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その道路必要ですか?業務紹介②-道路の整備効果分析-

こんにちは、株式会社サンビームです。

前回の交通量推計に続き、交通システム部のお仕事をご紹介します。


交通量推計により将来の交通状況を予測した後、得られた様々な指標を使って検討目的に応じた分析や評価を行います。

分析方法として代表的なものは以下のとおりです。


◆交差点方向別交通量

・利用経路の情報などから直進車、右折車、左折車の交通量を算出します。

・信号機の青時間や右折車専用レーン(信号)の必要性、横断歩行者の安全性などの分析に活用することが多い指標です。


◆交通流動分析

・利用経路の情報を集計して自動車の流れを視覚的に表現します。

・高速道路やバイパス道路など比較的広域的な自動車の動きを確認する際に活用することが多い指標です。



◆OD内訳分析

・道路の全利用交通のうち、ある地域間の交通が占める台数を算出します。

・交通流動分析と併せて確認し、バイパス道路整備時に地域内交通と地域外(通過)交通の分散が図られているかなどを確認する際に活用することが多い指標です。


◆費用対効果分析(B/C)

・投資する費用に対して得られる整備効果(便益)の比を算出します。

・近年、できる限り少ない投資(費用)で大きな効果(便益)が得られるように事業を進めることが重要視されていることから、国をはじめ各都道府県でも活用することが多い指標です。



渋滞を改善したい、事故を減らしたい、市街地を利用する大型車を減らしたい・・・など、目標とする改善点によって分析方法や評価方法を使い分ける必要があります。

また、道路整備により着目箇所では改善が見られるものの、他の道路で新たな問題が発生することも十分考えられますので、広い視野での分析が必要です。

分析の結果から、より良い案や改善案を考察してシミュレーションを繰り返すことで、その道路事業での最適案を提案していきます。


自身が提案した未来の道路網で、多くの方が「便利になった」と思ってもらえたら・・・

そんなことを考えながらPC画面と睨めっこする日々を送ってます(笑)





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