最近流行りの高還元SESの仕組みについて

数年前から高還元SESが増えてきていますよね。

単価の65％がお給料、というのが大体マックスの還元率のようです。

すごく良い仕組みだなと思っていたのですが（これから不景気が来ると思うので単価が下がった時にお給料も下がってしまいそうですがそこを考慮しなければ）最近このシステムで働いている人何人かにお給料聞いたら安くてびっくりしてしまいました。

聞くと商流が深くて中間マージンを随分抜かれているようなんです。

弊社は私が営業出身で20年近くあらゆる分野（開発、インフラ、その他）の良顧客を開拓し続けてきので、上場している元請企業様中心に取引しているのですが、弊社であればお客さんと月額80万で契約するようなエンジニアを50～60万で契約している事もあるようなんです

弊社は単価80万であれば月給55万くらいですが、単価50万で契約してしまっている高還元SESだとお給料は32万になってしまうんですよね、、、

仕方ないことなんですが、仕組み的にエンジニアに高いお給料を払っていると優秀な営業を雇用するお金がないんです、なので商流が深い案件ばかりになってしまう訳です。

これから不景気になると商流が深い会社は必ず淘汰されていく（リーマンショックの時もそうでした）し、そうなってから営業強化しても今度は不景気ですから大手はどこも会ってさえくれませんのでより厳しい状況に置かれるかもしれませんね。

ちなみに大手SIer様は派遣免許がない会社とはほぼ取引してくれません。
営業の最前線で働いていた私はその事を肌身にしみて分かっていたので設立2年目にはすぐに派遣を取りました。
そこからは大手さんを中心に取引させて頂いており、今年に入ってから一部上場企業（プライム）と3社新たにお取引を開始させて頂いており、今後も拡大していきます。

商流が深いと、高いお金を出している元請さんから、現場に入ったエンジニアが自分のお給料より全然上のレベルの作業を求められたり、時にはきつく怒られたりしがちです。

弊社では、そういった事も含めあらゆる面できちんとしたお客様とお付き合いさせて頂く事が最終的にエンジニアの為になると強く思いながら日々営業させて頂いております。