本記事のようなメンバーインタビューの企画制作なども含めて、コパイロツトの広報活動/情報発信を担うチームをリードしているのが、平林悠子さんです。2017年に入社して以来、社内のさまざまなプロジェクトに参加し、活躍してきました。
現在もマルチに活動している平林さんに、今回はその働き方や仕事に対するスタンス、キャリアについてどのように考えているのかを、改めて聞いてみることにしました。
プロフィール
平林 悠子
2017年に入社し、バックオフィス業務や会社としての情報発信、組織内の環境整備などに従事。さまざまな社内プロジェクトに参画し、組織作りの一端を担っている。趣味は陶芸と中国語学習。
自分の意志や衝動に、素直に従っていた20代
—— コパイロツトに入社するまで、どんなキャリアを歩んでいたのでしょうか?
平林:20代の頃は、かなり自由に仕事を選択をしていました。通信制大学の事務局に勤めてみたり、IT関連の会社でWebサイト制作や更新の仕事をしたり。
かと思えば突然、陶芸にはまって(笑)。陶芸教室で仕事……というより、見習いとして過ごしていたこともあります。教室を手伝いながら陶芸の勉強をさせてもらって、週に3日は別の会社でWebサイト運用やチラシ作りの仕事をしていました。
ただ、4年間くらいその生活を続けている間、結果的にほぼ週7日で活動することになってしまい、体調を崩してしまったんです。そこから生活を立て直すために、制作会社に就職して仕事を絞ることにしました。それが31歳のときです。
—— その後、コパイロツトに転職しようと考えた理由を教えてください。
平林:前職ではECサイト運営のディレクターを2年ほど務めていたのですが、だんだんと、次はクライアント企業の仕事を支援する立場ではなく、自分が勤める会社組織内の仕事をしてみたいと思うようになりました。
いろいろな会社を探しているなかで、当時「ディレクターズ・ユニオン」として活動していたコパイロツトに興味を持ったんです。社内にディレクターとプロデューサーしかいなかった時代で、そのときちょうど出ていたのが広報職の求人でした。
広報の実務経験はありませんでしたが、今まで経験してきた事務やディレクションの仕事との共通項もあるだろうと思って応募し、採用してもらいました。
常に考えていた「自分にできる可能性のある仕事は何か?」
—— 現在、平林さんは情報発信や社内環境整備などを中心に、社内のさまざまなプロジェクトに携わっていますが、入社当初はどんな仕事からスタートしたのでしょうか?
平林:当時はメンバー数も12名ほどの小さな組織だったので、蓋を開けてみると一般的な広報の仕事ではなく、どちらかといえばバックオフィスの仕事がメインでした。最初にした仕事は、契約書の整理だったことを覚えています。情報発信の仕事に着手しはじめたのは、入社した1年後あたりからですね。
—— その部分の話だけ聞くと、最初の段階で「求人の内容(職種)と違う」と思ってしまう人もいそうですよね。今ならそんなことは起きないと思いますが……。
平林:まったく思わなかったわけではないです(笑)。でも私の場合はそもそも、広報職につきたかったわけではなかったので。
私は職種からキャリアを考えるのではなく、自分の今のスキルで何ができるのか、できる可能性がある仕事はなにかを常に考えていました。
だから社内で経験のない仕事を振られても、自分にできる仕事があるなら何でもやる、くらいのゆるい感覚を持っています。それは当時も今も変わらないかもしれません。
フルリモート勤務になり、働き方が自分にフィットした
—— 2017年の入社以降、現在に至るまで社内にはさまざまな変化がありました。特に印象に残っている時期、ターニングポイントはありますか?
平林:コロナ禍で全社フルリモート勤務に切り替わり、働く環境が大きく変わったことでしょうか。ひとり在宅で仕事する時間が増えたことで、一つひとつのことを掘り下げて考えたり、しっかりラーニングしたりと、じっくり仕事と向き合えるようになったんです。私にとっては、それがとても良い転機になりました。
—— 業務内容ではなく、働く環境の変化が大きかったのですね。
平林:ずっと、生活するように仕事をしていきたいと思っているんです。先にもお話したように、仕事内容は自分にできることなら何でも、というスタンスなので、そうなると大切なのは環境なんですよね。
かつて日々の生活をおろそかにして、体調を崩した経験もあるので、仕事に120%の力を注いで燃え尽きてしまうのではなく、マラソンのような働き方が理想だと思っています。暮らしの中に仕事があって、それを着実に営んでいくようなイメージですね。
コパイロツトという“安全な場作り”を続けていきたい
—— いろいろな会社や働き方を経験してきた平林さんが、コパイロツトを「離れない理由」は何でしょうか?
平林:コパイロツトが、自分にとって“安全な場所”になっているからだと思います。
—— 安全な場所、ですか?
平林:私はこだわりが強かったり、一つのことに納得するのに人よりも時間がかかったりするので、性格上、大人数が所属する組織や、ある程度一律の行動を求められる環境だと働きにくい感覚があります。
でもコパイロツトは、組織の規模感がまず自分と合っていて、人がもともと持っているでこぼこな部分を許容してくれる空気があると思っています。メンバー個々のスキルアップにもすごく協力的ですし、自分のアイデアを小さく試すことを止める人は誰もいません。
そうした要素の一つひとつから遊びや余白を感じられるので、私はコパイロツトという会社を“安全な場所”だと認識できているのだと思います。
—— 今後、この環境で取り組んでいきたいこと、チャレンジしたいことなどはありますか?
平林:最近になって、いま担当している情報発信の仕事や、環境整備やバックオフィスなどの仕事、他の社内業務もすべて合わせて、「組織作り(=場作り)」につながる取り組みとして捉えるようになりました。
コパイロツトは会社として、メンバーそれぞれが自律的に動けるチーム・組織作りを目指しているので、そのためにやるべきこと、必要なことはそれこそ無限に出てくるんですよね。
だからこれまでと同様に「自分にできることは何でもやる」という柔軟なスタンスを保持しつつ、コパイロツトという場作りを続けていきたいと思っています。
コパイロツトでは、メンバー一人ひとりが自分の強みを活かして働き、組織作りにも参加しています。
会社のビジョンを共有し、メンバーが自律的に動く。コパイロツトでは、どのメンバーも自分の強みを活かして働きながら、チーム・組織の一員として組織づくりの活動も行っています。
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