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「実は、営業が苦手だったんです。だからこそ自社のシステムに頼って、効率的に営業を進める方法を見つけました」。
そう語るのは、営業部カスタマーサクセス課のマネージャーを務める長尾さん。
学生時代は営業とは真逆の思考で、エンジニアのキャリアへと歩を進めるも、今では営業部にて50社以上のクライアントをサポートし、管理職にまで登り詰めました。そんな彼女に、営業としての実績を残せた理由やサービスの強み、会社の雰囲気などについてお話いただきます。
長尾さん / 営業部 カスタマーサクセスグループ マネージャー
大学では文学部哲学科で様々な哲学を学び、サークル活動では音楽に没頭。多様な思想や文化に触れながらも、対人コミュニケーションの苦手意識からデスクワークであるエンジニア職を志望。その後一転して現在は営業マネージャーとして、大企業や公的機関など予算が大きいクライアントを複数社担当し、プロジェクトの成功をサポートしている。
文系卒の開発職から、一転してカスタマーサクセスの道へ
ーーまず、簡単に自己紹介をお願いします。
長尾です。大学では文学部で哲学を専攻していたんですが、もともと数学や開発にも興味があって、当時はプログラミングの仕事をしたいと思っていました。
実は、当時はあまりコミュニケーションが得意ではなく…。接客のアルバイトもしていたんですが、苦手意識は持っていました。そこで、エンジニアならパソコンと向き合って仕事ができるし、自分に合っているかも、と思っていたんです。ちょっとネガティブな理由ですね(笑)
それ以外は、特別に研究に打ち込んでいたわけでもなく、音楽サークルでバンド活動をしたり、好きな音楽を聴いたりと、平凡ながらも充実した学生生活だったように思います。
ーー数あるデスクワークの中で、なぜ開発職に興味を持ったのですか?
手に職というか、「将来の仕事にも活かせる具体的なスキルを身につけられる」と感じたからです。これからの仕事選びにも役立ちそうだと思っていましたし、体力が落ちても続けられる仕事というイメージがありました。結果的に、今は全然プログラミングはしていないんですけどね(笑)
ーーでは、ネクプロへの入社から現在に至るまでの経緯を教えてください。
新卒で関連会社のインフォニック株式会社に入社し、東京で勤務していました。その後、ネクプロに出向していた上司の業務を引き継ぐ形で、ネクプロに転籍しました。
インフォニックはネクプロと同様、業務コンサルやシステム開発を手がける会社です。当時はクライアント一社一社に対してフルスクラッチでサービスを提供しており、私の担当もシステムの保守のようなポジションでした。
新卒入社時は転籍の話はありませんでしたが、結婚を機に東京から関西に戻りたいと考えており、ネクプロではリモートで仕事ができるという話もあったので、転籍の話はネクプロにもインフォニックにも私にも親和性が高いと感じたため、転籍することにしました。
現在はネクプロでカスタマーサクセスを担当しています。
ーー入社当時の社内の雰囲気や環境はいかがでしたか?
ネクプロはまだ立ち上げ期で、インフォニックのオフィス内にあるテーブル一つで稼働していて、人が少なく、こぢんまりしていましたね。当時の代表と数名が作業をしているくらいでした。リモートで働いている方も数名いました。
先輩達はみんな優しく、雰囲気としてすごく良いところだと当時から感じていました。
ーーまさにベンチャーという感じですね。
そうですね。最初の方は、それこそ代表のマンションの一室に集まって、みんなで仕事してた、みたいな話をよく聞いてましたね。私はその時代にはまだいなかったんですけど、みんなが「少し前はこうだったよね〜」と近くで話していました。
営業への苦手意識を自社製品で攻略
ーーそれでは、現在のお仕事内容についてお聞かせください。
現在は営業部カスタマーサクセス課に所属し、約60アカウントを担当しています。数としては特別多い訳ではありませんが、私は主に大企業や公的機関を担当することが多く、月額料金も高いクライアントのシステム活用をサポートしています。
ーーサポートとは具体的にどのような内容でしょうか。
単純なシステムの使用支援というよりは、例えば他のシステムと連携した追加の開発をサポートしたり、イベントの企画から実行までのマネジメント支援をしたりと、プロジェクトベースの案件が多いですね。
ただ、最近はクライアント毎の個別の開発対応を減らし、自社の標準機能をもっと活用していただきたいという方針にシフトしているので、業務量としては導入支援に傾いています。
ーー実際に、自社サービスの強みを感じられる場面はありましたか?
コロナ禍以降、たくさんの競合システムが出てきましたが、当社はそれより以前から大手クライアントからのフィードバックを元に様々な機能を作り上げてきたので、機能の充実度は他社に負けないと思っています。
「あ、こんなこともできるんだ」って気づくことは私自身感じることがよくありますね。痒いところに手が届くシステムだと思っています。
ーーやはりこういったオンラインのツールは、現代での需要を感じられますか?
今はそう思います。ただ、実は、働き始めた当初はあまりピンときていなかったんですよ(笑)
当時の代表から「このシステムが将来的にどれだけ営業マンやマーケターを救って、社会に貢献するのか」と熱く語られていたんですけど、正直最初は「そうなんだ」と思うくらいで(笑)何もわかっていない私に対して、すごく熱心に説明してくれて、「良い会社だな〜」とは感じていました。
でも、本当に実感が湧いたのはコロナ禍で私自身が営業をやらなければならなくなった時ですね。
冒頭でお話した通り、コミュニケーションに苦手意識を持っていたので、営業は正直あまりやりたくなかったんです。何度も打ち合わせをするのもやはり大変でしたし…。
そこで、一度ウェビナーをセットして、「これを見てください」と自社のシステムを使って、ウェビナーを通じてお客様にプレゼンを見てもらうようにしたんです。その結果、1回のセッションで20名ほどが参加してくださり、チャットを通じて質疑応答も行えました。
まるで自分の代わりにシステムが営業を進めているような感覚で、他の業務をしている間にも営業が回っている状態でした。この自動化のおかげで、営業担当を急いで採用することなく、効率よく進められました。これは本当に、ネクプロに救われた瞬間でした。
その経験から、営業をする立場になって初めて「ネクプロって本当にありがたいな」と強く感じましたね。
私自身が直接動かなくても、システムが営業を代わりにしてくれるというのは大きな強みだと思います。
厳しい時代でもありましたが、実際に「ネクプロがネクプロに救われていた」ような側面はあったように感じています。
ーー素晴らしい体験ですね。何か当時から印象に残っているエピソードや実績はありますか?
私自身が特別優れた営業スキルを持っているというわけではないんですが、営業として特に印象深いのは、ウェビナーを通じて、当社のクライアント数が数社から400社に増えたことです。もちろん、すべてを私が一人で成し遂げたわけではなく、チーム全体の努力の成果でもありますが、営業としての成果の一つとして捉えています。
このままの勢いで、上場を目指す日々
ーー元々は対人のお仕事に苦手意識があったとのことですが、仕事で大切にしていることはありますか?
リモートワークのメンバーも多い中で、社内のコミュニケーションも非常に重要だと思っています。
特に文字だけのやりとりだと「怒ってるのかな」「態度悪いな」と誤解が生じることもあるので、必要に応じてミーティングを設定して、直接対話するように心がけています。
お互いにストレスを感じることがないように、依頼の仕方や伝え方にも注意を払っていますね。言い方やタイミングは、やっぱり気を付けた方が良いなって思います。
ーー立ち上げ期から比較して、現在の社内の雰囲気はいかがですか?
変わらず賑やかですよ。関西出身の人が多いからなのか、どこか面白い空気感は漂っていますね(笑)
ただ、毎日飲みに行ったりとか、全員で遊びに行ったりとかではなく、趣味が合う人同士が一緒に過ごすことが多いですね。程よい距離感だと思います。
ーー最後に、長尾さんは今のネクプロのフェーズについてどう捉えていますか?楽しみにしていることはありますか。
社内は、まだバタバタしています(笑)体制や環境など整っていないところもありますが、それが逆に「今からなんでも作れる」という面白さに繋がっています。そういうのが好きな人にはすごく合う環境ですね。
これまで私も、会社が変化する様々なフェーズに立ち会ってきましたが、今が一番濃いです。入社してから今まで、ずっと「今が一番濃い」と感じています。
私自身、このままの勢いで上場を目指して走っていきたいと考えています。全員で一緒に走っているネクプロに少しでも興味を持った方は是非一度話を聞きにきていただければと思います。