佐藤 貴利 さん
北海道コカ・コーラボトリング社で3年間の外勤営業を経験後、2019年10月にデル入社。デルではスモールビジネスの組織でインサイドセールスを担当。
本日は、宮崎オフィスにいながら所属先のメンバー大半が東京大手町というコロナ禍ならではの働き方をしている佐藤さんにお話しを伺いました。
地方に移住して大企業で勤める
「大学卒業後は函館で自動販売機の法人営業をしました。自動販売機を管理している会社やビル管理会社、地主様に対する営業です。
移動時間が長く担当できる案件数に限界があり、取り扱う金額規模も大きくしたくて次の挑戦を求めました。業界や商材にこだわりはありませんでした。インサイドセールスという職種に惹かれました。
あとは宮崎在住。
大企業で働き、本社との連携を持ちながら地方で過ごせるのは楽しそうだと思いました。
行ったことのない場所でやったことのないことに飛び込みたかったんです。」
インサイドセールスとしてスモールビジネスを担当する組織へ配属。
ー スモールビジネスと呼ばれるお客様の従業員数は100~150名規模。情報システム部門の方がいない場合も多く、社長自ら広告などを見て問い合わせすることもある。
「入電してくるお客様の顕在ニーズに対応しながら、ITプロダクトの知識を深めていきました。
ちょうどWindows7が終了するタイミングでした。問い合わせがかなり多く、残業が続いていました。インバウンド対応なので、組織にいるみんなが忙しく行動力には差がつきづらい。
このなかで自分が抜きんでるにはどうしたら良いか考えていました。」
「他の営業メンバーの対応件数+1~2件を毎日の目標に掲げ、入電対応を意識づけしました。
質を上げるためにまずは量を経験するのが必須と考え周りの人達より1本でも多く対応しました。
そうするとサーバーやソフトウェア、セキュリティ対策の案件対応が増えてきて、営業力・ITリテラシーを向上させるチャンスに繋がりました。量を追いかけることで質の向上を実現させました。」
ー そしてアウトバウンドのチームへ異動。ここで担当するお客様の社数は1,500~1,600社。
「まずは各社の中長期的なIT計画や課題をヒアリングし、営業計画を立てていきます。」
ー コロナ禍で日本企業のIT環境変革は一気に加速した。テレワーク導入、自動化、コスト削減など、こういった課題は企業の経営に直結する。
「パソコンに関する物理的ニーズから、セキュリティやネットワークの構築といったお客様が気づいていない潜在ニーズまで広げてデルとして提案していきます。
デルのインサイドセールスはお客様とのコンタクトから案件化、クロージングにまですべての局面でフロントを担います。
高度な技術が求められる場合は技術営業などのスペシャリストと連携してプロジェクトを進めますが、スモールビジネスは特にインサイドセールスが主体となることが多いです。」
一段上の仕事をする
ー 首都圏のお客様を担当するようになってからのこと。情報システム部門からの要望はサーバー、セキュリティ、ネットワークなど多岐にわたる内容であった。
「通常は、技術営業の専門部隊へ全面的に頼ることもできます。でも、技術的な話でも出来る限り自分でやりたくて。営業としての責任感もありますし、一段上の仕事をさせてもらえるチャンスでした。
まずは、どうやったら自分がフロントに立ち続けられるか技術営業の方々に相談しました。
類似案件を調べ、技術的知識の資料を片っ端から勉強しました。
ベテランの方にお願いして、勉強会を開いてもらったこともありました。お客様の役に立つために休日も勉強したくらい。
そんな勉強の甲斐もあって、たとえばセキュリティに関して専門性高い質問を受けても自分で対応できることが増えました。」
「最近ではお客様と外勤営業のZoom打合せにも同席することもあります。
反応を直に知りたいと感じるフェーズもありますし、そのほうが主体的になれるので。自分次第でどんどん関わっていくことができます。」
「インサイドセールスは非常に頭を使います。効率があがる分だけ、お客さまとのコミュニケーション量も進捗管理数も増えるわけなので。
コミュニケーションを重ねるほど常に課題も出てきます。効率よく戦略的に、どの順番で、どうやって対応していくか組み立てるのはインサイドセールスならでは。顔が見えないことに不安もありますが、それだけ難しくておもしろいです。」
外勤、インサイドセールスを経て次に見据えるステップ
「昨年、"次世代のグローバルリーダー育成プログラム"に選ばれました。1年以上におよぶプログラムで、グローバルリーダーに必要な考え方や知識をぶべく、デルでグローバルに活躍されているディレクターから直接教えていただいたり、定期的な1on1、ビジネスイングリッシュ講座を受講しています。
将来を考えるうえで刺激を受けています。このプログラムを終えてから、今後のキャリアプランを描いていく予定です。」
「大学も教育学部なので教育にも興味があります。
前職での外勤営業、効率性高いインサイドセールスの両方を経験した自分だからこそ、営業を1度離れて社内で貢献できることがないかなと。
社内からビジネスを動かせるチャンスもあるかもしれないと思っています。
デルを辞めて次の挑戦を決めた同僚から刺激をもらうこともあります。自分もデルを出て、別の場所でITリテラシーを高めたいと考えることももちろんありますが、でもデルは大企業。
デルの社内にたくさんのチャンスがあります。
いろんな方の事例を見ても、自分から意見を言ってキャリアを作っていく人が実際に多いのでそんな機会を活用したいですね。」
「宮崎という土地が好きで、自然の豊かさに癒される日々を送っています。
ここで結婚相手も見つけて今や宮崎が第二の故郷。
コロナ禍で働き方も変化したので、宮崎の土地にいながらいろんな可能性を模索してキャリアを作っていきたいです。」
外勤営業の経験を活かしてインサイドセールスにチャレンジした佐藤さん。
両方を経験し、さらに次世代リーダーの育成プログラムにも参加して確実にスキルを伸ばしていく姿が私自身にも刺激になりました。
オンは全力で仕事と向き合い、オフィスを出ればその自然豊かさに癒される宮崎という場所。
地方へ移住して大企業で働くこと、インサイドセールスとしてのキャリア形成、未経験からIT知識をつけてみたい方はぜひご応募ください。