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blenderでバケタンを作ってみた

どこぞにも書かれてある通り、バケモノは2023年8月で10周年を迎えます。

10周年。
キリも良く、大きな節目です。
10周年記念だから、と枕詞を付ければ大抵の企画だって許されそうです。

何か10周年っぽいことやりたいな~と思った私は、バケタンの立体オブジェを作ろうと思い立ちました。

今時らしく3Dプリンタで作ったらいいのかな……
3Dプリンタで作るための3Dデータを用意しなきゃいけないんだな……
……そういえば3Dってどういう風に作られるの?

という思考過程を経て、私は3Dモデリングのできる無料ソフトblenderを学んでみることにしました。

一旦バケタンのオブジェのことは忘れて、blender初心者講座を動画で見ながら毎日1-2時間ちまちま練習すること9日ほど。

blenderぺーぺー初心者が作ったバケタンがこちらです。

まあなんとかバケタンっぽい感じにはなったかな~と。
周囲からは目のハイライトの無さが怖いと評判でしたが、作り始めはどうあがいてもバケタンのパチモン感がすごかっただけに、最終的にはかわいい仕上がりに収まってくれて私的にはよかったです。
(下からライトが当たっているのも怖いと思わせる要因なんだろうか……)

とはいえ、これは3Dプリンタ用の3Dデータとしては多分使えません。
使えなくはないだろうけど、多分データの修正や機械のエラーが発生すると思います。
実際にこれが立体に再現されたとしても、理想通りに安定して立つかどうかも分かりません。
見かけ上はこの足の付け位置(前寄り)が可愛らしくきまりますが、現実世界では絶対に転びます。

最終的に画像データ(イラスト素材)として使えれば良いのか、
アニメーションとして動かしたいのか、
立体として現実世界に召喚したいのか……。
最終目標に応じて求められるレベルが違うのは分かってはいましたが、実際にblenderでその入り口に触れてみて、改めて感じました。

いやー実はこのバケタン、正面から見るとなんてことないと思うんですが、斜め上から見下ろすと、実は口の端先が体の表面にびみょ~にくっついてないんですよね!!!
360度全方向から見ても破綻がないってすごいですよね~!わはは!!!

それはそうと、blenderはすごいです。
モデリングはちょっと練習がいるんですが、ちょっと設定の数値をいじるだけで質感を金属っぽくしたり、ガラスっぽくしたり、ライトの設定に応じて影が自動で付いたり、ふさふさな毛が生えてるようにできたり……その他諸々。いやすごい。

絵を描けない人間としては、あっという間にいろんな表現ができるのは感動ものです。
これを自分の手で描こうものなら、何か月・何年かかることか……。

まだまだblenderは練習中ですが、もう少し物体を作ることに慣れてきたら次はアニメーションにも手を出してみたいなと思ってます。

とりあえずの目下の目標は、うちのイラスト事業部EMONOを担っているMちゃんからお願いされてる「子グマ団長」をモデリングしてあげることです!

最後のスリッパツーリングは、アニメーションにしてあげたいなあ……。

ちなみに、バケタンのオブジェは3Dプリンタではなく、立体の制作会社さんにお願いして作ってもらう予定です。

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