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障害者雇用支援を行うRA・CA対談!それぞれの視点から考える"私達の存在意義"は?

こんにちは! 株式会社D&I採用担当です。

今回は、障害者雇用支援を担うリクルーティングアドバイザー(企業側ポジション、以下「RA」)とキャリアアドバイザー(求職者の方側ポジション、以下「CA」)に対談をしてもらい、
それぞれのポジションから感じるやりがいや大変さなど、様々なお話を伺いました。

それぞれの立場から感じる存在意義って?日々どんなことを考えてお仕事をしているのか?
様々な切り口からお話いただき、盛りだくさんな内容になっております。
是非ご覧ください!

▼登場メンバー
志野 哲哉(CA) ※写真右
HRソリューション事業部 リクルーティング課 東京第1グループ 係長 

長岡 信(RA) ※写真左
HRソリューション事業部 リクルーティング課 東京第1グループ 主任 

ーまずはお二人の入社理由を教えてください。

長岡(RA):僕の場合は、入社の理由として家族の存在が大きいですね。
僕は秋田出身で、結構田舎なんですよ。電車も2時間に1本しか通っていないみたいな。
僕には障害のある姉がいるんですが、その姉が地元で就職するっていうタイミングになって、就職活動にかなり苦労していたんですよね。選択肢がなくて困っていました。

それを近くで見ていたので、僕自身の原体験として「様々な理由で働けていない人に選択肢を与えたい」という想いを強く持つようになりました。
その想いがD&Iの事業内容や理念と重なったので、入社を決めたんです。

ー当事者のご家族として、障害者雇用の問題を解決したいと思われたんですね。あと長岡さんは、RAもCAも両方経験されているんですね。

長岡(RA):そうです。今回はRAの立場でこの対談に参加していますが、CAのことも色々話せます。

ーありがとうございます。後ほどたくさん伺えればと思います。
では、志野さんも入社理由を教えてください。

志野(CA):僕の場合は、就職活動にあたって、2つの軸を置いていました。1つ目が”人材紹介”。
転職という人生の大きな分岐点で、「志野さんにサポートしてもらえて良かった」っていう求職者の方の喜びを実感できるだろうなと思ったからです。

人材紹介のなかでも、やりがいとか市場価値が高まるのって何だろう?と考えたら、障害者の支援がそれに当てはまると感じたんですね。

なかなか自分で仕事を見つけられなかったり、選択肢の少ない方に、どのようにして人生の選択肢を作り出すことができるのか、と。

2つめの軸が”ベンチャー企業”です。大学では部活動で主将を務めておりました。その経験から自分自身が先陣を切って行動することの大事さを学びました。
その経験からもベンチャー企業であれば、小規模の組織の中で自分の影響力を広げていけるし、色々な経験もできると思いました。

その2つの軸をかけあわせて、人材紹介×ベンチャー企業、かつ障害者雇用促進という社会的意義のある事業で、自分の市場価値も高められるD&Iに決めました。

ー色々と比較検討をした結果なんですね。

志野(CA):そうですね。

長岡(RA):僕みたいに原体験があって入社する人は、多くはないですからね。

ーお二人とも強い意志を持ってご入社されている、という点は共通していますね。
続いては、現在の職務内容を教えてください。

長岡(RA):RAとして、約50社の企業様の採用支援をしています。
従業員数1,000名を超えるような企業様の採用案件に携わる機会が多いですね。
あとはそういった企業様のグループ会社を紹介いただいて、新規営業をすることもあります。その際は、人材紹介以外のサービスも提案することがありますね。

ー人材紹介以外だと、何を提案するんですか?

長岡(RA):状況と課題に応じて提案するというスタイルなので、様々ですね。
障害者雇用を進めるうえで雇用環境に課題がある場合は、在宅で働ける「エンカク」というサービスだったり、今働いている人について困っていることがあれば、その定着支援も提案したりしていますね。

ーできる領域が幅広いですね。では、志野さんもお願いします。

志野(CA):CAとして、求職者の方への就職支援を行っております。
何がご本人の転職軸として一番合っているのか、客観的な視点でアドバイスをするのがメインですね。
CAとして一番大事なことでもある、「ご本人が叶えていきたいビジョン」を一緒に整理して、あとはご本人がまだ気づかれていない領域に対して気づきのきっかけ作りも大切にしています。

「実はこの業界が合っているのでは?」「こういう企業が良いのでは?」のような、ご本人がまだ気づいていない領域も提案に組み込みながら、一番良い結果を得られるように、日々CAとして対応しています。


大変なほどやりがいに。時間が掛かっても、求職者の方と向き合いながら二人三脚で進んでいく

ーお二人とも、日々やりがいを感じる場面は多いですか?

長岡(RA):僕の場合、やりがいを感じることは3つあります。
1つ目は、企業様と求職者の方に直接感謝の言葉をもらえること。
2つ目が、なかなか就職先が見つからない求職者の方の採用が決まったとき。
3つ目は、僕は今マネジメントもしているので、チームのメンバーが目標を達成したとき。
この3つですね。

ー感謝されるのはやっぱり嬉しいですよね。
やはりなかなか決まらなかった方の就職先が決まったときの喜びは一層大きいですか?

長岡(RA):そうですね。特に印象深いエピソードでいうと、僕がCAをやっていたときにサポートしていた求職者の方で、1年以上決まらない方がいらっしゃったんですよね。
諦めずに何度も挑戦を続けて、面接までこぎつけて、面接対策もしっかりして…
とにかく何度もコミュニケーションを取りながら臨んだ面接で、無事に内定を獲得することができたんです。

しかもそこは、求職者の方が求めていた条件にもピッタリで、企業様側の求めている人材としてもその求職者の方様がピッタリでした。
時間は掛かりましたが、素敵なご縁で採用決定に繋がって、今も働いていらっしゃいます。
企業様からもすごく感謝してもらえましたし、本人からも感謝のメッセージを頂けて…すごく嬉しかったですね。

ー求職者の方も嬉しかったでしょうね。

長岡(RA):そうですね。やっぱりなかなか決まらないと他のエージェントさんを利用する求職者の方も多いんですが、最後までうちを信じてくれたことが、嬉しかったですね。

志野(CA):僕も似たような経験がありますね。1年間で約200社エントリーした方がいらっしゃいました。
普通だったらしんどくて諦めてしまってもおかしくないんですけど、その方は本当に粘り強く頑張っていただけました。
基本的に人材紹介って1ヶ月、2ヶ月くらいの短期間で決定することが多いです。それ以降は紹介も少なくなって、連絡も無くなって…みたいなパターンが一般的には多いみたいで。
ただうちの場合は、その方にひたすら紹介や連絡をしていたんですよね。

そのうち、僕がその方に「ここ受けてほしいです!」って言ったら、「志野さんが言うなら!」というまでの信頼をいただくことができました
だからこそ、この人のためにやらないと!って言う気持ちになりましたし。
最終的には良い就職先が見つかって、年収も100万円アップして、すごく感謝してくださいました。
ただ自分としては、最後まで諦めずに信じてくれた求職者の方に感謝しています。

ー素敵なエピソードですね。やはり、苦労する方も多いんですね。

志野(CA):そうですね。短期間で決定する方のご支援も、なかなか決定しない方に対しても、可能性を追求して最後までやりきる。
大変なこともたくさんありますが、それが我々の介在価値でもあり、面白さややりがいを感じますね。

ーなるほど。
でもなかなか決まらないと、求職者の方自身もモチベーションが下がってきてしまうと思うのですが…その辺りはどうモチベートしているんですか?

志野(CA):モチベートするというよりは、今ある事実を前提として、次何すべきかを一緒に考えるようにしていますね。
次が見えないと求職者の方もしんどいかと思うので。
それが求職者の方のモチベーションに繋がるかというと、ちょっと難しいんですけど、
繋がっている可能性もあると思うので。

長岡さんはどうですか?

長岡(RA):僕はその求職者の方に対して、企業の人事よりもその人のことを分かっていると思って接しているので、寄り添ったコミュニケーションで前を向いてもらいますね。
「今回こういう理由でお見送りになってしまったんですけど、こういうところがあなたのいいところなので、こういう企業だったらいけます!」みたいな感じです。

ーありがとうございます。
これはちょっと穿った見方かもしれませんが…ビジネス的には効率よく求職者の方を捌いていく方が勿論良いじゃないですか。
でもそうではなくて、寄り添って支援していく姿勢をとるんですね。

長岡(RA):そうです。もちろん効率的に捌いていくことも大事ではありますが、一人一人に寄り添うことで、就職まで支援できる方の最大化に繋がると思っています。

志野(CA):求職者の方とCAは二人三脚みたいなものなので、そのCAありきでうちを利用してくれている方も多いんですよね。
そのCAじゃなかったら、うちのことをスパンと切ってしまうかもしれない。

長岡(RA):そういった部分が属人的ではあるので、ここはこれからの会社としての課題かもしれないですね。

志野(CA):ただ、やっていることは本質的だと思っています。
言ってしまえば、人材紹介会社は何十社もあるなかで、僕らは一CAに過ぎません。
でも、僕らを選んで、信頼して、頼ってくださっている。
そう思ったら、仕事しているときも求職者の方の顔が思い浮かぶんですよね。「この人はこの企業様が好きなんじゃないかな」とかって。

長岡(RA):確かに…

志野(CA):売上のこととかビジネスのことだけを考えて機械的にやっちゃうと、正直僕らもしんどいと思います。
でもやっぱり「その人のために」って考えたら、いくら時間が掛かって大変でも、全く苦じゃないんです。
勿論、数字的なところも大事ですが、それだけではなくて、候補者の方への価値提供に全力を尽くして、感謝いただいた結果が売上の数字に反映されていると思っています。


難しさも多い仕事。対話を重ね、理解と信頼を育んでいく

ーではお二人に次の質問です。このお仕事ならではの大変さや難しさを感じるのは、どんな時ですか?

志野(CA):求職者の方の場合で言うと、転職軸がぶれてしまったりすることですかね。
色々な企業様を見る中で、色々な欲求が出てきて。最初の面談でご自身が話していた軸と、全然変わってきちゃうこともよくあるんですね。
ご本人も整理ができていない状態で進んだとしても、その転職が良い結果にならないことも多いので。
何がしたいのか、何が大切なのか、その整理をしっかりと行うことが、CAを始めたばかりのときは難しかったですね。

あとは、やっぱり求職者の方との信頼関係がないと、情報を頂けないことですね。
信頼を勝ち取れていなければ、他社状況とかも教えていただけないです。
うちで最終面接までいってたのに、実は他のエージェント経由で他社の内定を承諾してた…っていうのも結構あって。

何よりも信頼関係が大切なお仕事だなと思うと、今でも難しさを感じることがありますね。

ー信頼関係を作っていくって、たくさんの求職者の方がいる中で、簡単なことではないですよね。
求職者の方一人ひとりに合わせてコミュニケーションの仕方なども変えていますか?

志野(CA):変えていますね。例えば、メインでのコミュニケーションツールは電話がいいか、メールがいいか、とか。
求職者の方との面談で細かいご希望を聞いて、それに沿って対応しています。

精神疾患をお持ちの方も多いので、気になってしまうこととか、不安になりやすいこととかが一人ひとり大きく違うんです。
なので、求職者の方に合わせたコミュニケーションを取りながら、一緒に二人三脚で伴走していくというスタンスですね。

ー候補者の方を徹底して個別化して対応されているんですね!企業側だと、長岡さんはいかがですか?

長岡(RA):RAでいうと、障害者雇用に対する考え方とか、障害者採用をしていく企業様との方針のすり合わせであったり、求職者の方に対する企業様側の期待値をコントロールしていくのが難しいなと感じます。
正直、障害者雇用そのものに対してネガティブな考え方をしている企業様もあったりするので、商談のなかでそのマイナスイメージをいかにゼロプラスに持っていくかが難しいですね。
CAと同様に信頼関係を作っていくことも大切なので、同時にその考え方を変えていかなければならない、というところが難しいかもしれません。

また、実際の取り組みにおいても、どうしたら理解してもらえて、実践してもらえるか、というのを気をつけて話しています。

ー障害者雇用に対してネガティブな考え方を持っている企業様も多いとのことですが、具体的にどのように考えていらっしゃることが多いんですか?

長岡(RA):義務とか コストって捉えている企業様が多いかもしれないですね。分からないことってなんとなくネガティブなイメージを持ってしまうものだと思うので。
求職者の方にどんな方がいるかとかを具体的に伝えることで、ネガティブなイメージや固定観念を突破しに行くっていう感じですね。
そして、実際の採用活動の中で求職者の方に会っていただくとイメージが良い方向に変わることも多いです。だからこそ、実際にお会いいただくことが大切だと考えています。


奥行きのあるコミュニケーションで細部まで連携。全ては求職者の方と企業様の最適なマッチングのために

ーでは次の質問ですが、RAとCA間での連携や、サポート体制について教えてください。

長岡(RA):基本はチャットと、執務室内でのリアルなコミュニケーションで、求職者の方側と企業様側の状況とか、お互いへの質問とか懸念事項の確認はこまめにしていますね。

志野(CA):その求職者の方は何て言っていたとか、企業様は何て言っていたとか、一次情報をしっかりと整理していくことが大事ですね。
例えば求職者の方の誤った内容を企業様に伝えてしまったまま選考が進んでしまうと、その後にトラブルになってしまうことがあるので、正確な情報共有を心がけています。

候補者の方は何を叶えていきたい?企業様はどうしてほしい?っていうことをちゃんと伝え合えるように、お互いで整理していますよね。

ー全社的にもそういう感じですか

志野(CA):そうですね。年次に関わらず、みんな言うときは言っていますね。

長岡(RA):お互いに指摘もあるし、これどうなっているの?って追いかけたりとかですね。

ー指摘や催促もあるとのことですが、RAとCA間のコミュニケーションで、気をつけていることや意識していることはありますか?

志野(CA):その辺りは長岡さんが上手ですね!

長岡(RA):ありがとうございます(笑)
僕はRAなので、企業様から、ご要望の変更や追加が急にくることがあるんですよね。

でもその要望だけをいきなりCAに伝えると、CAも困惑してしまう。

なので、その要望の背景とか、必要な情報を自分で取ってきて、伝わりやすいように形を変えてからCA側に伝えるというのを、とっても心がけています。

CAが動きやすい状態を作っていくんですよね。

志野(CA): 何か変わったり発生することには、必ず背景があるはずで。
でも、その事実だけを伝えてしまうと、求職者の方も不安になるんですよね。
だから、長岡さんのように、整理した情報を渡してもらえるのは凄くやりやすいです。

情報を整理して渡すというステップを踏めるか踏めないかは非常に大事な要素なので、
そこは1、2年目などの若手にもしっかり指摘をするようにしています。

ーなるほど。では反対に、CA側がRA側に対して心がけていることや、配慮していることはありますか?

志野(CA):求職者の方を企業様に紹介できる・できないって、最終的にはRAの判断なんですね。
だからこそやっぱりその求職者の方の人柄とか、転職理由、障害の発症起因などを密に伝えます。
例えばこれをきっかけに障害を発症しているけれど、その後自分でどうしたのか、みたいなところもしっかり伝えますね。

結局、同じ繰り返しになってはいけないので、障害特性に対して必要な対応をご自身でしっかりとされているということを伝える必要があるんです。
文面とか表面的な情報だけでは分からないところですよね。それこそ”奥行き”だと思うんですけど。

企業様にお送りする推薦文にも大事なポイントはまとめつつ、細かいニュアンスの部分はRAに密に情報共有していくという感じですね。

ー思いやりはやっぱり大事ですね。

志野(CA):思いやりっていうのもそうですけど、やっぱりそういう細かいところまで丁寧に分かりやすく伝えていくことがエージェントとしての介在価値の1つだと思いますし、それが求職者様の正しい理解に繋がり、結果的にお会いいただける確率も高くなる。

なのでこういった連携は大切にしていますね。


正解のない“マネジメント”においてお互いが大切にしていること

長岡(RA):僕は自分のチームを持っているので、メンバーのサポートや、数字の管理などマネジメントも行っています。
ミッションは大きく3つあって、①自分自身の目標達成 ②チームの目標達成 ③メンバーをどこでも通用する人材に育てることですね。

ー③のチームのメンバーをどこでも通用する人材に育てるという想いはどこからくるんでしょう。
長岡さんの入社理由でもある、「選択肢を増やしたい」というものに通じるのでしょうか?

長岡(RA):D&Iで活躍してくれればそれが一番いいんですけど…
ただ、他でやりたいことができたときに、選択肢として選べる状態にしてあげなきゃいけないという想いがありますね。
だから、入社理由に通じるところがあるのかもしれないです。

ーどこでも通用する人材に育てていくにあたって、どういう指導やマネジメントが適切だと考えますか?

長岡(RA):難しいですね~(笑)
僕の個人的な意見としては、対話を重ねていくことが大切だと思っています。
本人が望んでいる将来像を一緒に明確にしていきながら、じゃあそのためには今何をしなければならないのかを一緒に整理したりしていますね。
それは数字管理とは別で時間をとっています。

ー会社から与えられたミッションだけではなく、人生で何をしたいのか?を支援してあげているということですね。素敵です。

志野(CA):確かにそれは大事ですね。
うちのメンバーって、若手がめちゃくちゃ多いんですよ。
1年目とか2年目って大きな分岐点になるタイミングだと思っていて、1年目のスタンスや仕事の進め方が自分の基準になってしまうんですよね。

そう思ったら僕は、結構厳しいことも言っちゃうタイプです。

「それは、顧客視点からずれているのでは?」とか、「それって本当に相手のためになっている?」とか、チームで提供できる価値を最大化するために必要なことは、はっきりと言いますね。

ー色々なマネジメントスタイルがありますね。
厳しいことも言っていくのは、何か理由があるんですか?

志野(CA):自分が言うべきだ、と思っているからです。それを自分のミッションだと感じています。
今うちの会社って、20代後半〜30代の中間層と言われる人たちが少ないんですよ。
若手と上層部との間に距離があるので、若手メンバーの状況を上にどう伝えていくのか、上層部の話を若手メンバーにどう伝えていくのか、自分が中間としてやっていかなければいけないと思っています。

だからこそ、若手メンバーにも上層部にも、言わなければいけないことを率直に伝えています。

もちろん直接的なマネジメントもやっていきますけど、
メンバーの成長を促すためにどういう組織を作っていく必要があるのか、
いかに効率的にやっていけるのか、というところが、
自分が会社から課せられているミッションでもあるし、自分の中の志でもあります。

「思ったことは言います。でもその代わり、言ったことに対して責任が発生するので、自分のミッションはやりきりますよ」っていうスタンスですね。

ーなるほど…素敵ですね。

志野(CA):マネジメントに正解はないと思うので。皆で成長していきたいですね。
自分ひとりだけでガンガン仕事を推進していくだけでは大きな成果には繋がらないので、突出していくというよりも、皆で大きな成果を目指したいと思っていますね。

長岡(RA):僕は、メンバーの達成とか成長がダイレクトにやりがいに繋がりますけど、志野さんの場合は役割としてまっとうされている感じじゃないですか?

志野(CA):まぁそうですね。

勿論メンバーの成長はすごく嬉しいですが、それが直接的にやりがいに行き着くかというと難しい。
成長できるかどうかは結局本人次第だと思うので、成長できたらそれは本人が頑張ったからなんですよね。

成長のきっかけを作ることはできるかなと思っていますけどね。


「売上=お客さんに喜ばれた数字」。誰のために仕事をするのか

ーではお二人に、次の質問です。ズバリ、ご自身の役割の意義は何ですか?

長岡(RA):やっぱり、自分がいなかったら生まれていなかった雇用だったり、解決できなかった企業様の課題があると思うので、それがこの仕事の一番の意義だと思います。

これから僕たちが頑張っていくことで、障害があるけど自分の力で暮らしていける人が増えていくので、社会にも良い影響があるんじゃないかな、と。

そういう未来を想像しながら仕事をしています。
一般の人材紹介だったら、ここまでは思わなかったかもしれないですね。

志野(CA): そうですね。
長岡さんがおっしゃる通り、自分がいなかったら、自分が会ってなかったら、この求職者の方は就職先が決まってなかったかもしれない…みたいな。
結局うちで決まらなくても、結果的にどこかで決まっていただけたらいいですからね。
ただお会いしたからには、自分もたくさん提案しちゃうと思いますし、
「こういう軸がいいのでは?」って一緒にたくさん考えたいと思います。

仮にうちで決まらなくても、何か一つでも気付きを得ていただいて、その方が前に進んでくれればいいのかなって。せっかく出会ったんだから

そう考えていくと、”橋渡し”という言葉が一番合っているのかなと思っていますね。

最終的に、雇用を結びつけられれば、「やっていることは間違いじゃなかったな」って感じますし、やっぱり本質的な仕事だなぁと。
なかなか仕事が決まらない方、働きたくても働けない方の橋渡しなので、やりがいはとても大きいなと思います。

ー大きな意義を持つお仕事だし、それを誇りに働いてらっしゃるのがとてもかっこいいです。

志野(CA): ありがとうございます。
個人的には、売上の数字って「求職者の方が喜んでくれた数」だと思っているんです。それが自分の一番の成果だという風に思っているので。 
だから、いくらしんどくても全然苦じゃないんですよ。

長岡(RA):誰のために仕事をするのかを明確にした方が、燃えますよね。

志野(CA):そうそう。前提としてはそこですね 。昔は自分のことばかりだったんですけど。
一定の成果が安定して出せるようになってきたタイミングで、個人的に「何のために仕事をしてるんだろう?」って考える機会があって。
自分の数字も大事だけど… やっぱり求職者の方々のためだよなって。

その頃からだんだん と「売上=お客様に喜ばれた数字」っていう風に定義するようになって、姿勢が変わったというか 。一層やりがいを感じるようになりましたね。

長岡(RA):分かります。

ーそれでは、最後の質問です。お互いのことをRA・CAとして、それぞれどう思っていますか?

長岡(RA):志野さんは、僕に持っていないものを持っているのがすごく素敵だなと思っ ています。
馬力が半端じゃないんですよ。ずっと動き続けられる馬力。
ものすごい量の業務をこなしているのに、その中で時間配分とか効率を考えているのがすごいなって。
それでいて成果も伴っているので…本当すごいです。
見習いたいなと思っていますね。

志野(CA):めちゃくちゃ嬉しいです(笑)。ニヤニヤしちゃいますね(笑)。

長岡(RA):あと僕はあんまりズバッと言えるタイプではないので、チーム内でのコミュニケーションにおいても、志野さんの存在はすごくありがたいです。
良い具合にアメとムチのバランスが取れているからこそ、チームもうまく回っているのかな、と思います。

志野(CA):ありがとうございます!凄く嬉しいです。

長岡(RA):はい、そんな感じです(笑)

志野(CA):長岡さんは…僕より年下なんですけど、強い責任感というか、覚悟を持って仕事をしている方だなと思います。
それは行動量もそうですし、自分の仕事をやりきる姿勢もすごい。
自身の業務が多い中でも、数字だけじゃなくてしっかりと向き合うマネジメントで一人ひとりと対話しているところは、見習いたいですね。

僕は、長岡さんの一番の強みは思いやりだと思います。
企業様に対して、情報をどう咀嚼して伝えるか。社内のCAに対して、情報をどう細やかに伝えるか。そういったことを常に考えてくれているので、本当に思いやりに溢れた人だなと思いますね。

それが出来ているからこそ成果に繋がっていると思うんです。
自分も見習いたいし、会社全体でも見習っていきたいと思う。

会社全体で思いやりや配慮のある連携が取れれば、ますます良い成果が得られますからね。

長岡(RA):めちゃくちゃ嬉しいです(笑)ありがとうございます!

ーお二人の称賛メッセージで今回の対談を終了できればと思います。
長岡さん、志野さん、本日はありがとうございました!

長岡・志野:ありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?
大変なことも苦労することもたくさんあるとは思いますが、対談でお話してくださった長岡さんと志野さんの瞳が、キラキラと輝いていたのが印象的でした。

D&Iの仕事や会社の魅力が少しでも伝わったら嬉しいです!


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