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営業の後輩へ贈るメッセージ

当社の夢

当社の夢は、外国と日本が相互理解を深めるお手伝いをして、双方が幸せになれる争いの無い、豊かでフェアな世界を創ることです。この夢を実現するために、私たちは、ビジネスで外国企業と日本企業を沢山つないだり、社内外でグローバル人材を育てたりしています。また、ささやかながら同じ志を持つ組織を応援したりもしています。会社設立以来、私たちの先輩の時代から築いてきた独自のノウハウを活かして海外のお客様に価値をお届けしてきました。その結果、多くのケミカルユーザーの心をつかみ、順調に当社のファンを増やしてきました。そして、今年から新しいプロジェクトが本格的にスタートしました。専門商社のノウハウと最新のデータ分析技術を掛け合わせて、今までになかった便利なシステムを構築してお客様にお届けする予定です。目覚ましいテクノロジーの進歩が、私たちの夢の実現を加速してくれそうです。

商社パーソンの心構え

是非今日からプロフェッショナルな商社パーソンになることを目指して欲しいと思います。では、プロフェッショナルとは何でしょうか?色々な定義がありますが、重要なポイントが一つあります。それは、「プロフェッショナルとは言い訳をしない。」ということです。プロフェッショナルは、うまくいかなかった責任を環境や他人のせいにするのではなく、与えられた状況でどうしたらうまく出来るかを考えます。つまり、「出来ない言い訳をするのがアマチュア。出来る方法を考えるのがプロ。」です。皆さんもプロフェッショナルになることを目指して、まずはアマチュアの思考を少なめに、プロの思考を多めに出来るように意識してみましょう。そして、プロの商社パーソンの行動規範も習得しましょう。プロの行動規範とは、例えば、「料理人は爪をきれいにする。」「美容師はファッショントレンドをフォローする。」「アナウンサーなら滑舌をよくするトレーニングをする。」といったことです。では、商社パーソンの行動規範とは何でしょうか? 細かくいうと沢山ありますが、今日は、厳選した3つだけをご紹介いたします。1つ目は、「相手に喜んで頂くために自分が出来ることを直ちに全てやる。」ことです。その場にいる誰かがやるべきことがあれば、率先して皆さんがそのアクションをしましょう。さりげなく、誰よりも早く動く。この意識は、商社パーソンとしてのスタート地点です。2つ目は、「常にお客様を第一に考えて行動する」ことです。言葉にすると簡単なのですが、真面目に実行しようとすると中々難しいです。特に輸出ビジネスを手掛ける当社の場合は、お客様は外国にいることが多く、その他の関係者は日本国内にいます。近くにいる人に感情移入してついついお客様以外の利害を優先するのが普通の感覚です。皆さんの周りの人も同様の感覚なので、お客様第一を実行する道のりは更に厳しいです。しかし、このスキルはずっと意識し続ければ自然と身につけることが出来ます。お客様は、そのビジネスに係る全ての費用を払って頂いているだけではなく、皆さんの給与やボーナスも払っている存在です。そのことを忘れないようにして、皆さんのオフィスでのアクション全てがお客様の満足度向上につながっているか、時々立ち止まって考えてみましょう。3つ目は、「スピード」です。商社パーソン、特に中小企業の貿易パーソンはスピードが無くては務まりません。常にスピードを意識しましょう。スピードをつけるために大切なことは、最速でお客様のためになるためのアクションを迷いなく選択することです。また、やきもきしながら返答を待っているお客様の存在を頭においておくことが大切です。スピードに関連してもう一つ大事なのは、仕事の要点を整理しておくことです。物事のポイントがつかめていると、お客様の突然の要望などに対して臨機応変に対応することが出来ますし、作業の優先順位付けや、工程の改善をスムーズに進めることが出来て、スピードアップにつながりやすいです。迷ったら、この仕事は何のためにしているのか、を考えてみて下さい。常に、最短でお客様の幸せを目指しましょう。まとめると「誰かの仕事は自分の仕事というマインド」「常にお客様第一で行動」「スピード」。この3つがブラッシュアップされてくれば、少しずつ皆さんもお客様から選んで頂けるようになると思います。

短所も強みに

ここで、私の若いころの恥ずかしいエピソードを紹介させて下さい。 実は、入社後しばらくは、私は全く仕事が出来ませんでした。誰も私に注文をくれないのです。外国と日本をつなぐ仕事がしたくて、小さな商社を選んで入社した私は、1年目の後半から営業の仕事を任されていました。社長から、当時勤めていた会社が販売していた国以外はどこでも自由に販売してもOKと言われたので、色々な方法で新規顧客を開拓しようと頑張りましたが、どこへ行っても全く相手にしてくれませんでした。その頃、よく会社の先輩たちと仕事帰りに飲みに連れてもらっていたのですが、ある日酔っぱらって先輩に「お金を稼ぐより、どう使うかのほうが重要ですよね。」と言ってしまいました。「お金を稼ぐのは簡単ですが・・・」というニュアンスも出ていたと思います。恥ずかしいですが、若さゆえの発言でした。そういう私に対し、先輩はただ一言「じゃ、とりあえず稼いでみてよ。」と。少しドスの効いた声でした。 大きなことを言ったからにはお客様に可愛がってもらい、成績を上げないと格好がつきません。意地もあるので、次の日から前にも増して、がむしゃらに頑張りました。しかし、口下手な私は立て板に水のセールストークなど出来ません。商品知識もありません。当時の私に出来たことと言えば、時間のあるときにずっとお客様のことを考えることだけでした。元来心配性で、お客様が何を考えているかは自然といつも気になっていました。お客様のことを想像しているうちに、お客様に言われる前に求められているサービスを提供出来るようになりました。少しずつお客様に喜んでいただけることが増え、新規のビジネスを開拓することが出来るようになっていきました。これは私の例で、お客様へ満足して頂く方法は人それぞれで異なります。短所も考え方次第で長所に変わります。色んな切り口からお客様を幸せにする努力を忘れない限り、誰でも自分に合ったスキルを伸ばしていくことが出来ると思います。そして、皆さんがお客様を幸せにする努力はみんなの幸せにつながっていきます。

会社を利用して自分を磨こう

会社での仕事は、自分を磨くために最適なチャレンジに満ちているだけでなく、ミスをしたらフォローもしてもらえるし、お金ももらえます。皆さんは会社のために働くと考えるのではなく、皆さん自身の夢に向けて、自己実現のために会社をとことん活用して下さい。 皆さん、当社に来てくれてありがとう。営業を志望してくれてありがとう。研修の後、他チームで経験を積んでいただく期間となりますが、大真営業のスピリッツで一緒に頑張っていきましょう。

(社内挨拶)

株式会社大真では一緒に働く仲間を募集しています
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