丸信で広報ライターを担当している橋之口です。入社してようやく1年。「印刷会社」と知って入社したものの、「お客さまのお役立ち」というコンセプトから成る仕事が多いことに驚く毎日でした。
ここでは、パッケージ会社ならではの食品OEM事業と、OEM先を探されているお客さまの橋渡し役となるコンシェルジュ的なお仕事「OEMコーディネーター」についてご紹介します。
印刷会社ならではのOEM
ちょっと不思議に思われるかもしれませんが、印刷・包装資材を柱にしている当社には、食品製造OEM(相手先ブランド製造)の橋渡し役を担う部署があります。
なぜ、そのような仲介役をしているのかと言うと。主に食品業界向けに軟包材も含めたパッケージを取り扱う会社として、お取引先のお客さまから、「こんな商品を作りたいんだけど、どこかで製造できないものか…」というご相談が少なくありません。
例えば
「人気メニューを冷凍総菜として販売してみたいけど、冷凍技術がない」
「自慢のフルーツをスイーツにして販売したいな」
など商品開発の案はあっても、その先に進めないといったお客さまのお悩みがあります。
そういった案を聞いた営業担当者は、「その案、とてもいいですね!」と思うと同時に、後押しをしたい!商品化のお手伝いをしたい!と考えます。
帰社後、「製造してくれる会社をどうにか探せないだろうか」と社内の営業間で相談すると、お客さま繋がりで製造業者が見つかるといったこともあります。そういった経験を重ね、「お客さまの困りごとの解決」として、積極的にやってみようとスタートしたのが「食品開発OEMマッチング」です。
※OEMとは、Original Equipment Manufacturingの略語。ブランド側が依頼した商品をメーカー側が製造することです。大手スーパーやコンビニなどで以前から取り入れられている製造手法です。
専用サイトでさまざまな商品開発のきっかけづくり
当社では、2021年2月に専用サイトを立ち上げ、現在までに商品、サービスの登録数600種以上。掲載企業数は300社を有します。北は北海道から九州・沖縄まで日本全国の実績あるOEMメーカーが名を連ねており、食品開発をしたい企業と食品をOEM・受託製造をしている企業とを最短でマッチングするアイテムのひとつが当サイトです。
検索も、調味料やパン類、飲料に菓子など分野別からの検索に、魚類、肉類、焙煎やペースト加工といった「技術」からの検索、健康食品やアルコール、レトルトといった「業種別」など、目的に合った検索ができるので、「つくりたいもの」「探しているサービス」から依頼できる企業を簡単に検索できる仕組みです。
例えば、養鶏場の経営者が、「プリンを作りたい!」と、思われているなら、「プリン」と、キーワードを入力し検索するだけで、製造可能な企業がピックアップされます。
また、検索にヒットしない場合でも専用のお問合せフォームも開設していますので、お気軽なご相談も承っています。
▼食品OEM総合情報サイトはコチラ
https://shokuhin-oem.jp/
商品開発のお役立ちコンシェルジュ
おかげさまで、多くのご相談を受けるようになり気づいたのは、直接、お客さまの思いをくみ取りたいということでした。
直接お話しを伺えれば、どのような商品を、どのような形で販売したいのかが分かります。また、内容を聞き取るだけでなく、その商品の魅力が知れれば、よりお客さまに寄り添った形で依頼先を見つけられると考えました。さらに、新しい商品の開発が決まれば、当然ながら資材やパッケージの案件も発生するので、新商品の特性に合わせた最適な提案ができます。
そこで、新たに立ち上げたのがOEM専門の電話窓口コンシェルジュ「OEMコーディネーター」です。
アポインターとの違いは、電話を受けるだけでなく、依頼先を見つけるまでが仕事。
イメージは、老舗ホテルのコンシェルジュです。丁寧にお客さまのご要望に対応する「食品開発の総合的なお世話役」です。
もし、依頼先が見つからなかったとしても、お客さまの気持ちに寄り添い、丁寧な対応が出来ていれば、きっとまた、何かの時にお役立てる。
そういった見えない思いを大事にしながら、新しい商品開発に貢献できるお仕事です。
縁と縁を結ぶコンシェルジュ。人気商品の足がかかりになるかもしれない、魅力ある職種だと思います。
★現在、人材を募集しております。
『製造委託企業と食品メーカーをつなぎ、世の中に商品を送りだす影の立役者!』
テレフォンコンシェルジュ募集内容の詳細はこちら▼
https://www.maru-sin.co.jp/recruiting/html_1911/tel-con.htm