デル 広域営業統括本部 採用ポータル
大企業・中堅企業(従業員100‐999名)のお客様を担当している広域営業統括本部では、ビジネスを推進し、新たな時代を築いていくためのアイデアを生み出せる人材を求めています。
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お客様従業員100名から1000名未満の大企業・中堅企業を担当するデル広域営業統括本部では、第二新卒向きのトレーニングカリキュラムに、テーブルマナー講座を取り入れています。今回は、そのレポートをさせていただきます。
「テーブルマナー」の言葉から連想すると、ビジネスの現場でお客様との会食の機会に困らず、失礼にならないように学んでおくことと考える方も多いと思います。確かに、それも正しいとは思います。老若男女を問わず、テーブル上でしなやかな所作を持つ方はとても素敵です。しかし、それだけではないと思います。テーブルマナーは、細かいルールを厳格に守り食事することだけではなく、相手の方への気配り、おもてなし、社会人としてきちんとしているさまである「嗜み(たしなみ)」を持つことを目指すことと考えています。実際にテーブルマナー講座に出てみると目から鱗の連発で、いままで全く気が付かなかったことの発見があります。この気づきは、日頃のセールス・マーケティング活動にとても重要な影響を持つのです。
記録的猛暑の続く7月の蒸し暑い月曜日の夜に、私たちは会場に向かいました。目的地は、東京都文京区関口の小高い丘に荘厳とそびえ建つ椿山荘です。到着すると背筋がピリっとします。明治時代にたびたび歴史上に登場する山縣有朋が自分の屋敷として購入し、「椿山荘」と命名したのが由来です。山縣有朋の最大の趣味は造園づくりで、その技量は天才の域であり数多くの庭園を築いているそうです。その為、現在でもこの東京のど真ん中に、起伏の多い緑豊かな巨大庭園が残っていることもうなづけます。
会場も映画のワンシーンのような豪華ながらシックな造りの部屋に、斜めの角度でテーブルがセットされています。それまで余裕をかましていた参加者も口数が少なくなり、緊張し始めています。
やはり椿山荘の講師は、私たちの想像を遥かに超えていました。普段プレゼンテーションを行う機会が多い私たちですが、講師の方の話し方のひとつひとつ、そのロジカルで腹落ちする説得力、全てが参加者の眼差しを釘づけにしていました。緊張感を保ちながら、厳格なマナーのお話の合い間に、絶妙な間の面白いトークをはさんで、とてもリラックスして楽しい時間を過ごすことがききました。一瞬にして空気を支配して、明るい気持ちにパッとさせてくれる講師のトーク力は、私たちが常に追い求めているものでした。
第二新卒者は、前職時代のトレーニングカリキュラムの違いにより、一般的な社会人の知識としてはとてもバラツキがあるのが最近の傾向と考えています。また、会食経験なども全くない人もいるので、社内のパーティでビールの注ぎ方や、取り分けの仕方などでは、「そんなことも知らないのか?」と先輩社員に指摘されることもありますが、そんなこと気にすることではありません。この1日の講座で全てわかりますし、受講していない先輩社員よりも洗練されたマナーを叩きこまれるからです。
最初は、講師の指示通り中々できなくて、ナイフやフォークがガチャガチャしてしまう人もいましたが、そこはチームワークを重んずる我が本部の伝統で、助け合って乗り切りました。しかも、いつも以上にメンバーを支援する思いやりの強さが、現実的に講師の方のいわれる相手を思いやる気もちのマナーをどんどん吸収し、実践している感じがします。
特に私たちのインサイドセールスの活動は、お客様と直接対話致します。お客様の潜在的なニーズを言葉で導きだし、お客様の気持ちになって会話することが神髄ですが、本日はその活動をもう一度見直して、新しいステップに踏み出せたと思います。
今回参加したメンバーは、まだこれから30年は仕事をすることと思います。世界はもっとボーダレス化したグローバルのビジネスシーンが増えるでしょうし、数えきれないパーティや宴席が人生の中では沢山あるでしょう。また、将来ビッグ商談を目の前にして、お客様VIPと、フレンチの会食をするかもしれません。その時にスマートに相手の気持ちを思いやることが出来れば、望む結果を手中にすることもできると思います。きっと、本日のことは、遠い将来に思いだすことがあると思います。メンバーそれぞれの人生にプラスになってくれればとても嬉しいです。
Transformationとは最近よくデジタル・トランスフォーメーションとしてよく聞く言葉ですが、英英辞書には、”a marked change in form, nature, or appearance ” で、「形態、性質、または外観の顕著な変化」ということで、質的な変化と見た目に変化するということです。このテーブルマナー講座が参加者にどのような影響があったのでしょう?ここに、受講者の感想があります。
• 「マナーとは相手に対する配慮である」という言葉が印象的でした。テーブルマナーは単に難しいものというイメージが強くとっつきにくい印象でしたが、今回の研修を受けて、相手の立場に立って立ち振る舞うという「思いやり」が根底にあることを理解し、印象が変わりました。
• マナーを守る背景は一貫しており、「周りの方に不快な思いさせない」とのことです。これはデルのインサイドセールスでも当てはまり、自分で情報発信をしているつもりでも、お客様にとっては不要な話の内容や、お客様の興味とは別方向であったりと、自分の営業スタイルがお客様からみて、マナー違反になっていないか再確認させていただく大変貴重な時間でした。
• 講師の方が、リラックスした雰囲気づくりをしていただき、おもてなしをするとの経験値を高めるとともに、講師の方のジョークで楽しい時間を過ごすことができました。講師の方の全てを見習いたいです。
• 仕事でもプライベートでも使うものなので今後数十年ある人生のことを考えるととてもタメになるものであり、かつ自身でも学んでいくべきことだと思いました。
• マナーとは相手を思いやることであり、食事の場に限らず営業として、また一人の人間として、常に意識すべきものであるということがとても勉強になりました。
• テーブルマナーとはだれのためにするのものなのか?同席する方のため、レストランでサーブしてくれる従業員のためと、全ての関係者に不快な思いをさせない意味があると学ぶことができました。仕事に置き換えると、お客様のためはもちろん、セールスチームやサポートしてくる周りのメンバーと楽しく快適に仕事を進めるためにマナーを順守することを新たに感じました。
デジタルネイティブな若者なので、以下のようなコメントもありました(笑)単純に食事を感動するということだけでも十分な情操教育だと考えています。
• 本やネットに載っているマナーを見るだけとは大違いでした。
• 研修を受ける機会がないと学ぶ機会もないと思うとゾッとする。
• 普段フレンチ料理を食べる機会がほとんどないので、フレンチが圧倒的においしいものだとわかった。
• 椿山荘のような場所で食事をする機会も普段ないので若い社員とってはいい刺激になると思いました。
トレーニング後に、「トレーニングの効果は、ビジネスの結果につながっていますか?」と冗談まじりに聞くのですが、皆、「効果出ています!」と口々に言ってくれます。顔つきも落ち着いた感じにも見え、頼もしくなっている気がします。
和食の懐石料理のコースもあるようなので、次の機会に挑戦したみたいと思います。洋食なら知らなくても言い訳できますが、和食の場合のマナーができていなかったらと思うと、少し躊躇する面もありますが・・・
デル広域営業統括本部では多くの第二新卒者の仲間がいます。このテーブルマナー講座のように第二新卒者には、様々なトレーニングカリキュラムを提供しており、一般的な新卒向けのとレーニングよりも充実することを目指しています。採用情報、社員ブログで「デル広域営業統括本部の中の人」などを、こちらにて公開しております。ご興味ありましたら、ご覧ください。インサイドセールも積極募集していますので、お問い合わせください。
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