たな知見を得てくれることに期待し、彼らを送り出しました。
「過程」を知るということ
プログラムのひとつ、北海道最古の果樹園のひとつ「きむら果樹園」で行われた鹿の解体見学では、より濃い非日常体験をさせていただきました。
初めて鹿の解体を見たのですが、4代目園主、木村武彦さんにとっては普通の日常であり、解体のスピードは速く、綺麗でした。
ここで学んだことは、「過程をより知ること」です。
お肉をいただく過程の中で、鹿を殺し解体して得られた命が連想されることによって、人はより食材に感謝できるようになります。仕事でも、過程をより知ることで得られる知見や発想があります。「過程」を知ることは人生を豊かにする上で、必ず必要になることだと思うので、今回のきむら果樹園プログラムはとても良い時間になりました。
都会の喧騒を離れて
都会の喧騒を離れて、自然と共生する浜益の暮らしは、札幌に住む若者にとって、良い刺激となったようです。
「普段はパソコンに向かって黙々と作業をしたり、プライベートではスマホを触っている時間がほとんどですが、浜益で過ごした時間は全く異なるものでした。自然と向き合い、人と対話する機会が増えたことで、自分が人として生きていることを改めて実感できた気がします。」(システムエンジニア H.Kさん)
「デジタル化やIT化が進む札幌と、電波も圏外になるような浜益という正反対の場所だからこそ、多くのことを考えさせられました。」(システムエンジニア R.Tさん)
「浜益区に昔からある貴重な建物や自然は、綺麗かつ壮大で、普段の考え事や悩みごとがどれだけ小さいことかを知ることができました。」(出荷オペレーション K.Sさん)
<樹齢1500年のイチイの木を見上げる>
地域社会との共生
今回のツアーで繋がったご縁を大切に、今後も浜益の方々と親交を深めていきたいと考えています。これまでエコモットが培ってきたAI や IoT などの最先端テクノロジーを駆使し、浜益の活性化に協力できれば、嬉しい限りです。さらに多くの社員が地域活動に参加できるよう、社内での啓発活動も強化していく予定です。
エコモットでは、「エコモットサステナビリティレポート2024」を発行しています。これまでの取り組みの実績の紹介、これから目指す指標を定めています。サステナビリティ基本方針に則り、サステナビリティ活動を推進してまいります。
エコモットサステナビリティレポート2024はこちらからご覧ください。
URL: https://www.ecomott.co.jp/sustainabirity.pdf