こんにちは!株式会社RGBサリヴァンの山口です♪
いよいよ迎えた合宿当日!
準備段階でも様々な学びと発見の機会を得て、期待と準備を胸に
「参加する生徒が何か一つでも自分にとってプラスになる収穫をしてくれますように」と願いを込めながら改善を続けたプログラムは、果たして生徒の成長を促すことができたのか。
感動の【合宿当日編】をどうぞお楽しみください✨
ついに始まった合宿!1日目のプログラムをご紹介♪
10:15 合宿初めの集会
サリヴァンの合宿では、まずマインドセットから行うのが定番です。全員がただ合宿に参加するだけではなく、前提となる意識を整えるためにもマインドセットを行う集会を大切にしています。
今回の合宿のテーマは「ワクワクは探しに行かないと見つからない」
ただ待っているだけでは、自分の心が踊るような瞬間や、本当に夢中になれるものには出会えません。だからこそ、「自分から一歩踏み出して探しに行くこと」 が大切です。
このテーマを合宿初日に生徒全員に伝え、次のように話しました。
「この1泊2日をただの合宿で終わらせるのではなく、自分が心から楽しいと思えること、ワクワクできる瞬間を探しながら1泊2日の合宿を楽しんでね!」
ワクワクは決して誰かから与えられるものではなく、自分自身が行動することで生まれます。この合宿を通じて、自分らしいワクワクを探し、仲間たちと共有することで、かけがえのない経験を積んでほしいと願っています。そんな思いを胸に、どんな場面でも、「これだ!」と思う感覚を大切にして、全力で楽しんでほしいと思います!
10:30‐17:30 講座中・・・(もちろん間にお昼休憩等を挟みながら☕🍚)
さあ、いよいよ最初の講座へ。
今回は生徒が希望する受験形式(一般受験or特別型選抜)に合わせて2つのグループを作成し、それぞれ異なる内容の講座を受講できる形にしました。
私は主に特別型選抜の利用を考えている生徒のチーム(ふみだすチーム)に混ざっていたのですが、皆想像をはるかに超えて活発にワークに取り組んでくれました。
「ワークを始めてください」と担当講師が言った瞬間から教室中で盛り上がる声が聞こえてきました!
最初のワークはヒーローインタビューというものだったんですが、筆箱をマイクに見立てノリノリでインタビュアー役を行っている生徒もいました(*^▽^*)
一般受験コースでは、英語や数学を中心にテーマを絞って演習を実施しました!1つの問題に対して、一人で黙々と向き合うのではなく、皆で一緒に協力して解く形式としました。チームプレーなので互いに習ってきた知識を使いながら、時には意見を出し合ったりして密度の高い演習となりました。
当初は行くことを迷っていた生徒の1人が、問われた問題に対してスラスラと自信満々に答えている姿が見え、「これまであまり表に出てきていなかったけど、実はこんな力を秘めている子だったんだ!」ととても感動しました。
17:40 映画鑑賞会
夕食前の2時間は一般受験コースとふみだすコースの生徒が合流し、『プラダを着た悪魔』の映画鑑賞をしました。映画から学べることが多く、特にこの作品から学ぶことはサリヴァンでの仕事に活かせるため、社内にもファンが多いです。今回生徒たちにも非日常の世界に没入してもらうために、スタッフでお菓子も調達しました。まさに気分は映画館です(笑)
とは言うものの、ただ映画を見るだけで終わるのはもったいないので、「どんな人に成功するチャンスが巡ってくるか、映画を見て考えましょう」という課題を映画鑑賞会の前に設定しました。みんな食い入るように画面を見てましたね!
21:30 探求アクティビティ
この日の最後は「5年後の社会で働く上で必要になる力は何か、グループで討論し発表する」というワークを行いました。
午前中にグループディスカッションのコツを学び、映画鑑賞で仕事の本質を学んだ生徒たちが活発に議論を交わしていきます。当初は「合宿に行きたくない」と言っていた生徒たちが楽しそうに議論していて嬉しくなりました。講座の内容はレベルの高い受験対ですし、夜も遅い時間なのに全然苦じゃなさそうな生徒たちを見て、「努力より夢中」って、こういうことなんだと実感しました。
23:00 就寝
一通りのプログラムが終わり、勉強から解放された生徒たち。心地よい疲労感のまま就寝か…と思いきや、
なんとほとんどの生徒が夢中になってハードワークし始めました!!
講座が終わった後は各自で好きなように時間を使えるよう設定していたのですが、火が付いた生徒が自主的に英語や数学など自分がやりたい勉強をし始めました。生徒たちの熱いパワーに心を打たれ、思わず私も日本史の指導に力が入りました。
変化の2日目!
果たして生徒は自分だけの「ワクワク」を見つけることができたのか?!
9:00‐14:20 講座中・・・(間にお昼休憩をはさみながら♪)
2日目も1日目同様、一般受験チームとふみだすチームの2グループに分けて講座を行いました。
ふみだすチームが行う2日目最初の課題は「自分達をとある企業の社員だと想定し、新規参入する業界を決め、そこで提供する新たなサービスについてチームで発表する」というもの。難易度が高いテーマですが、一度火のついた生徒たちの勢いは止まりません🔥
1日目で学んだことを活かしながら、チームの全員が会話に参加しやすいよう適宜相槌を打ったりしてチームのメンバーが話しやすい雰囲気を各々が作り出しました。実は1日目の昼・夜ともに課題を行うチームのメンバーを変えているのですが、誰とでも熱く語り合っている生徒たち。これってかなりすごいことですよね!
そうして議論した結果、とあるグループはこんな発表をしてくれました。
「僕たちは福祉・ウェルネスの業界に参入し、ベイマックスを作りたいと考えています!」
高校生の自由な発想って本当に面白いな~、これ実現するかもしれないな~!と未来への可能性を感じ、発表を聞いているスタッフ一同、ワクワクが止まらなかったです!
発表が終わった後は、前日の映画鑑賞会で見た『プラダを着た悪魔』の英語要約文を読んで問題に答えるという英語講座に取り組みました。特別型選抜と一般受験の2つの刃を研いでもらうため、英語力も鍛えてもらいましたよ!
初めての演習講座デビュー
合宿2日目では私も極極小規模にはなりますが、日本史担当フェローとして演習の時間をいただけました!!!
これまで生徒向けに講座を実施した経験がなかったので、うまく説明できるかな…とか、やっていて意味のある内容になっているだろうか…といろいろ不安もありました。ただ入社してからずっと挑戦してみたかったことの一つでもあったので、喜びの気持ちの方が勝りましたね!いざ始めてみると、演習講座に夢中になっていた自分がいました。
この講座は私が一方向に演習を行うだけでなく、早く演習を終えた生徒に講師役を任せました。このシカケで生徒の学ぶ意欲に火がつき、休み時間も生徒たちが自主的に問題を出し合って演習内容を復習していました!!!この講座を通じて少しでも日本史、延いては学びを楽しいと感じてくれたことがものすごく嬉しかったです。
15:20‐合宿を経て。ヒーローの旅の始まり。
合宿の締めくくりのワークとして、生徒にヒーローズジャーニーを書いてもらいました。
「これから卒業までの自分」の姿を想像するのは難しかったようですが、合宿が変化の後押しになったようで「合宿での自分」を詳しく書いていた生徒が多かったです。
(ヒーローズジャーニーとは、物語論の一種で、主人公が日常から非日常の世界に突入するサイクルで最大の試練を乗り越え、宝を持って再び日常へ帰還する通過儀礼の物語の構造のことを指します)
これから生徒たちは受験という大きな挑戦を乗り越えるために、非日常の世界へ進んでいくことでしょう。今後何度も壁にぶつかるであろう生徒を支えながら、ヒーローへと成長する道のりを見守っていきたいなと、私自身も改めて思えたワークでした。
合宿を終えて
結論、とてもいい形で合宿を終えることができました。
合宿前の出来事から運営を進める上で不安もありましたが、ポテンシャルを秘めている生徒が多く、普段の生活では気づけなかった生徒たちの一面を知れたことに大きな喜びを感じました。そして生徒一人一人の可能性を大いに引き出していくという点で、今回合宿で講義をしてくれたサリヴァンの先輩スタッフに対して感謝と憧れの気持ちを抱きました。また、個人的にも運営リーダーをやり切った達成感を得ることができました。
生徒たちも初めはどこか仕方なく参加しているような雰囲気で、興味が薄そうに話を聞いている様子でした。しかし、プログラムが進むにつれて、少しずつ表情が変わっていきました。目がキラキラと輝き始め、笑顔が増え、仲間との会話も弾むようになっていく様子がとても印象的でした。
さらに、合宿後に書いてもらった感想では、多くの生徒が「またやりたい!」「次の合宿が楽しみ!」といったポジティブなコメントを寄せてくれました。最初の消極的な姿勢から、やがて心を開き、自ら楽しむ姿勢へと変わっていったそのプロセスに、大きな感動を覚えました。
中でもいちばん嬉しかったのは、最後まで合宿を行き渋っていた生徒が合宿終了後に「校内塾に入りたいです!」と言ってくれたことです。入塾してからの成長が今からとても楽しみです♪
この変化こそが、合宿を開催する意義であり、生徒たちが成長する瞬間を間近で感じられる喜びでもあります。合宿を通じて得た経験と感動が、これからの彼らの原動力となっていくことを心から願っています。