はじめての「社内リモート」

彌榮自動車では採用に関しては2021年卒からリモートを導入していて、今は研修会などでもリモートを使った配信に取り組んでいます。ということで今回は社内行事で「リモートを入れてみた」というお話です。

彌榮自動車では毎年2回「優良乗務員褒章（通称：社長賞）」を行っています。これは半期ごとに「月間営業成績が上位」であることに加え「無事故・無違反」、そして「接客マナーにおける問題がない」乗務社員のみなさんを表彰するものです。

前回の令和2年度上期（7月）の優良乗務員褒章は新型コロナウイルス感染症で密を避けることを目的に、表彰式は行われず、各営業センターで所長から表彰状と金一封が渡されました。

そして2021年1月、令和2年度下期「優良乗務員褒章」の季節がやってきました。

今回も「表彰式はない」と考えていたある日のこと、一本の内線電話がかかってきました。そして「社長賞ですがリモートでしますし、（いっぱいリモートしてるし、今回担当者になってもらいます）よろしくお願いします」というものでした。「えっ？」と聞きなおし私に総務の担当者は「『社長（鬼滅の社長です、気になる方は「ストーリー『まさかの... 「鬼滅」にはまったトップのウイットに富んだメッセージ』をご覧ください）もそうしようか』とおっしゃってますので、よろしく」と。

社長から出たまさかの「リモート」、どう成功させようかと各々が動き出しました。そして「今までリモートいっぱいしているから」という理由でスタッフになった私も気が気ではありません。

そして迎えたリハーサルの日、「何してるんや？」と登場したのは、まさかの社長本人。「えぇぇぇぇぇっ！！！」と一同驚いている中「リハーサルに参加してええか？」ということで、まさかの飛び入り参加。

リハーサルに飛び入り参加した粂田社長（手前）

まさかのまさか、画面の向こうから「いきなり社長」の光景に、各営業センターで参加してた運行管理者が驚いたのは言うまでもありませんでしたが、緊張感が勝ったのか逆にスムーズに進んでいきました。

そして当日、本社と各営業センターを繋いで表彰式が始まりました。

担当するスタッフは「何が何でも失敗しないように...」と「大変なるプレッシャー」のなか、社長と各表彰対象者が各々表彰状を受け取り、言葉を交わしながら和やかに進んできます。

そして最後に粂田社長から各営業センターで出席している受賞者にメッセージが寄せられました。

みなさん今回は社長賞（優良乗務員褒章）を受賞されましたこと、誠におめでとうございます。コロナ禍により人と人との移動が大きく制約され、営業環境が厳しさを増しているなか、このように優秀な営業成績をあげられ、かつ無事故・無違反であれれることに感謝申し上げます。いつもであればみなさんに「おめでとう」の言葉を送りますが、今回はそれよりもみなさんに「尊敬の念」を送ります。このような状況下ですが、みなさん体に気を付けて頑張ってください。

今回初めていちばん近いところで社長賞を見ていましたが、日頃従業員のことを考えていることは見聞きしているものの、改めて「（従業員のことを）尊敬する」って言葉が自分だったら出るだろうか、と思うくらい驚いたととともに背筋が伸びる思いでした。なんといっても彌榮自動車900名、ヤサカグループ3,700名のトップです、その社長から出る言葉は重いと同時に「改めて前を向いて頑張らないと」と思うものでした。

ということで、今回も少々しっかりとした話になりましたが、彌榮自動車らしさがお伝え出来たかなぁ...と思います。

次回こそは少々ほっこりとする話題を届けられたらと思います！　みなさま、よろしくお願いいたします。