健康なしの幸福などありえない。丸信が本気で目指す「健康経営」とは。
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先日のWEB会議で「健康経営を目指す」と社内に宣言しました。
社員が500名を超えれば、病気になる方、ケガをする方、メンタルの不調を訴える方、そして、お亡くなりになられる方だって当然一定数います。一年を通して結婚や出産という嬉しい報告も沢山受けるが、残念ながら社員さんの様々な悲しい、辛い報告も入ってくるのです。
企業目的は「全従業員の物心両面の幸福の追求」というのは多くの企業様が謳っておられますが、「心」は「身」でもあります。健康なしの幸福などあろうはずがありません。経営者として、これまでのように健康はあくまで個人の問題だと無関心ではダメだと判断しました。
さらに、幸福の為だけでもありません。自分が体調不良の時を考えてみれば生産性が著しく低下しているのは自明です。加えて、入院等による長期離脱、最悪は離職となれば、人のやり繰りに労力を割かねばなりませんし、カバーしてくれる社員さんの残業時間の増加や新規採用による採用コストや研修コストまでが発生するのです。
つまり社員さんの心身の健康は生産性やコストに直結する重要な経営課題だと言えます。社員さんの健康に対するより積極的な関与は実は重要な戦略なのです。
健康と一言で言っても、大きく分けると「身体的な健康」と「心の健康」に分けられると思います。そしてさらに、身体的健康であるためには「病気をしないこと」と「怪我をしないこと」に分けられると思います。
「病気をしない」為の大きなテーマとしては「食事・飲酒」「運動」「禁煙」「健診」等が挙げられると思います。「怪我をしない」為のテーマとしては「労働災害」「通勤」「社用車の運転」等が挙げられ、「心の健康」の為のテーマとしては「セクハラ・パワハラ」「長時間労働」「カウンセリング」などが企業が取り組むべきテーマかと思います。このそれぞれに担当を決めて細かに手を打っていくことにしました。
さらに健康経営の担当役員として2名を配置し、この問題への取組みの本気度を示しました。健康経営を専門としている団体にもコンサルを依頼し、短期的、長期的に「健康経営」に取り組んでいきます。
既に健康診断で再検査の判定が出た人への月内強制受診や社有車での喫煙禁止と禁煙プログラムの受診補助などすぐに出来る事からスタートしています。もちろん会社側も社有車への衝突防止自動ブレーキの搭載など投資も行っています。今後も様々な取り組みで全従業員の健康づくりをサポートしていきます。
私個人もまずはコロナ禍で少し増えてしまった自分の体重を元に戻します。(運動は毎日しているのですが、出張、会合、工場を回ることもなくなり、日常の中での基礎的な運動量が落ちています)アフターコロナで健康経営を前面に出す際に社長が肥満では話になりません(^-^;