今回インタビューしたのは、システム管理部で部長を務める宮田さん(写真右)とエンジニアの佐藤さん(写真左)。
システム管理部は、IT管理に関わる業務全般を担うセクション。自社サービスであるソーシャルレンディングプラットフォーム『CROWD CREDIT』の運用や社内システム構築・運用・保守をはじめ、ITプロジェクトの推進や社内ITヘルプデスクなどを一手に担っています。
現在社員11名、業務委託スタッフ4名で、便利で安全なプラットフォームづくりに励んでいます。宮田さんと佐藤さんにシステム管理部のミッション・ビジョン、働く上でのやりがいについて、人事部村松が話を聞きました。
便利で安全なプラットフォームをつくる
村松:まず、宮田さんと佐藤さんがクラウドクレジットに入社した背景から教えてください。
宮田:僕はもともと信用金庫にいましたが、自分たちで新しいものをつくりたいと思うようになって転職を決意しました。いろんな会社がある中でクラウドクレジットを選んだ理由は、新しい金融プラットフォームをつくることを目指していたから。自分たちでつくれることに魅力を感じたんです。
佐藤:僕は以前、SIerで金融機関や資産運用に関するシステムを開発していましたが、新しい技術や知識を身につけたいと思って転職を決めました。クラウドクレジットにジョインした理由は、技術力を高めることができることと、海外の急成長している企業に投資するビジネスモデルが面白いと思ったから。僕と同じようにビジネスモデルに惹かれて入社した人は多いですよ。
村松:システム管理部のミッションについて教えてください。
宮田:投資家や社内の人たちが、便利で安全に使えるようなプラットフォームをつくること。そして、業務体制がスムーズに回るような基盤を整えていくことです。FinTech企業として「Fin」の基盤は固まってきましたが、「Tech」に関してはこれから基盤を固めていく段階。
まずは『CROWD CREDIT』の機能を拡充し、バグやシステム障害が発生しない盤石な体制を築きたいと思っています。クラウドクレジットはまだ始まったばかり。内部統制も含めやるべきことはたくさんあります。
佐藤:当社のUI・UXデザインを担うUXデザイン部が「攻め」だとすれば、僕らシステム管理部は「守り」も担う部署。セキュリティや内部システムなど、ユーザーに安心して使っていただくために強化するべきことはたくさんあります。
技術選定から業務改善まで。裁量の大きな環境
村松:システム管理部で働くやりがいや魅力について教えてください。
佐藤:システム管理部では、主に社内システムのインフラ構築やシステム運用を担う業務と、『CROWD CREDIT』や社内システムのアプリケーションを開発する業務があります。インフラ構築に関しては、AWSなど新しい海外ベンダーのサービスも取り入れているので、最新技術に触れる機会があります。
宮田:アプリケーション開発に関しても、金融システム開発の現場では珍しい新しい技術を取り入れているので面白いと思います。また、大きな組織ではないので裁量も大きく、ただ指示されたことを改修していくような仕事ではありません。
佐藤:もう1つアプリケーション開発の魅力を加えると、投資に関する知識を学べることです。資産運用に成功しているユーザーの傾向が分かるので、今後の人生に役立つマネーリテラシーが身につきます。
宮田:インフラ構築・アプリケーション開発に限らず、誰かが何かをトップダウンで全てを決めることはありません。基本的にはチームメンバーで話し合いながら物事を進めていくので、決定事項に対して疑問を感じながら業務を進めていくことは少ないと思います。もちろん、ユーザーや経営陣、組織全体のことを考えた提案が大前提ですが、基本的には僕らの提案に周囲が耳を傾けてくれる風土です。
佐藤:クラウドクレジットにはいろんな分野のプロフェッショナルが集まっているので、多様なメンバーと仕事ができることも魅力の1つだと思います。
それに、新しい会社なので柔軟性もあります。SIerにいた頃は、長く運用しているシステムが多かったりでお客様の要望に縛られて、なかなか新しい技術を導入することができませんでした。今は自社システムを開発しているため、オーナーシップを発揮して仕事ができる環境です。
Web系の会社では当たり前かもしれませんが、開発現場で使用している技術情報共有サービスQiitaやOSSのデータ可視化ツールMatabaseなどは、エンジニアからの提案で導入されました。こうした技術選定や業務改善の提案ができる金融系企業は珍しいのではないでしょうか。
個々のWillが組織のビジョンにつながる組織へ
村松:これからどんな組織をつくっていきたいですか?
宮田:システム管理部には様々なバックボーンを持ったメンバーが在籍しています。多様性のある組織でこれからさらに社員数が増えていくので、お互いを尊重し合い目的を共有し合えるチームにしていきたいです。
佐藤:仕事にはWill(やりたいこと)・Can(できること)・Must(やるべきこと)があると思っています。個々が専門性を活かしてCanをした結果、それが結果的に組織のミッション(Must)につながっていく。そんな部署にしたいと思います。
クラウドクレジットにはWillを叶える環境があります。例えば、アプリケーション開発をしていた人がインフラ開発に挑戦することができますし、その逆もあります。個々のWillの実現を通じてCanを広げる機会を増やしていきたいです。
村松:最後にこれから入社する仲間に期待することを教えてください。
宮田:インフラ構築をお任せする方には、AWS等のクラウドインフラに関する豊富な経験は求めていません。すでに経験豊富なメンバーは多いので、ベテランから技術やノウハウを吸収する柔軟性に期待したいと思います。
一方で、アプリケーション開発に関する業務では、PHPの実装スキルを期待しています。アプリケーション開発チームは体制をより強化していくフェーズ。「ゼロベースで組織や自社サービスをつくりたい」そんな気概のある方には最適なフィールドだと思います。