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商標・著作権・特許・意匠・ドメインネームなど、知的財産権全般にわたる世界中の出来事を集約。 注目すべき主なニュースをわかりやすい記事にまとめ、リリースいたします。
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こんにちは。株式会社マークアイの大塚です。
今回のストーリーは7月に東京と大阪で開催しました、中国代理人を招いた「中国法改正 と 侵害対応の現状」セミナーの様子をお届けします。
第1部:
全世界で法制度の異なる商標権は、企業のご担当者様が各国の法改正情報を細かく情報収集を行い、改正のポイントはどこなのか、を把握することは困難です。
今回は、法改正が予定されている中国において改正案とそのポイントを紹介することで、企業様の今後の対応の参考としていただくことを目的にセミナーを実施いたしました。
第2部:
中国では多くの模倣品や侵害が発見されています。
コロナ前とコロナ後で権利侵害の実態に変化があったのか、という観点で、企業様での権利侵害対策の参考としていただくべくセミナーを開催いたしました。
An, Tian Zhang & Partners事務所の田 暁東(Tian Xiaodong)先生に講師を努めて頂きました。
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、約4年ぶりの対面での開催となり30℃を超える中、東京・大阪ともに90名の参加となりました。
第1部 中国商標法改正のポイント
第2部 コロナ禍で権利侵害と対応はどう変わったか
1.中国商標法改正のポイント
中国では商標法の改正が発表されており、現在の原稿では全7章73条から10章101条に拡充され、多岐にわたって変更が予定されています。今回主な改正点である「悪意の出願への規制」「使用を目的としない出願や登録への規制」「権利濫用への規制」「行政執行の強化」について、詳細を説明頂きました。
2.コロナ禍で権利侵害と対応はどう変わったか
中国ではコロナ禍において、各都市封鎖に伴いオンラインでの流通が拡大したことにより、とあるECサイトでは不正出品の削除件数がコロナ以前の7倍になるなど、侵害の態様にも変化が起きています。コロナ禍、どのようなタイプの侵害が横行しているか、また妥当な対応策はどのようなものか、解説頂きました。
・いつも質が高く、最速で各国の情報を提供して貰っている。
・今後の中国での商標対策を考えるにあたりとても参考になった。
改めて、中国は多くの企業様が気にされている国であることを感じました。特に法改正については、詳細なご質問をいただく場面もあり注目度が高いのだと感じました。
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