なにをやっているのか
リンナイ株式会社の製品開発・事業開発におけるパートナーとして、B&H・コパイロツトによる協働チームは、無水調理鍋「Leggiero(レジェロ)」の新製品開発、ブランド戦略、販売戦略、各種プロモーションツールをサポート、制作支援をしました。
採用管理システム「sonar ATS」などSaaS型のソフトウェアを提供しているThinkings株式会社。同社が全社をあげて取り組んだ、プロダクトのデータを全組織を横断して有効活用するための環境構築プロジェクトを、コパイロツト独自のプロジェクト推進メソッドProject Sprintの考えに基づき、サポートしました。
わたしたちは、コパイロツト=副操縦士として、さまざまなプロジェクトに取り組んでいるみなさまと共に走り、共に汗をかきながら、最適な形でプロジェクトが推進できるよう、支援を行っています。また、実践から得た知見をもとにさらなる探究を行い、常にベストなサービスを提供することを目指しています。
パートナーとしてチームに参加し一緒にプロジェクトを推進する、最適なチームづくりや環境構築のためのアドバイスをする、プロジェクト推進を円滑にするツールを導入する、などお客様との関わり方は多岐にわたります。
マーケティングをはじめとするデジタル化プロジェクト、既存事業からの拡張を行う新規事業プロジェクトなどの推進支援や、ナレッジマネジメントの導入支援を担当させていただくことが多いです。まっさらな状態のプロジェクトにおいて0→1で考え始める段階から参画するケースもあります。
わたしたちのプロジェクト推進支援のアプローチは主に3つあります。関わるプロジェクトに合わせて、柔軟にアプローチを変えながら、プロジェクト推進支援に取り組んでいます。
▼プロジェクト推進支援
コパイロツトのチームがお客様のプロジェクトに参加し、共に実務を行います。プロジェクト推進のためのノウハウを提供する他、複数の関係者や部門をつなぐ役割も果たします。
▼ナレッジを蓄積する環境づくり/プロセス改善
ナレッジ・マネジメントの手法をベースとし、ミーティングの進行やタスク管理方法の最適化など、プロジェクト推進のためのプロセス改善を支援します。
▼独自ナレッジ/クラウドツールの開発・提供
コパイロツトでは、実践に基づいた独自のメソッドを開発しています。最新のメソッドをプロジェクトに関わるすべての方に活用いただけるよう、一部をクラウドツールとして提供しています。
コパイロツトの「プロジェクト推進支援」を知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
https://blog.copilot.jp/entry/copilot-business-20230125
ミーティングを最適化することによりプロジェクトを推進するメソッド『Project Sprint』
https://projectsprint.org/
ミーティング活用クラウドサービス『SuperGoodMeetings』
https://supergoodmeetings.com/
なぜやるのか
メインオフィスの壁一面はホワイトボード。ホワイトボードを活用して整理することも多いです。
新たなプロジェクトが始まる際は、チームで協力して検討します。
わたしたちは、自分の能力を活かして楽しく働く人を増やしたいと考えています。わたしたちのみでなく、プロジェクトに関わる人がそれぞれの個性や能力を発揮して活躍できる環境を作りたいのです。
その一歩として、プロジェクトの推進を直接サポートすることに加え、わたしたちがこれまでの実践から生み出した知見を、メソッドやツールとして提供する活動をしています。
コパイロツトは2005年に創業した当初、「ディレクターズ・ユニオン」と名乗り、事業や商品のブランド開発、プロモーション、クリエイティブディレクションなどを手掛けていました。しかしさまざまなプロジェクトに携わるうち、進行役をディレクターひとりが務める手法の限界を感じるようになりました。そこからメンバー全員が自ら力を発揮できる環境を作るにはどうしたらいいか、模索がはじまりました。
創業から7年が経った頃、わたしたちは自分たちの仕事について「グッドチームビルディング・アンド・プロジェクトマネジメント」と表現するようになりました。ディレクターからプロジェクトマネージャー/ファシリテーターに役割を変え、「プロジェクトを成功に導くため、クライアントと共に考え、共に手を動かす会社」を目指しはじめます。
その後、プロジェクト推進に関する「形式知」を生み出すため、社内でナレッジ・ラボチームが誕生。2015 年には10年の実践知から導き出したナレッジを、「コンセンサスビルディング(合意形成) =コンビル」としてはじめてパッケージ化。独自メソッドの開発が着々と進められました。
そして2019年、公の場ではじめて、プロジェクト推進における独自メソッド「Project Sprint」を発表。一定の手応えを得て、2020年に「Project Sprint」version1.0をオープンソースとして初公開しました。また2021年には、初の自社サービスとなる「SuperGoodMeetings」正式版をリリース。実践と探究を繰り返しながら編んできた私たちのメソッドを、多くのプロジェクトチームで活用いただきたいと願っています。
昨今、組織の考え方の変化や、技術や文化のアップデートにより様々な働き方が現れ、プロジェクトという単位で業務を行うケースが増えてきています。さらに、そのプロジェクトでは、初期にたてた計画のままゴールするのではなく、状況に応じてアップデートしながら進めなければならないような複雑さが見られるようになりました。
もしそのようなプロジェクトが今後、ますます増えていくとしたら。
状況の変化をすばやくキャッチし、メンバーとオープンに議論を重ねながら、プロジェクトを推進していけるひとが、もっと必要になるとわたしたちは考えました。
プロジェクト推進の最適解を常に探したい。そして、その実践のなかで得られた経験を、誰もが使えるプロジェクト推進メソッドやサービスに昇華させ、プロジェクトを推進できる人を増やしたい。
私たちの取り組みによって、成功するプロジェクトが増え、自分自身の才能を十分に発揮し、いきいきと働く人であふれる社会の形成につながっていくのであれば、これほどうれしいことはありません。
どうやっているのか
リモート社内交流会も定期的に実施しています
ワークショップの発散フェーズで活躍する壁一面のホワイトボード
コパイロツトは個人を尊重し、個人のクリエイティビティが最大限に発揮できる環境を作るため、日々変化しています。
▼働き方について
1)個人の状況に合わせて働き方を選べます
コパイロツトでは個人の進みたい方向と会社の進む方向を照らし合わせながら、個人の希望に合わせて働き方を調整できます。実際にこのような働き方をしているメンバーがいます。
・大学院に通っているので週3日~週5日の勤務
・子育てがあるので時短かつリモートワークで勤務
・新潟、静岡、愛知からリモートワークで参加しつつ、必要なときに東京に移動して勤務
また現在はリモートワークを中心にプロジェクト推進支援を行っています。
南青山にオフィスもありますが、自宅も含めてその他の場所でもプロジェクトに合わせて最適な場所で活動できます。
2)自分の興味のあるプロジェクトに関われます
関わるプロジェクトを決める際には個人のできること、やりたいこと、興味のある分野など加味して相談のうえ決定します。ぜひ、ご自身の興味のある分野や、関わりたい分野などを教えてください。また好きなこと、やりたいことなども重要な要素になります。そのため、会社側に全部決めてほしい、と思うタイプのひとはコパイロツトにいると苦しく感じるかもしれません。
3)学ぶ意識のあるメンバーを会社が応援します
コパイロツトでは個人の学びたいという意欲を会社で応援したいと考えています。
個人がやってみたい!と声をあげたことに対しては基本的に支援する方向で調整することが多いです。
編集者育成講座やワークショップデザイン講座、毎月の英会話レッスンなど幅広いジャンルを支援しています。
▼組織について
1)フラットな組織を目指しています
コパイロツトのメンバーにはそれぞれ担当する役割はありますが、役職はありません。
ヒエラルキー型の組織ではなく、ティールやホラクラシーといった組織論を参照しながら、フラットな組織を目指して日々運営されています。また一人で動くよりも、チームで動くことが多く、互いにカバーしあう文化と関係性があります。
2)さまざまな業種を経験した多様性のあるメンバーがいます
コパイロツトには様々な職業を経験した人材が揃っており、チームで様々な目線をもてるような体制をつくっています。
コンサルタント、エンジニア、広報担当者、編集者、ファクトリーエンジニアなど多様な経験を持つメンバーがそろっているので、プロジェクト・プロダクトオーナーやリーダーの課題に対して、様々な視点からチームで解決できます。
▼入社後の流れ
また入社したメンバーがよりよいかたちでプロジェクトに参画できるよう、新しく加わったメンバーに対する2段階のメンター制度を取り入れています。
1)ファーストメンターによるサポート(入社から1か月間)
メンバー全員と1on1で話す機会を持つなど相互理解の期間としており、ファーストメンターがそれをサポートします。コパイロツトの制度や過ごし方などに対する理解を深め、今後どのようなプロジェクトに携わっていくかを検討していきます。
2)セカンドメンターによるサポート(2か月目〜3か月目)
進行中のプロジェクトに参画してもらい、同じプロジェクトの担当者がセカンドメンターとなってサポートします。主にOJTを通じてプロジェクト推進に関するスキルチェックを実施し、4か月目以降の活動方針を決定します。