コロナ禍以前よりリモートとフレックスの制度があったものの、
オフィスの居心地の良さと生活サイクルにより、私はあまり利用したことがなかった。
此度の長引くウイルスによって、自宅で勤務をすることとなり、生活は大きく変わった。
朝、世界のすべてに気を取られる子どもを急かして保育園に走り込み、
人混みに揉まれて辿り着く(というよりは流れ着く)六本木駅、
残り少ない体力を絞り出して作る夕食、自分が温まる余裕などない風呂、
HP-30の状態で茫然と見つめる散らかった部屋・・・
今思えばどうやって毎日切り盛りしていたんだろう。
出退勤の時間がなくなったこと、昼休みに夕食を作ってしまえること、
それにより夕飯のおかずが一品増えて、部屋は(前ほど)散らからなくなった。
バックオフィスチームやセキュリティチームのおかげで、業務は何一つ不便なく進められている。
コミニュケーションも質が変わり、Slackを通して今まで通り雑談もできる。
(でも、やっぱりみんなに会いたいけど)
育児中の時短勤務者にフレックスはあまり関係ないかも、と思っていたが、
使ってみるととても過ごしやすい。
何より、朝の子どもの「何かしら」に付き合えるのだ。
それは朝露に濡れる蜘蛛の巣の観察だったり、紫陽花に潜むヌメヌメした生物の発見だったり、
難解な靴紐を結ぶのを待つ時間だったり。
朝にしかない発見や挑戦を、急かすことなく味わってもらえる。
笑顔で報告してくる姿を見ると、これは森羅万象を全身で吸収している4歳児には必要な時間なのだと思う。
早朝や夜、フレックスに仕事を調整できるため、育児をしながらの業務も非常に進めやすい。
それぞれが各々の生活スタイルや事情の中で仕事をしていく中で、リモートとフレックスという働き方があること、またそれを不便なく実行できる環境はとてもありがたいと感じている。
そんな半年間。
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