こんにちは!今年1月に大学スポーツチャンネル(以下、dsc)にジョインしました、大麻(おおあさ)です。
まだまだ新米ですが、dscという組織に10ヶ月間身をおいてみて感じたことをつらつらと書いていければなと思います。
今日はこんなことについて書きます。
・dscの"これまで"と"現状"
・dscのこれから
・今創っている。だから面白い。
・最後に
dscの"これまで"と"現状"
2009年3月に設立したdscは来年3月で10周年を迎えます。まずは代表取締役を務める加藤にこれまでのdscについてインタビューしてみました。
(写真の最前列中央左手の白ティーが加藤。シェアオフィスをしているTABIPPOとの集合写真)
東京都が主催する学生起業家選手権で優秀賞を獲得し立ち上がった「大学スポーツチャンネル」の代表取締役を務める。「スポーツで日本の未来をつくる」というビジョンのもと、大学体育会部活やJリーグBリーグなどのプロチームなどの広報支援や体育会学生向けの就職支援サービスなど、多岐に渡りスポーツ支援を行う。加藤はサッカー好き。
大麻「今日は今期で10期目を迎えるdscの"これまで"と"現状"について聞かせてください。よろしくお願いします!」
加藤「よろしくお願いします。」
大麻「今期で10期目となるdscですが、今までどのような想いで経営をしてきましたか?」
加藤「とにかく目的意識をもって、それぞれがやりたいことができるような環境を整えてきました。目的意識と一言で言っても、とにかく目的・目標を持ってやっていればいい訳ではなく、自分以外の誰かのために何かをするという他者思考をみんなにもってもらうことを意識しています。
例えば、部活を頑張っている学生のためであったり、スポーツ界のためであったり。そんな想いを全員が"心から"持ってくれるチームになるようにしていきたいと思いながらやってきました。」
大麻「そうなんですね。そんな想いを持って活動してきた中でどんなサービスが生まれてきましたか?」
加藤「例えば『サシイレ 』というサービス(http://www.sashiire.jp/info/about.php)は、支援が少なく金銭的な課題も多い大学部活の環境を改善すべく、バイトを並行しながら部活に取り組む学生を少しでもサポートしたい!という想いで創り上げたWEB差し入れプラットフォームで、母校の部活を応援したいというOBOGさんが、差し入れを通してもっと簡単に現役生を応援できるような仕組みを整えたものです。ビジネスである以上もちろんお金を稼ぐことも大事ですが、それ以上に他者思考のもとスポーツ界への貢献を最優先させて考えてきました。」
大麻「本当に心から他者思考を大事にしていますよね。では、サービスではなくdscの組織創りで意識をしていることはありますか?」
加藤「dscの組織づくりでも同じで『目的意識をもって、それぞれがやりたいことができるような環境創り』を意識しています。トップダウンな組織で、あれをやれ!これをやれ!と命令して成果を出すこともできますが、そういうやり方で成果を出したところで、目的意識をもって、それぞれがやりたいことができるような環境にはなっていない。だから敢えて、多くの規定は作らずにそれぞれ個人の判断に任せて、組織づくりをしてきました。」
大麻「僕自身、dscに転職する前からそのお話は聞いていて、無駄な規定がほとんど無くて個人の自由、責任で仕事をしていくってとても楽しそう、楽そうだな、と思っていたのですが、そういうわけではなかったです。笑」
加藤「そうだよね。笑 規定がないということは、自分自身の言動、行動全てを自分の責任で行わなければならない。だから、自由って楽そう、楽しそうに思えるかも知れないけど、意外と辛かったり難しかったりするんだよね。けれど、それぞれが都度考えて最適な行動をするからかなり全員が主体的な組織は作れてるんじゃないかなと思ってる。」
大麻「逆に組織創りの中で困っていることや大変なことはありますか?」
加藤「今までは組織の成長のために頑張るというよりかは、個人が成長すれば、個の集合体である組織も自然と成長していくだろうという考え方のもと、様々な施策を行ってきました。その結果、個人の成長には貢献できたなと思う半面、組織拡大へ向けた仕組みがまだまだだなと感じています。
現在の社員12人とアルバイトスタッフ40名の人数感であれば、経営していくことができるけど、これからの事業、組織の両軸での拡大を考えた時に今の組織内の仕組みでは足りないなと感じています。仕組み化はやり過ぎても良くないが、その組織フェーズにあった制度や仕組みを導入していく必要があるのに対して、まだ追いついていないなと。
なので、これからは個人の成長もそうですが、組織の成長という観点を強くして経営していきます。」
大麻「そうですね、僕もdscの一員として個人として成長すると同時に組織の成長にも貢献していけるよう頑張ります!」
加藤へのインタビューを通して、これまでのdscの様子が伝わってきましたが、ここからは時間軸を少し広げてdscの未来について新入社員ではありますが、私、大麻がお伝えします。
dscのこれから
では、これからdscはどんな組織になっていくのか?
まずは規模について
現状の社員数12名から50名まで発展させていきたいと考えています。
「スポーツで日本の未来をつくる」10年前に会社を立ち上げた当初から変わらないこの想い。
プロスポーツ、大学スポーツを中心に様々なサポートをさせていただいていますが、まだまだできることはたくさんあります。
「JリーグやBリーグの広報支援のみならず、もっと多くのスポーツをもっと多くの人に見てもらいたい。」
「スポーツ選手のセカンドキャリアを、より輝かしいのもにしていきたい。」
「体育会学生だからこその強みを最大限に活かして、それぞれが一番納得のいく企業で勤めてほしい。」
他にも様々な想いがありますが、たった12人では実現できることに限りがあります。だからこそ、これから一緒にスポーツで日本の未来を作りたいという仲間をたくさん集めたいなと考えています。
どんなチームにしたいのか?
「dscのこれまで・現状」でもお伝えしましたが、今はまだ組織の拡大に向けて整備している段階です。これまでの約10年間は10人ほどの人数でやってきたため「組織」よりも「個の成長」に力を入れてきました。
学生起業から始まったdsc。創業メンバーのほとんどが一般的な社会人経験を積まずに自分たちの想いだけで突っ走ってきました。OJTのように誰かに教わるでもなく、研修があるわけでもなく、右も左もわからないままで、とりあえず個人がしっかり成長をする。最近になってやっと『個の成長』から『組織』へと目が向くようになってきました。
正直に言うと、まだそんな段階です。少し遅咲きかも知れませんが、私達らしく成長をして、私達らしく世の中に貢献をしてきました。
今創っている。だから、面白い。
「良い会社に入る。」ではなく、「良い会社を作り上げる。」
私自身、就職活動の時から一貫して大事にしていることが今まさに体現できていると思います。
正直、お給料も福利厚生も大手のほうが全然良いです(笑)
ですが、それには変えられない経験を今まさにさせてもらっているなと実感しています。
入社して1年にも満たないのに、行動指針に対して意見をさせてもらったり、個の成長から組織への視点変換をしましょう。と役員に伝えて、それに対してサポートを受けながら自由にやらせてくれる。
大手企業なら、きっとできなかったようなことをこの会社ではやらせてもらっています。すでに仕組み化が進んでいて、その仕組みの一部として動くのではなく、自分自身が仕組みや風土、組織、事業を作り上げています。
だから、今この会社で働くことが面白いなと感じています。
最後に
少し話がそれましたが…これまでは「少人数」かつ「個の成長」を大事にして活動をしてきましたが、今後50名で活動をしていく中で、会社としての理想を全員で共有していなければ、個人それぞれが幸せに働くことはできないと思います。
私達はそれぞれ個の幸せを体現できる会社を創っていきたいと心から思っており、それを実現するために日々奮闘しています。
「スポーツで日本の未来をつくる」だけでなく、組織を自分たちで作り上げていくことに興味がある方と一緒に働けることを楽しみにしています。
以上、入社1年未満の生意気な大麻がお送りしました。笑