ダイニー、飲食店に特化した決済サービス「ダイニーキャッシュレス」を提供開始
株式会社ダイニーのプレスリリース(2024年9月19日 15時00分)ダイニー、飲食店に特化した決済サービス「ダイニーキャッシュレス」を提供開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000043056.html
ダイニーは、2024年9月26日に累計74.6億円の資金調達を発表いたしました。前回の調達から約3年が経ち、多額の調達ができる会社に成長できたこと、まずは関係者の皆さまに感謝申し上げます。
この資金調達のタイミングで、ダイニーのこれからについてをより詳しくお伝えしたいと思い、部署ごとのインタビューの連載を始めます。
本記事では連載の「vol.0」として、ダイニーのこれからについてまとめました。
ダイニーが挑戦している外食産業は実はかなり大きく、市場規模は25兆円、日本のGDPの5%を占めています。
こちらの数字だけを見るとイメージが湧きづらいかもしれませんが、自動車、医療、建設などに並ぶ市場規模であり、国家の屋台骨になっているといっても過言ではありません。日常生活を振り返ってみても、日々友人と楽しい時間を過ごしたり、恋人とドキドキする空間を過ごしたり、時にはハラハラする業務上の交渉を行ったりと、飲食店は常に私たちの生活の一部にあります。また星付きレストランのランキング上位5都市のうち3都市が日本であることや、観光客が日本を訪れる理由の大半は日本食が目的であるなど、世界からの日本“食”の評価は大変高く、日本の経済を大きく動かしてくれるコンテンツです。
そう考えてみると、外食産業がどれほど私たちの生活に大きな影響を与えるものかは言うまでもないかと思います。
しかし一方で、外食産業に対する世の中からの評価を見てみると、まだまだ立場が弱いのが現状です。飲食店経営者の方々は与信が低く満足に融資を受けることが出来なかったり、法人カードの審査が通らなかったりと、主に金銭面で苦労することが多いです。また飲食従事者の方々も、賃金が低かったり、飲食店で働いているという理由だけで家を借りることが困難だったりします。店内オペレーションにおいても、業務上必要なサービスが無数に存在し、全てが連携されておらず、情報を集めるだけでも多大なコストがかかってしまうなど、課題は山積みです。
そんな、本来評価されるべき・誇るべき日本の外食産業を根幹から変えるために挑戦をしているのが、私たちダイニーです。
ダイニーがこれまで提供してきたサービスは、モバイルオーダー・POSレジ・CRM(顧客管理システム)です。しかしダイニーが叶えたいのは、ただ飲食店の「人件費を削減できる」や「注文を取ることを楽にしたい」のような目先の小さな課題解決ではなく、前述した通りこれからの外食産業全体を変えることです。ダイニーが飲食店に関わるすべてのサービスを置換し、そこから得られた“膨大なデータ”を活用することで、飲食店・飲食店経営者・飲食店で働く人々への「金融的信用」の提供を実現していきます。現状の日本の飲食を取り巻く環境は、「利益率が低い」「給料が低い」「廃業率が高い」など、決して良い状態とは言えません。このような業界構造を打破するためには、飲食店や労働者個人など、まずは小さな単位で信用を創出する必要があります。飲食店に特化し、飲食店に必要なプロダクトを網羅的に提供していくダイニーがその挑戦をしなければ、日本の外食産業はずっとアップデートされないままになってしまいます。
ダイニーにしかできない外食産業のアップデート第1弾として、飲食店のお金の入口(飲食店にお金が入ってくるタイミング)にあたる“売上”のデータ化、つまり決済の領域に進出することを9月19日に発表しました。
さらに今後は、卸業者への材料費の支払い・店舗家賃の支払い・人件費の支払いなど、出口(飲食店からお金が出ていくタイミング)におけるお金の流れを滑らかにするプロダクトも展開していく予定です。例えば、飲食店で働く従業員の評価のデータをもとに、非常に優秀なスタッフに対しては向こう2週間分の給与を前払いする、などです。お金の動きが滑らかになることで、外食産業全体がもっと豊かに、もっと盛り上がっていく未来がくると思っています。「不変だった外食産業をダイニーが変えなければならない」という使命感は、CEOの山田やCTOの大友をはじめ、ダイニーメンバー全員が強く持っています。
改めてにはなりますが、ダイニーは9月26日に累計74.6億円の資金調達をしたことを発表しました。
資金調達のプレスリリースはこちら
資金調達の詳細は、CEO真央さんのnoteをチェック
Bessemer Venture Partners、Hillhouse Investment Managementの2社がリードインベスターとなり、今回の調達を達成することが出来ました。
グローバル投資家からの調達の裏側はこちら
ここまで色々と話してきましたが、最後にダイニーの現在地についてとお願いです。「ダイニーって今登山何合目まできましたか?」というような質問を最近よく受けるのですが、CEOの山田は「まだ山に登る日の前日に家でパッキングをしている段階です」と回答し、質問者の方を度々驚かせています(笑)。ダイニーが実現したい未来に対してのダイニーの現在地でいうと、“まだスタートラインにも立っていない位置”ということです。良いスタートダッシュを切るには、まだまだ仲間が必要です。ダイニーが描く未来の実現のためには、あなたの力が必要です。ダイニーで、外食産業の未来を変えましょう!
この記事をここまで読んでいただき、ダイニーに少しでも興味を持っていただけた方、ぜひカジュアル面談やイベントにご参加いただき、より詳しいダイニーについてのお話を聞いていただけると嬉しいです。
次回以降の連載もお楽しみに!