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地方の印刷会社が「リモート飲み会」を開催した狙いと、そこで実感したリモートの醍醐味

こんにちは、広報の田中です! 今年2月を最後に中止されていた会社の飲み会が、“リモート飲み会”と言うかたちで、復活しました。世間的には“今更感”もあるかもしれませんが、、、福岡県久留米市の地方にある印刷会社としては、画期的な出来事だと思っています。

今回は、そのリモート飲み会の様子や感想についてレポートします。

■酒造会社の支援を目的に“復活”飲み会

従来のリアル飲み会は、会社方針で現在も中止の状態。リモート飲み会は、一部、部門単位や仲の良い社員同士で勝手に行われていましたが、オフィシャルな飲み会としては実に7カ月ぶり。

なぜ、リモート飲み会を開催したのか。理由は一つ。お取引いただくお客様を支援するためです。お客様の支援、つまり商品を購入することです。

福岡県久留米市は、日本三大酒処でも知られていて、当社にラベルやパッケージをご依頼いただいている酒蔵も多数いらっしゃいます。しかし、このコロナ禍で軒並みお酒の売上は激減。飲食店向けに卸している酒蔵も多く、中には5割減、6割減といったところも。

そこで、今回のリモート飲み会は「お客様応援企画」と銘打って、社内の飲み会を通じてお客様の商品を購入し、少しでも支援できる仕組みにしました。

今回は第一弾として、当社からもっとも近い場所に構えている老舗酒蔵の「日本酒」が対象。参加者には定価の半額で購入してもらいました。

参加したのは社長をはじめとする経営陣、各部門長や全国各地の拠点から、新卒まで総勢43人。多くは日本酒好きだと思われますが、中には「なんだか面白そうだから」という理由で参加してみた社員も。

逆に「日本酒は苦手」という人や「今回は様子見」等の理由で不参加となった社員も当然いるので、支援するお酒の種類を変えながら、第二段、第三弾も積極的に企画していきたいところです。

ちなみに、私は日本酒大好き。「純米吟醸」または「純米大吟醸」のどちらかを選ぶように言われたので、、、結局、2本とも購入してしました(笑)

■予定変更いきなりビンゴ大会スタート

さて、リモート飲み会はというと、日頃、営業会議や社内MTGで使用している使い慣れたZOOMを利用。とは言え、いつもは1人の発表者プレゼンに対して、その他、大勢が聴講する、というシンプルな使い方にとどまっていました。

40人以上の飲み会となると、この使い方では盛り上がりに欠けそう。

と言うことで、ZOOMの「ブレイクアウトルーム機能」を使って、5~6名ずつのグループに分けて、40分単位で区切って歓談してもらうことに。

ただ、振り分けには時間がかかるらしく、予定変更で、いきなりビンゴ大会スタート。あれ!?いちばん盛り上がるやつを、最初に持ってきて大丈夫?となりましたが、なんせ初の試みなので、そこは暖かく見守ります。

「オレ、リーチ!」「わたし、ビンゴです!」と声が上がりはじめました。でも、もはや本当にビンゴかどうか、カードを確かめる面倒なことはできず。←幹事(営業課長)1人なので手が回っていない、、、。 自己申告で次々と当選者が決まっていきましたが、やっぱり、みんなビンゴ大好き、予想通りの盛り上がりとなりました。

ちなみに、ビンゴ番号は、幹事が1人で引いて、自分で引いた番号をPCカメラに向かって提示すると言う、リアルで見ると、なんともシュールな画だったので記念にパシャッ。

ただ、残念なことに、リモートなので、その場で賞品を受け取ることはできず。当選者が実感するのは後日となりそうです。

■ブレイクアウトルーム機能でグループ分け

「ブレイクアウトルーム機能」による、グループ分けが始まりました。これが、噂で聞いていたグループ分け機能、初めて見ました。というか、43人を1人ずつチェックを入れて大変そうだけど、これしか方法ないのかな?

ところで、私自身は入社して1年と社歴が浅く、また、500名が働く会社は、多くの部門や全国拠点があるので、こうした飲み会の席でお話するのが初めて人も多いはず。

仕事上よく接するけど飲み会の席は初めての人、名前は知っているけど会ったことない人も、もちろんいます。特に、遠方に住む営業所の社員とゆっくり話せるのは貴重な時間です。

で、私が分けられたグループに「参加」してみると、そこにいたのは、、、社長、新卒3人、そして本社営業社員。あれ!? ほぼ全員、この日の仕事で何らかの会話をした人(^^;

何か意図があってのグループ分けらしいけど、幹事の意はくめず、、、。でもお酒も入っているので結局、盛り上がります\(^0^)/ 話している人だけでなく、動画やWebサイトを共有したり、みんなの反応を見られるのも楽しい!

予め設定された制限時間が近づくと、残り秒数がカウントされ始め、突然、プツッとグループ解散されるのは、リモートならでは終わり方。ここはご愛敬。

この後、また別のグループ分けが行われ、そこでは関東の営業社員や工場勤務の社員、事務員さんなどと一緒になり、まもなく新築する話や、飼っているワンちゃんの姿を見られたり、プライベートな一面が覗けました。

■自宅の様子やペット、趣味も見せられる

一般的に、飲み会の良さは、仕事とは関係のないプライベートな話や、意外な一面を聞けることで、親近感や共感が生まれ、仕事上における人間関係にも良い影響が出ること。リモート飲み会では、さらに、これに加えて、参加者の自宅の様子や先述の通りペットなどを見られるのも面白い。

いきなり肩にインコを乗せたまま登場した女性社員(写真)やトイプードルを我が子以上に可愛がる関東の男性社員(写真)がその象徴でした。たった、これだけでネタにされるのを見て、リモート飲み会の醍醐味を垣間見ました。私も次回は、頭の上にハムスターを乗せて登場してみたいと思います。

そして、もう一つ、リモート飲み会に実際に参加してみて、いちばん良かったのは、素顔が、見・え・る!

会社ではマスク姿での会話がルール化されていますが、リモートなら三密回避できているので、多くの参加者が顔出しOK。以前は当たり前だったお互いの顔を見て話すということが、コロナ禍では特別なことになっています。

こんな些細な喜びを感じられたのも、リモート飲み会での発見でした。

もともと社内では、ZOOMやハングアウトなどのオンライン会議ツールを、在宅ワークやMTG等で多用しているので、抵抗のある人は少なかったようです。

これを機にリモート飲み会にハマった人は結構いるかもしれません。あ、ちなみに、私は、日本酒以外、ビールも焼酎も、ワインも、何でも大丈夫で~す。皆勤賞、間違いなさそう。

これからは、酒造会社さんだけでなく、食品メーカーや飲食店などの支援も兼ねた企画を、実現していきたいです。

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