新取締役誕生！ミッション「世界を繋ぐ金融」の更なる成長と加速を担うCOOインタビュー

【社員インタビュー】新取締役誕生！2021年12月1日に業務執行全般統括として取締役COO（Chief Operating Officer）に就任した新渡戸理貴（にとべ まさき）に自身のこと、入社時から今後についてインタビューしました。

ーー今までの経歴や当社に入社するきっかけを教えてください。

上場企業、ベンチャー企業において、経理に携わってきました。「経理」と聞くと「ずっと机に座って電卓を叩いている」といったイメージがあると思いますが、私はそれだけでは飽き足らず、新卒初年度から業務効率化や新規施策のネタを上司から仕入れては、いつも社内をうろうろしていました。内部統制強化や基幹システム改修のために全国の拠点を飛び回ったこともあります。もちろん経理としてのルーティンも全うしていましたが、社内の各種計数や情報フローを把握して新たな事業計画を立案したり、組織を活性化したりすることに興味がありました。

当社に入社したきっかけは、「世界を繋ぐ金融」という壮大なミッションに共感したからです。ただし、それに加えて、当時のクラウドクレジットは大量に組成される新ファンドの区分経理を確実に行うため、会計の仕組み化・デジタル化が喫緊の課題となっていました。面談の中で経営課題を聞くにつれ、「ベンチャー企業という環境を選ぶ経理人材で、圧倒的な情報量を処理しつつ体制整備ができる人材は自分しかいない」という確信が強まりました。会社の浮沈にかかわる採用案件だったことが入社承諾の決め手です。

ーー入社して以降に感じたギャップなど、クラウドクレジットの理想と現実について教えてください。

前職がベンチャーだったので、「変化が激しい」「常に忙しい」という現実は想定内でした。

ただし、金融事業者としてのコンプライアンス・セキュリティ意識の高さは入社後に急いでキャッチアップしました。私自身も経理をバックグラウンドとする人材として「内部統制」「ガバナンス」を常に意識してきたつもりでしたが、当社の徹底ぶりには驚かされました。そういう意味では、私が入社前に想像していたよりも入社後の実態のほうが理想に近かったです。

――新渡戸さん自身の業務に臨むにあたってのポリシーを教えてください。

かつての職場で上司から言われた「速さは品質」という言葉をずっと大切にしています。会社という場所においては、ひとつの業務の遅れが多くの方のボトルネックになりかねません。また、特にベンチャーという環境では、一瞬の遅れが事業機会の喪失につながりかねませんので、自分が出せるベストな成果を、常に最速で出していかなければなりません。速さと品質はトレードオフではなく、速さそのものが事業の品質を担保すると思っています。

また、「火中の栗を拾う」も好きな言葉です。今までにないビジネスモデルを成立させようとすれば、必ず厳しい課題に直面します。そういったときには、誰かが進んでその課題を引き受けることでしか状況は上向きません。自分が一時苦しい思いをする仕事であったとしても、組織のためなら躊躇なく引き受けることが私の最大の強みだと思っています。

ーー取締役COOとして今後のクラウドクレジットの進んで行く方向性について教えてください。

まず、私が取締役COOであるかどうかにかかわらず、当社の「世界を繋ぐ金融」という方向性は非常にしっかりとしたものですし、当社のメンバーひとりひとりがこのミッションに対して真摯に取り組んでいると思っています。

その一方で、こういった当社の取り組みをより広く社外の方に認知していただくために我々ができることは、まだまだ多くあると感じています。今後は、運営者や資金需要者の「顔が見える金融」をより強く実感していただくために、各種コンテンツの充実、イベントの開催などあらゆる施策を検討し、推進していきたいと考えています。

また、貸付型クラウドファンディングにおけるファンド運営は明るい話題ばかりではありません。利回りを追求する以上、一定数のデフォルトが発生する可能性は否定できません。その場合、我々は限られた選択肢の中から投資家の皆様への分配が少しでも多くなるように手を尽くしますが、中には断腸の思いで回収を終了しなければならないケースも出てきます。より高品質なファンド組成と日々のモニタリングはもちろんのこと、厳しい状況下でも常にベストな選択が組織として行えるよう、ガバナンスを徹底し、経営判断の質の向上に努めます。

最後に、当社はまだまだ「ベンチャー」というステージであり、多くの方に応援をいただきつつもご期待に添えない点がまだまだあると思っています。一日も早く経営基盤を整えて事業を加速させ、企業としての成長をもって皆様のご期待に応えていきたいです。