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【社員インタビュー】大学時代にビジコンで最優秀賞を受賞した彼女が、入社半年で得た“確かな成長実感”とは

株式会社JAPAN DOT QUESTは、グループ会社にて多店舗展開する飲食事業のマーケティングナレッジをもとに観光業をはじめとしたインバウンドマーケティングを支援するベンチャーです。実店舗の運営を通じて実施するテストマーケティングを経て、費用対効果の高い施策を提案しクライアントからの信頼を集めています。

この記事では、高校・大学にて課題解決力を養い、大学在学中にはビジネスコンテストで最優秀賞に輝いた中村にインタビュー。プレゼンスキルを高く評価されたコンテストでの自信を胸に、現在はフロント担当兼ディレクターとして活躍する中村が、入社半年間で感じた自身の成長や当社の魅力をご紹介します。


中村 有里 / フロント・ディレクター

2024年4月入社。学生時代は学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校にてPBL(Project Based Learning:問題解決型学習。生徒が自ら問題を見つけ、解決する能力を身に付ける学習方法)で学び、進学した桃山学院大学ではビジネスデザイン学部に在籍し同様のスタイルで学ぶ。在学中には「5G X Impact -ビジネスアイデアコンテスト2022-」の学生部門で最優秀賞を受賞。受賞時にも評価されたプレゼンスキルを活かし、当社ではフロントとしてクライアントとの商談のほか、社内メンバーや業務委託メンバーとの調整やディレクションをつとめる。

課題解決スキルを磨き、学生時代にビジネスコンテストで最優秀賞を掴み取る

ーー中村さんは、高校・大学でPBL(問題解決型学習)に取り組む環境で学ばれていました。PBLに興味をお持ちだったんですか?

元々じっと座って学ぶ教育にあまり価値を見出せなかったんです。グループワークでのディスカッションを通じて問題解決を目指して取り組むなど「将来の役に立つ実践的な学びを得たい」と考えていましたし、人と関わるおもしろさを見つけられる環境で学びたい思いがありました。

高校では、各授業に大手企業を始めとしたクライアントがついており、「売上向上のための施策を提案する」「新規事業を行う上での課題の提示と改善の提案を行う」など、クライアントのリアルな課題解決に取り組んでいました。授業期間は3ヶ月で、、グループで提案し合って試行を重ね、企業担当者にプレゼンする流れです。プレゼンは中間発表と最終発表の2回で、中間発表時には質疑応答やフィードバックをいただいて改善し、より課題解決につながるプランを企画します。なかには実際に活用されたプランもあり、高校の段階で貴重な経験を積むことができました。

ーー大学ではビジネスデザイン学部に進まれました。こちらは、いかがでしたか。

当時は学部が開設してまだ2年目でしたので、学生も意見やアイディアをより積極的に発信できました。大学も高校と同様にPBLでの講義で、グループワークが中心です。言葉遣いなど相手への配慮を大切にしながら、協力してスケジュールどおりに物事を進めていくプロセスは、今振り返ると本当に社会人に必要な学びだったと思います。ビジネスデザイン学部には協調性を重視する仲間が多く、建設的に物事を進めていく経験を積むことができ、期待通りでした。

大学内では、街づくりに取り組む学内団体を立ち上げた友人がおり、キャンパス近くにある飲食店を盛り上げようと協力してお弁当を販売したり、ビジネスプランコンテストに参加したりとさまざまな活動を経験しました。成果の一つとして「5G X Impact -ビジネスアイデアコンテスト2022-」の学生部門で最優秀賞を受賞できたことは、本当に良い経験でしたね。

ーー素晴らしいです。コンテストではどんなプレゼンをしたんですか?

私は「絶対に盛れるポートレート」をプレゼンしました。具体的には、iPhoneで写真を撮影したらAIが感知し、一番綺麗にスタイルよく見える写真が自動的に撮れるアプリです。審査員の方々からは、特にプレゼンの仕方や質疑応答を高く評価していただいたようです。他の学生もレベルが高かったため、受賞した瞬間は驚きが大きかったですが、徐々に実感と嬉しさが込み上げてきたことを今でも覚えています。

ーーかけがえのない経験ですね。コンテストには個人で参加したとのことですが、何か理由があったんですか?

私は高校・大学と、主に仲間と協力して成果物を作っていましたので「自分の能力はどのくらいあるのか?」と、とても気になっていました。ビジネスコンテストを通じて、私という人間がどのように評価されるのかを知りたかったんです。

ただ、1人で進める以上、どうしても主観的になりがちなので、プランを共有してフィードバックをもらう相手は慎重に選びました。フィードバックをいただきながら、コンテストでの質問を想定した回答を複数考えたり、あえて質問されるポイントを作ったり、興味を抱いてもらえるポイントを設けたりと、周囲に相談しながら具体的な対応を準備できたことが功を奏したのだと思います。

▼中村さんが参加したビジネスコンテストに関して

公益財団法人 大阪産業局 ソフト産業プラザ TEQS「5GxImpact ビジネスアイデアコンテスト:ファイナル開催!」

5GxImpact ビジネスアイデアコンテスト:ファイナル開催!
テックスで実施した 5GxImpact ビジネスアイデアコンテスト:ファイナル開催! のレポートを掲載しております。
https://teqs.jp/report/5gximpact2022final.php

 THE 桃大人 - 桃大生インタビューサイト

THE 桃大人 - 桃大生インタビューサイト
個性溢れる桃大生の活躍や魅力を在学生から卒業生まで多くの学生にインタビューを行い本人たちの生の声で紹介します!
https://www.andrew.ac.jp/interview/article/130.html

“フラットで主体的にチャレンジできる”社風に、強い魅力を感じた

ーー当社に興味を持ったきっかけは?

裁量を持って主体的に動ける環境を望んでいたので、就職もスタートアップを検討していました。その中で、私は大学2年から現在JAPAN DOT QUESTのグループ会社である株式会社SAYでアルバイトをしており、同じ店舗で働いていた福山を通じて、JAPAN DOT QUESTでインバウンドマーケティングに携わるディレクタ―ポジションの話をいただいたんです。

少数精鋭のスタートアップという環境で裁量をもって仕事ができ、かつ今後ニーズが高まるインバウンドマーケティングの事業に注力している。私はマーケティングに強い興味がありましたし、とても魅力的なお話でした。

ーー数あるスタートアップの中でも、当社に心が動いたんですね。

事業や職種、ポジションに魅力を感じたことは確かですが、もう一点当社のカルチャーが私にとってフィットしていたことも大きかったですね。私は人間関係を大切にして提案しながら物事に取り組みたい思いが強く、根性論のようにただ押し切ることで乗り越えようとするような環境は望んでいませんでした。

その点、当社は仲間を大切にしており、風通しの良い社風でした。そして、年齢や性別など関係なく、私を個人として対等に扱ってくれる姿勢を面接の際に感じて「ここなら大丈夫だ」と入社を決めました。入社後、実際にみなさんとても物腰が柔らかくて。分からないことはどれだけ質問しても、嫌な顔をせずにしっかりと答えてくれます。

ーー中村さんの業務内容を教えてください。

フロントとしてクライアントに当社のサービスをご紹介したり、商談で課題をヒアリングして提案したりと外に出る機会が多いですね。クライアントの状況やニーズは異なるので、ヒアリング内容を踏まえて提案する施策を検討し、クロージングまで担います。

ご契約後はディレクターとして、必要な人材などのリソースを揃えてスケジュールを組み、社内外とコミュニケーションをとりながら業務を進めます。業務の進捗を常に追いながら施策を進め、クライアントからご要望がある場合は、メニューや販促物のデザインを考えたり、新店舗のネーミングを考えたり、商品を提案したりとコンサルのように動くこともあります。幅広く業務を担いながら、学ぶ日々ですね。

ーーインバウンドマーケティングに欠かせない、インフルエンサーなどのアサインはどのように進めていますか。

まず、クライアントとの商談で「どのようなターゲット層にリーチしたいか」「どの日程が可能か」といったニーズを詳しくヒアリングし、それに基づいて、キャスティング・スケジュール調整等を行います。

インフルエンサーとのやり取りなどについては、ネイティブの言語スキルを持つ外国人スタッフが中心となって対応します。そのため、クライアントからのヒアリング内容などを社内の外国人スタッフに共有してディレクションしながら進めています。

インフルエンサーのアサイン以外にも、Googleマップの多言語対応やインバウンドに伝わりやすい店舗メニューの翻訳など、クライアントのニーズに応じて様々なインバウンドマーケティング施策に取り組んでいます。

信頼関係を胸に、クライアントのニーズに伴走

ーーフロントやディレクターとして仕事を進めるうえで、学生時代の経験は役立っていますか?

関係を築き、ディスカッションを重ね、行動するという一連のサイクルを学生時代に経験できていたので、その点は業務に役立っていますね。

もっとも、現在担当中のクライアントは経営陣から引き継いだ企業が多く、すでに良好な関係を築けている状態でしたが、そのうえで、プレゼンスキルを活かして提案する……つまり、相手に物事を伝えて心を動かしていくことは、私の強みと言えるかもしれません。

ーー2024年4月に入社し、半年ほどが経ちました。業務で難しさを感じている点はありますか。

クライアントに寄り添い、ニーズをくみとって提案し、クロージングまで進める営業としてのコミュニケーションスキルは、まだ経験不足だと感じています。私自身のキャラクターを前に出し、学生時代とは異なる「営業」という立場での関係値を築き上げていくことが今の課題ですね。

ただ、難しい反面、そこがこの仕事の魅力でもあると感じています。

COOの形部から引き継いだクライアントが新たな店舗を出すことになり、その新店舗の運用も私が担当することになりました。担当として日々奔走していた時、クライアントから「ぜひ、新店舗にご飯を食べにきてください」と誘っていただき、店舗に訪れた際に「日本人しか来てなかったところにインバウンドが来てくれるようになって単月1000万程上がりました!いつもありがとうございます!」と、直接お話しただけたことが心から嬉しかったですね。

営業として、慣れないながらもクライアントとの関係値を築いてきた結果だと思っています。社会人1年目にして、とても貴重な経験を得られました。

ーー施策を検討し、提案する際に感じる当社の強みは何でしょうか?

自社運営の飲食店におけるテストマーケティングを実施し、提案や施策に役立つノウハウを蓄積できている点です。テスト中の施策の効果をリアルタイムに確認しながら、クライアント向けの施策に活かすことができています。

1番の魅力は“協調性のかたまり”!?

ーー入社から半年間で、中村さんが「ここは成長した」と思う部分はありますか?

物事に対する考え方や視点が大きく変わったと感じています。業務に必要な知識を学ぶ時間があり、役立つ書籍を教えてもらうなど、常に成長できる環境が整っています。日々の業務を通して学んだことを即座にアウトプットする機会も多く、ゼロから施策を提案し続けることで、自分自身が大きく成長できたと実感しています。

印象的な学びは、木下からずっと言われ続けている「定数で動かせないものを考えるより、変数を考えよう」ということですね。多角的に物事を考える視点を身につけつつ、提案に活かせていると思います。

ーーJAPAN DOT QUESTのミッション・ビジョン・バリューで惹かれた点がありましたら、教えてください。

ミッションの「日本から世界へ。心を動かす物語と体験を届け、すべての人の幸福度をぶち上げる」でしょうか。とてもインパクトがありますし、面白みもあって惹かれましたね。また、“心を動かす物語と体験を届ける”という文脈から当社は「物事に対して価値を追求する会社」だと私は思っています。

実際に、ただ売上向上を目指すというより、「自分たちが提供できる価値は何か」を常に探求し、考え続けることを徹底しています。

ミッション・ビジョン・バリューを体現しながら、オーバーツーリズムなどの課題に対して、当社が発揮できる価値を探求し考え続けたいです。

ーー今後、当社で叶えたい目標をお伺いできればと思います。

常に必要とされ続ける人材であり続けることですね。まずは自分で1から案件を獲得して、主体的に案件を進めていけるようになりたいです。また、私は学ぶことが好きなので、インプットしながらそれをしっかりとアウトプットできる環境で成長し、自身の価値を提供したいと思います。そして、面白そうなことにどんどんチャレンジしていきたい。新しいことに挑戦して、いろいろな経験を積んでいける人間になれたらと思っています。

あとは、新卒1年目が言うのはおこがましいかもしれませんが……経営陣が組織づくりやテストマーケティングについてもっと時間を割けるようにもしたいですね。現状は、経営陣が実務部分も兼任しており、組織づくりやテストマーケティングにフルコミットできていない状態です。自分が主体となって、経営陣のサポートなくディレクターが動ける仕組みづくりができたらと考えています。JAPAN DOT QUESTがよりよい組織になるように、活躍の場を広げたいですね。

ーー最後に、中村さんはどのような人と一緒に働きたいですか?

よく笑う人がいいですね(笑)。コミュニケーションを大切にして、ポジティブな関係を築きたい人に合っていると思います。経営陣やメンバーは“協調性のかたまり”と言えるくらい思いやりに溢れた方が多く、互いがとても近い環境だからこそ、一人ひとりの活躍が評価されやすく、なにかつまづいた際にも適切なフィードバックをいただいています。

実際に、経営陣は多忙のなかでも「中村さんのおかげでめっちゃ商談がうまくいったよ」「あの案件、いい感じで進んでいるやん」と連絡をいただけますし、うまくいかなかったことがあったときには「それは自分の魅力なんだし、もったいないから前向きにとらえたほうがいい」など、ポジティブに捉えられるように伝えてくれます。

当社は若い世代が多く、外国人スタッフも活躍しているため、コミュニケーションがとりやすいフラットな環境です。発言しやすい社風なので、大人しい人や人と話すことがあまり得意ではない人も、元気をもらえる場所だと思っています。


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