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単身ミャンマー出張記!(商品部 松浦)(前編)

はじめまして、クラウドクレジット商品部の松浦と申します。

商品部は、当社のウェブサイトに掲載しているファンド商品を組成する部署で、投資先の発掘・条件交渉・ドキュメンテーション等販売に至るまでの過程を担当しています。

弊社はファンドをお客様にお届けするまでに、必ず投資先の国と企業を訪問し、直に投資先の事業体制や空気感を確認する工程を設けているのですが、この度はミャンマーを訪問してきましたので、そのご報告をさせていただきます。

【ミャンマーについて】

ミャンマーはタイの北西にある縦長の国で、「東南アジア最後のフロンティア」と呼ばれています。そう聞くと身構えてしまいますが、これはミャンマーが成長の余地が最も多く残された国の一つとしてとらえられているためです。2016年に共和制に移行するまでは軍事政権のもと閉鎖的な経済体系をとっていたため、東南アジアの近隣諸国に比べて成長のタイミングが遅くなってしまいました。外国資本の受け入れが緩和され始めたのはここ数年のことであり、その分マーケットの参入余地が大きいと考えられています。

一方で、経済成長が遅れたためインフラが都市部に集中しており、国際エネルギー機関(IEA)によるとミャンマー国民の40%超にあたる約2千万人が、電力供給を受けることができていないといわれています。現在郊外で主流となっている照明は、灯油ランプです。安価であるものの、有害物質を発すると同時に発火性も高いため、家庭内でやけど等の事故の原因になります。また、発電機能はなく、スマートフォン等を充電する際は有料の充電サービスを利用しなければなりません。

このような社会課題をビジネスを通じて解決すべく、ミャンマーで家庭用太陽光発電ユニットを割賦販売している企業があります。「東南アジア未電化地域支援プロジェクト」の貸付先であるR社です。R社のターゲット顧客層は郊外の月収USD85以下の貧困層8百万世帯ですが、顧客は月額4-10ドルを支払い続け、2年間の継続利用で太陽光発電ユニットの所有権を獲得できます。このファンドを通じて、安価で安全な電源を貧困層に届けることでよりよい暮らしをミャンマーの人々に届けたいと考えています。(詳細についてはぜひ同ファンドの商品ページをご覧ください)

https://crowdcredit.jp/fund/detail/570

それでは、さっそくミャンマー出張記をはじめます!

【DAY1】

こぢんまりとした空港は旅行客が少なく、すぐに入国審査が終わりました。普通はむすっとした顔をしていることが多い審査官ですが、ミャンマーの審査官は非常にフレンドリーでにこやかだったのが好印象でした。

入国ゲートを出て、迎えの車に乗って街へ。

とても綺麗で思っていた以上に近代的!



一部の人にしかわからない例えで申し上げると、ベトナムのビンズン省ぐらいでしょうか。

街を走る車は新しく、日本車がほとんどでした。

車の中から外を見ていると何か違和感。



・・・ん?

男性がスカートはいている?

そう!これはロンジーと呼ばれるミャンマーの民族衣装で、巻きスカートのようなものです。実は男性と女性で結び方が異なるそうで、女性は結び目が腰の横、男性は体の真ん中にあります。特に男性にとってロンジーは暑い気候の中で快適に過ごすために重要なアイテムで、駐在の日本人も病みつきになってしまう方が多いそうです。ロンジーをはいているため、ミャンマーでは男性も座って用を足すそうです。ちなみに、ロンジーの下は一応はいているようです。確認方法はご想像にお任せします。

一旦ホテルにチェックインして少し仕事をした後、夜は現地で起業された日本人女性と食事をさせていただきました。ロヒンギャ問題の現場となっている地域の料理をごちそうになりました。一見タイ料理のように見えるミャンマー料理。バンコクで幼少期を過ごした私は辛い物が一般的な日本人より得意なので、正直なめておりました。

ミャンマー料理、めちゃめちゃ辛い。

のどが痛くなるほど辛く、涙と冷や汗が噴き出てしまいました。すかさず海鮮料理やおかゆを頼んでいただけたのですが、そちらは安心していただくことができました。ぜひまた舌を鍛えてミャンマー料理には再チャレンジしたいです。



さて、ミャンマーではビールの需要に対して多すぎると言っていいほど地ビールのブランドが多いです。画像は日本企業も出資しているミャンマーの大手ビール会社。黒ビールと割ってハーフ&ハーフで飲むのが通らしいです。ほどよいコクと気候に合った軽さがあり、とても飲みやすかったです。ほかの東南アジア諸国と違って、ビールに氷を入れて飲まないそうです。

また、ミャンマーはベトナムと同じくフランスの統治下にあった影響なのか、ワイン、コーヒーやカカオが生産されているそうです。ワインをいただいたのですが、驚くほど飲みやすく、翌日も頭痛がしませんでした。これから技術が洗練されれば、有名産地になるかもしれませんね。

こうしてお酒を浴びつついただきつつ、赤裸々な話をしつつ、女子会@ミャンマーの夜は更けていきました。明日はいよいよR社訪問の日。外国で頑張っている女性から活力をいただき、眠りにつきました。

【 DAY2】

~4:00AM 起床~

私は日本では毎朝5時半に起きているのですが、さすがに旅疲れで目覚ましが鳴るまで目が開きませんでした。

うとうとしながら荷造りをし、下に降りるとR社の社員が外で待っている。

~5:00AM 出発~

松浦「これからどこ行くの?」

R社スタッフ「ビャーポンにある支店を訪問し、実際にR社の製品を利用している顧客を訪問してもらう」

松浦「ビャーポンね。どこにあるの?」

R社スタッフ「ここ」


松浦「え、3時間・・・?」

道中、雨季ということもあり土の道路はぼっこぼこ。

サファリのような車の揺れ。ちゃっかりR社のスタッフはネックピローを持参している。

赤べこ(※東北地方の郷土玩具)のように縦横無尽に振り回される頭蓋骨を守る術なく、ぐわんぐわんと頭を振り乱しながら四時間。

三時間ゆーたやん・・・。

そしてようやくたどり着いた小さな村、ビャーポン。


電線が少し見えるので、やや開けた村のようです。


R社のビャーポン支店にお邪魔する。


皆さん男性。聞いたところによると遠方まで毎日通わなければいけないため、肉体労働として結構きつい部類らしい。ただ、最近入ったパワフルな女性がほかの男性を差し置いて驚異の営業成績を達成し、支店長にスピード出世したらしいです。その胆力、私も見習わなければ。

支店の前でみんなでパシャリ。もっとスタッフがいるのですが、ミャンマー人ははずかしがりが多く、カメラを向けると逃げる人が多かったです。


よし、じゃあ帰ろうと思ったところ、「出発するぞ!」

え? (衝撃の顧客訪問の後編へ続く)

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