はじめまして。クックパッドマートで流通オペレーションを担当している森山と申します。
今日は、この場をお借りして「音楽のことしか考えていなかった私が、なぜいまクックパッドマートで新たな食品流通のプラットフォームづくりに挑戦しているのか」をお伝えできればと思います。
子供の頃から音楽が好きで、ずっと本気だった
音楽が好きな子供で、中学生〜高校生は軽音部でした。
練習熱心だったと思いますが、音楽以外には興味がなく、意思決定を迫られたときは楽な方に進む子供でした。私立の学校だったので進路も考えずにエスカレーター式に大学へ入学。ところがいざ大学生になって、「このまま卒業して就職して自分は楽しいのだろうか?」と考えるようになり、好きなことをやりたいと思うようになりました。
そこで親に懇願し、音楽系の専門に入学。ここで楽器づくりを学ぶことにしました。
「楽器を作れるようになったら修理もできるよね!作る方でも修理でもいいよ!」と意気込んで専門学校に入りました。もちろん作るスキルはついたのですが、同時に音楽活動にのめり込んでしまい、結局楽器業界には進みませんでした。卒業後も就職せずしばらくは音楽活動を続行していました。好き放題やりすぎて、親には申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・。
音楽から離れてみると「仕事」が楽しくなった
その後、自分なりに奮闘し、音楽活動には終止符を打ちました。そうすると、自ずと時間も頭の中もだいぶ余裕が出てきました。
当時、音楽活動をしながらカスタマーサポートの仕事をしていたのですが、ちょうどこのタイミングで徐々に仕事を任せてもらえるようになりました。新人研修、業務改善施策の企画と実行、採用活動などに携わるようになりました。仕事が楽しいと感じたのはこのときが初めてだったかもしれません。
しかし同時に、カスタマーサポートで働いているだけではどうしても解決できないこともありました。中でも一番歯がゆかったのは、どんなに素晴らしいサポート対応をしても、サービス自体の改善にはつながっていなかったことでした。お問い合わせを蛇口から出る水と例えるなら、水を受けて正しい場所に流すことはできるけれど蛇口を止めることはできていない状況でした。
そんなときにサービス事業部への移籍の話をいただいて、サービス事業部付のカスタマーサポート担当者となりました。
エンジニアやデザイナーとともにサービスの根本改善ができる施策を打つチームを立ち上げ、改善をすすめていきました。この経験がとても楽しく、本質的だと感じたので、ユーザーの体験を良くする活動を深堀りしたいと考えるようになりました。
自分のできる範囲を拡張し、強い人材になりたくなった
ユーザー体験をよくする、と言ってもサービスの特性上どうしようもないこともあります。
また、これまでカスタマーサポートしか経験してこなかったので、自分のカバー領域をもっと広げたい気持ちもありました。長い期間悩んだ結果、転職を決意しました。
次の職場は、お花の定期便を運営しているスタートアップ企業でした。
転職の決め手は、泥臭く色々なことにチャレンジできる環境で成長したいと感じたためです。社員数一桁台、資金もリソースも限られた状態でまさに泥臭く広範囲な領域で、サービスの運営や展開に携わることができました。
その中で感じたことは、とにかく流通が難しいということ。
生鮮食品もそうですが、前職での商材であった花はとくに繊細で、すぐに傷んでしまいます。
どうしたら「注文したものが届く」当たり前のことが実現できるのだろうか?と配送方法を変えたり梱包資材を変えたりしていくうちに、徐々に流通に興味を持つようになりました。
そして、クックパッドマートとの出会い
クックパッドマートのことはWantedlyを眺めていたときに知りました。
近くのマートステーションに生鮮食品が届き、それが自分のタイミングで取りにいける仕組みはおもしろいし、ユーザー目線で便利そうだと素直に興味がわきました。
前職も自宅に物が届くサービスを提供しており、その中で流通の難しさを常に感じていたと同時に、流通という分野に興味があったため、エントリーしました。
他にも内定をいただいた企業さんはありましたが、サービスの目新しさに惹かれた点と選考の中で評価していただいたポイントに腹落ちしたためマートにジョインすることを決めました。
実際にクックパッドマートで働いてみて
レシピサービスの柔らかいイメージから、大企業っぽい保守的な方が多いのかな、と勝手に想像しながら入社しましたが、全く逆でした。
大胆な意思決定が日々行われて、どんどんサービスが変わっていきます。
現在は流通をメインにオペレーションの組み立てや運用を主に担当しています。
リアルに物が動くサービスなので、ちょっとしたミスや不具合でもお客様のもとに商品が届かなくなってしまいます。また、生鮮食品なので配送時の取扱には細心の注意を払わないといけません。
「頼んだものが届く」という当たり前のことを効率的にできるように改善していきます。今後はもっと仕組みを作れる人になりたいので精進します!
そんな私は、こんな人と働きたい。
クックパッドマートは販売者さん・ステーション設置場所の提供者さん・運送会社さんなどステークホルダーが多く、それぞれの領域ごとにチームがわかれています。
しかしどれか一つの領域だけで完結できることはほとんどなく、多くは領域をまたいで解決していきます。
スピード感を持ちつつも俯瞰して最適解を見つけ出せる、そんな素敵な方と一緒に働きたいです。