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スタッフインタビューvol:3         「ありのままの自分を出して、自分らしく生きていく背中を見せていく」探究学舎講師・菊池航平

三鷹での通塾授業「探究ウィークリー」を中心に、講師として毎回子どもたちが夢中になる授業を届けている菊池航平さん。「これが自分のやりたい事だ!」と思って飛び込んだ菊池さんが、どうやって講師になっていったのか?授業において子どもたちに対する思いや大切にしている考えを聞きました。

▼プロフィール
菊池航平(きくち こうへい) 愛称"こーへー/ゴリへー"
教室長・講師・授業制作を担当
自分の『好き』や『得意』は「子どもと関わること」だった。 教育実習を通して教師の仕事にやりがいを感じる。その一方で、子ども達を『管理』しようとする現場に違和感も。 自分なりの答えを探して、留学したり休学したり。 そんな時に出会ったのが探究学舎。 めちゃめちゃ楽しそうに学んでいく子ども達。そこには「自分らしく生きること」を大切にする場があった。 社会じゃ当たり前な事も、「本当にそうなの?」と自分達なりの答えを探す探究学舎の大人達。 そんな文化に心惹かれ、今に到る。

■自己紹介と探究学舎との出会い

〜自己紹介をお願いします!

菊池航平といいます。2022年の新卒で入社しましたがアルバイト・インターン含めると働き始めて約6年程です。現在は教室事業での教室長と、講師や授業制作、講師の育成をしています。

僕のユニークな点としては、大学に7年在籍した事です。休学してインターンに2年、留学に1年。卒業してそのまま社会に出て働くということよりも、「心から自分がこれだ!」と思えることに出会って仕事したいと思い、時間をかけました。海外へ行ったりインターンしてみた結果選んだ仕事なので、探究学舎の仕事に対してやりがいを強く持ってやっています。

なるほど。そんなにも探究学舎に魅かれたのはどんなところですか?

探究学舎は唯一無二の場所だと思っています。その理由は2つで、
1つ目は一般的な勉強を教える場ではなく「子どもの意欲を引き出す」体験を作り出している点です。僕は子どもが好きで、"学校の勉強がつまらないと思っている子どもたちを変えたい"という思いで、教育の道へ行こうと決めました。そんなときに出会ったのが探究学舎で、探究学舎が授業で作り出している体験が、自分の思いと一致していることに魅力を感じたのです。
でも探究学舎の真の魅力はそこじゃないと思っていて、どうやって意欲を引き出しているのか?ここが2つ目の理由なんですが、そこに集う人達全員が「あなたは本当の本当はどうしたいの?」という心の奥底からの願いを大切にする会社の文化があるからこそと思っています。この2つに一番魅かれました。

■"探究学舎の講師"とはどのような存在なのか?

〜唯一無二の場所を作り出しているということですが、"探究学舎の講師"はいわゆる一般的な講師像とは違うのでしょうか?一言でいうとどういう存在ですか?

うーん、、、「変人」、かな笑
一言でまとめられないのが探究学舎の良さだと思っていて。
多様な人がいるから、多様な個性をもった子どもたちを際立たせられると思っています。そうした子ども達の個性を際立たせられるのが探究学舎の講師それぞれの個性。一部分に対して尖りまくっていて自分の"好き"に対してまっすぐで、「このテーマならこの人だよね」みたいなのがある。自分の好きをとことん突き詰めていける。それを子どもたちも喜んでくれて会社も大事にしてくれていると思います。

一般的な講師像との違いに関しては、学校や一般的な塾の講師の方は「社会の求めるゴールへいざなってくれる」存在だと思っていて。これも大事なことだと思います。一方探究学舎の講師は「より自分らしくこの社会で輝くにはどうすればいいのか」というのを見せていく。「あ、そういう生き方あるんだ」って子どもに思ってもらうロールモデルのような。
なので、ありのままの自分を出していくのが僕らにとっては大切で他とは違う部分だと思います。自分らしくいる背中を見せていくことで、「君は君らしく生きていっていいんだよ」という事を伝えていき、その結果、"自分の好きな事でこの社会をハッピーにできるんだよ"という事を感じてもらう。
これは表立って伝えている訳ではないですが常に持っている願いですね。
 
〜大人が自分らしくいること、その背中を見て子ども達が「そのままでいいんだ!」と思う。そんな体験がうまれているというのは、探究学舎らしさのひとつかもしれないですね。

〜もう一つ、探究学舎の特徴として"異年齢異学年が混ざって授業を受けている"という点がありますが、難しさや大事にしていることはありますか?

難しさはもちろんありますね。小1と小6の感じる面白さや理解度は違いますし。
そもそもなぜ、探究学舎は異学年でやっているのか?ということなんですが、僕は教室で作っているのは一つの社会だと思っていて。社会は年齢・文化・性別・人種が異なる人達が混ざって構成されています。社会へ、飛び込んでいくにあたり、子どものときに自分と同じ学年、近い思考をもった人だけとしか関わらないのは勿体無いと思うんです。自分と違う思考や発達段階の人に触れることで、その違いを楽しんだり影響しあったりしてほしい。それはこの社会を楽しく生きていくことや自分を活かしていく道に繋がっていくと思います。

ではそういった授業の場で講師は何をするのか?というと、学年や年齢関係なく、その子の一番心が動いた“美味しい”一瞬に気づき、それを切り取って場に出すこと。そしてその瞬間、その子らしさをみんなでいかに愛でて、味わえるようにするかをファシリテートしていきます。

その子だけが満足するのではなく、その周りにいる、聞いている子たちも同じように味わっていけるようにするのですね。

■どうやって講師になっていったのか

〜そんな探究学舎と出会って、どうやって講師になっていったのですか?

僕が初めて探究学舎の授業を見た時に「この講師をやるためにここで仕事をしたい!」と強く思い、まずアルバイトとして入りました。そのうち仲間がインターンを開始して、「え!インターンがあるのなら僕もやりたい!」と思ってインターンも始めました。基本は授業制作のお手伝いなのですが、その中で授業をやれるチャンスを常にうかがっていました。というのも当時はインターン制度も今ほど整っていなくて、講師になる道は明確にありませんでした。
ある時、インターンやアルバイトが授業制作に深く関わっている授業があって、「これなら深く制作に関わっているし、授業やっていいよ」となったんです。もう覚えていないけど、下手くそだったんだろうなと思います(苦笑)。でも、本気で、がむしゃらに、夢中でやっていて。誰よりも熱量は高かったと思います。
そういった経験を徐々に積んでいった結果、今こうして講師として立っていたり、講師見習いの方の指導などにも関わる事ができています。今はインターンでも講師の仕事に関わったり、講師練習の場なども整っているので「いい時代になったな〜」と思っています笑

〜インタビューの後編では、思い出の授業の話とその頃から大切にしている事、講師業と授業制作のつながり、また講師の育成体制やどんな方に立ってもらいたいかなどを話してもらいます。お楽しみに!

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